第89話 女豹団と彗狼旅団
◆ 女豹団 白豹 船上 ◆
青い海、雲一つない空を背景の真ん中に構える船。何か獣が牙を剥き出している斜めアングルのシルエットが描かれた帆。その船を白豹、豹牙、豹爪が正面から捉えている。
白豹の先頭に立つアマネさん、ランダ、メリッサ、そして数十人の団員。全方位どこから来ても対応できるように大砲の前でこちらでも数十人が待機している。
確かに物騒なマークが帆に描かれてはいるけどなんであれが敵船、と思っていたらもう始まっていた。敵船から放たれたのは大砲の弾じゃない、水柱だ。遠くにある敵船から一直線に白豹に向かってくる水柱は水圧のみで白豹を沈めようとしている。
水柱は白豹の船体に直撃して、大きく揺らした。それでもさすがは白豹、一撃じゃこの巨大船の壁を破る事は出来ない。でも連発されたらどうだろうか。
「なんだい、ありゃ。水属性魔法にしてもここまで届くもんかねぇ」
「アマネ姉貴! あっちはウィザードでも積んでいるようですが!」
「あんな水鉄砲なんか百発撃ったところで白豹は沈められないよ。いつも通り、牙と爪に先行させな」
「牙と爪ッッ! 食らいつけぇッッ!」
船上どころか、遠くの敵船にまで聴こえたんじゃないかと思えるほどのランダの声量。ボクも思わず、耳を塞ぐほどだった。
「リュ、リュアちゃん……。なんだか思ったよりすごいよ……」
「うん、ボクもこういう戦いは初めて見る」
邪魔にならないよう、ボク達はマストの陰に隠れている。
豹牙と豹爪はそれぞれ左右に大きく旋回するように敵船に接近を開始した。挟み撃ち、狙っているのは多分それだ。でも、うまくいくだろうか。白豹、豹牙、豹爪の3隻が敵船を三角形の真ん中に追い込む形になる。
これで相手に逃げ場はなくなった、状況だけ見ればこちらが有利だ。だけど相手の船は急に加速し、真っ直ぐ白豹目がけて突進してくる。船があんな速度で、急発進できるものなんだろうか。
「おっ……!」
「アマネ姉貴! 牙と爪が追いつきません!」
「なるほど、敵は優秀な水使いのようだね。海水があの敵船を押し出すように包み込んでいる。まずは大砲を発射させな」
「撃てぇぇぇぇぇぇぇ!」
正面に設置されている大砲だけでも相当な数だ。円に近い形の白豹の正面から放たれた大砲の雨は的確に敵船を捉える。でも思った通りだ、水の魔法であんな事が出来る奴がいるなら、大砲なんかじゃ止められない。
海水が盛り上がり、敵船の正面に壁を作る。大砲の玉は次々と水の壁に吸い込まれて、その威力を失った。それどころか水の壁はそのまま、津波みたいに白豹に接近してくる。
「あわわわ、このままじゃあの波に飲まれちゃう……」
「いや、ランダさんが何かやるみたいだ」
船の先端に立って津波を迎え撃つランダ。そして深呼吸をしたと思ったら、手の平を正面に突き出した。その動作から少し遅れて放たれる風圧。
衝撃波へと姿を変えた風圧は津波の勢いを殺すどころか、水泡になって散る。その様子はまさに爆散と呼ぶにふさわしく、白豹到達目前にして弱々しい海水となって海に返っていった。
「ふぅ、こんなところですかね」
「あんたの掌帝波、久しぶりに見たよ。また磨きがかかったんじゃないかい?」
「いやいや、アマネ姉貴ならあんなもん受けてもビクともしないでしょ。よし、そうこうしているうちに食らいついたようだね」
敵船の側面に激突する牙と爪の2隻。よく見ると2隻の先端が鉄のような金属で覆われている。そしてそれぞれ取り付けられている複数の尖端。それが敵船の船体に深く刺さっていて最初に宣言した通り、敵船の左右に食らいついていた。
「白豹がネックだと見抜いて突撃してくる馬鹿は多いけど、悪手なんだよねぇ。
ネックどころか、ここが一番堅いんだよ。わかったかい、お間抜け海賊さん。いや、彗狼旅団かい?」
「女だらけだからって甘くみすぎたぜ」
敵船の船上にいる数十人の男達は全員がシャツ一枚という恐ろしくラフな格好をしている。そしてその中心にいる、他よりも半分くらいしか背丈がない小さな男。目が据わっていていかにも悪人っぽい顔だ。
「あんた達、彗狼旅団だね。あのマークが描かれた帆がやたら新しいから新参かい」
「その通り。我々血鮫海賊団は彗狼旅団の傘下に加わったのだ」
「さ、さんか? アマネさん、どういう事?」
「あ、あんた達いたのかい。まぁ、手を出さなきゃ文句はないけど……。
彗狼旅団はああいうのを吸収してどんどん勢力を拡大しているんだよ。
とくにあんな三下なら、彗狼旅団のネームだけでホイホイついていくからね。使い捨ても容易ってわけさ」
「使い捨てとは失敬な! 俺は正式に彗狼旅団の大幹部、ヴァーブル様に認められたのだ! そして新たに手に入れたこの自己魔法! さぁ、降参するなら今のうちだが?」
「アマネ姉貴、こいつ賞金首リストに載ってますよ。名前はボラ、賞金額は30万ゴールド」
「あー、しょぼいね。でもまぁ、貴重な資金源さ。とりあえず持っていくよ」
女豹団と彗狼旅団。ボクがこの二つに対して感じたのはどっちも自由だという事だ。もちろん彗狼旅団はとんでもない集団だし、見習っちゃいけないけど。それでも、目標があいつらにはある。目標を持って生きている。そこだけがボクとは違う。
イカナ村へ行くのが目標といえばそうだけど、それはなんだか違う。言ってみれば、ロエルからもらったお小遣いを無駄使いしないで目標金額まで溜めるとか、そのレベルだ。もっとこう、大きな生きがいをボクは見つけたい。
「あの海賊の人、強そうだねぇ。でも女豹団のほうがもっと強いかな? どうかな、リュアちゃん」
ボクにはロエルがいる。この子がいるだけで幸せだ。やっぱり贅沢な悩みなのかな。
「アマネ姉貴が出るまでもない。アタシが相手してやるよ」
白豹から向こうの船へ一気に跳躍したランダ、その背中を追うような歓声。この人達はいつも楽しそうだな。あーあ、ランダ一人で敵船の、それもあんな大人数の中に着地しちゃってる。
あの重量がそのまま振ってきたものだから、さすがの海賊も一斉に下がっているけどあの水使いボラだけは動じてない。
「もー、まーたランダさんは独り占めしちゃってぇ!」
「メリッサ、あんたじゃあの数はきついだろ。黙って見てな」
「アマネさんは何か生きがいとか、目標ってある?」
「あぁ? なんだい、突然」
「別に……」
「この女豹団があたいのすべてだよ。全力で愛して全力で守る。それこそが生きがいさ」
「そ、それだけ?」
「他に何があるってんだい」
「ボクには家族もいなくて、イカナ村へ行く為に冒険者をやっているだけだから……。
あの彗狼旅団だって、大きな目標をもっている。このままフラフラしていていいのかなってさ」
「プッ、あんた意外と青春してるねぇ」
「そんな笑わなくても……」
もちろん本気で馬鹿にしているわけじゃないと思う。だからボクも必要以上に拗ねない。
血鮫海賊団の船の上で海賊達の首根っこを掴み、海に投げ飛ばすわ裏拳で顔面を陥没させるわ、大立ち回りしているランダを眺めながらもアマネさんはきちんとボクと話をしてくれた。
「あ、あんな事したら死んじゃうよ、アマネさん」
「あんた達の手前だし、さすがに手加減してるよ。ランダが本気になったらあんな船なんか木片すら残らないさ。ああ見えて優しいんだよ、ランダは」
それで万が一、負けちゃったらボクの責任だ。それだけはダメだ、いざとなったらいつでも助けにいけるようにしておかないと。
「もうお終いかい? そんななまくら得物じゃ、アタシの筋肉の繊維には届かないねぇ」
「ひっ……せ、船長!」
気がつけばボラと数人を残すだけだった。歯軋りの音がこっちまで聴こえてきそうなほど、ボラは悔しがっている。
見ている限りで剣で斬られてもかすり傷程度しか血が滲まず、ナイフで刺されようとも皮膚に尖端が軽く突き刺さっただけ。肉体だけであれだけの数を圧倒しちゃうなんて、あの人のレベルはいくつくらいなんだろう。ぜひ冒険者カードを作ってみてほしい。
「で、なんだっけ? 目標かい」
「あ、うん」
「特に何もしなくていいよ」
「……は?」
「言ってしまえば、目標を見つけようなんて躍起になってるうちは無理さ。
生きがいだとかそういうのは自然と生きているうちに見つかる。自分がそれと出会った時、心の底からやってみたいと思える。
彗狼旅団の団長のイカレポンチにしたって、多くの物事を見てきた上であんな集団を立ち上げたんだ。
元がクズだからそういう結論に達したってのは否定できないけどね。
だからとにかく、今のうちにもっと多くのものを見ておきな。たくさん経験しな。
もちろん、小さい時から一生の目標に出会ってのし上がった奴もいるさ。でも、そうじゃない奴のほうが世の中にはたくさんいる。何も珍しい事じゃないし、あんたはまだ若い。
焦る必要なんてないんだよ。何が言いたいかっていうと、今のうちに青春しときなって事さ」
ランダの戦いを見ながらもアマネさんは力強くボクに話してくれる。
今のままでいい、その言葉を飲み込んでいいのかな。まだすっきりしない部分はあるけど、さっきよりは楽になった。そう思わせるだけのアマネさんの有り余る経験がその言葉を通してボクに伝わってきた気がしたから。
「ほらほら、こんな説教なんかよりもあっちのほうが面白いよ。ボラの奴、あのランダを前にしてもまだ余裕だよ」
ボクも話を聞きながら、ぼんやりと見ていたけどランダは本当に強い。あの人ならグラーブの重力にも屈しないでそのまま殴り倒しそうな気配すらした。他のメンバーが参戦する余地がないまま、彼女一人で海賊達を壊滅寸前にまで追い込んでる。
相手の海賊団も見ている限りでは決して弱い部類じゃない。アマネさんは三下と罵ったけど、それなりに戦い慣れた動きをしていた。ランダが強すぎるんだ。というか、剣も斧も通さない体って何。
「すごいね、まるでリュアちゃんみたい」
悔しいけどロエルに言われるまで気づかなかった。ボクもあんな感じだった。なるほど、ロエルからはボクはあんな感じに見えるんだ。なんだかあんまり喜んじゃいけないような気がする。
「思ったよりもやるようだな。いいだろう、見せてやる。俺の自己魔法の真の力をな!」
海賊船の周りから何本かの水柱が立ち上がったと思ったら、それは直角に折れ曲がって全部がランダさんに放たれた。自由自在の水圧による暴力、それがボラの自己魔法か。
「うーん、あれが自己魔法?」
「あっはっはっ! あたい、魔法に関してはさっぱりだけどあんたと同じ事を思ったよ」
「前に捕まえた、重力を操る人のほうがよっぽどすごかったなぁ……」
「あぁ、そういえばあんた達がグラーブを捕まえたんだっけ。思い出したけど、その件で話が……お、ランダの奴平然としているよ」
水柱を受けきったランダは濡れた髪を片手で撫で上げて、余裕を見せている。唖然とするボラに軽蔑するような眼差しを送るランダ。これで終わりかい、アマネさんが言いそうな事をあのランダも言いそうだ。
「や、やせ我慢は得意なようだな。だが俺の自己魔法はまだ……」
「もういいよ、底が見えた。言っちゃ悪いんだけどさ、あんたのそれ別に自己魔法の域に達してないよ」
「な、な、何ぃ?! 馬鹿を言うな! 俺は大幹部ヴァーブル様にこれを……」
「じゃあそのヴァーブルが無能か、あんたが無能かのどっちかだね。水鉄砲を乱射するなんて、そこらの中位魔導師なら基本戦術として組み込んでるほどだよ。海水を操って船を前進させる発想はよかったけどね。
ちょっと聞きたいんだけどさ、あんたそれを習得するのにどれだけかかった?」
「む、2年……いや、1年だな!」
「そうかい……」
それだけ言ってランダは拳を作った。でもその後ろでよろけながらも、立ち上がる海賊の一人。
ランダが手加減したせいで倒しきれていなかったのか、海賊は剣を握り締めてランダに背後から近づく。もちろんランダは気づいていない。
「あ、危ない!」
「ちょ、待ちな……」
アマネさんの制止を聞かずに気づいた時には体が動いていた。向こうの船に着地したボクがやった事はその海賊の背中に一突き。背骨の辺りに加減して命中させたもののそのまま痛みで気絶する海賊。痙攣して倒れているところを見ると、死んではいないみたいだ。
「なっ、あんた……」
「ランダさん、ごめんなさい!」
ボクは全力で謝った。女豹団の戦いに手を出した、これだけで戦っていたランダだけじゃなく他の女豹団の人達に責められても文句はいえない。
「……ありがとう」
「えっ……お、怒ってないの?」
「アタシの命を救ってくれたんだろう?」
ランダは怒るどころか、笑顔でボクの頭を雑に撫でてくれた。髪の毛がくしゃくしゃになったけど、感謝の気持ちは伝わってくる。そしてボクは気づいた、この人ならあのまま斬られたとしても平気だと。
それなのにランダは感謝してくれた。お世辞だとか上辺じゃない、ランダは心から喜んでいる。そのたくましい顔つきが作る笑顔を見て確信した。
「あの、アマネさん。ごめんなさい。うちのリュアちゃんが……」
「うちのリュアちゃんってなんだか犬猫みたいだね……。
手を出すなとはいったけど、リュアは心の底からランダを助けたいと思って行動したんだろ?
本心はわからないけど、そこまで無粋な奴じゃないよランダは」
ランダがまたボラに向き直ると、そこにはさっきまでの悔しがるボラはいなかった。
「お、お前……」
ボラはボクを見て、何かを考え込んでいる。そして懐から一枚の紙を取り出して、それとボクを何度も見比べていた。
「……お前、もしかして瞬撃少女リュアか?」
ボラの口からボクの名前が飛び出した。瞬撃少女は恥ずかしいから出来るだけやめてほしいけど、そんなのは問題じゃない。今日、初めて会ったはずの海賊がボクを知っていた。嫌な予感がする。
「やっぱりそうか。ふふん、なるほど。まさか女豹団にいたとはな」
「勘違いするんじゃないよ。リュアは女豹団の一員じゃない。今日、たまたま乗せてやっただけさ」
「どっちでもいい。お前達、女豹団と瞬撃少女に接点がある。これがわかっただけでも大きな躍進だ。
ふっふっふ、俺は運がいい。何せ彗狼旅団のでかいターゲットの一つがこうして目の前にいるんだからな」
うわ、やっぱり。頭の悪いボクでも大体予想はつく。
「大幹部のグラーブ様を捕らえた8人。こいつらは地の果てまで追ってでも殺せとヴァーブル様は仰った。彗狼旅団に歯向かう奴はたとえ虫だろうと潰す、とな」
「と、言っていますがアマネ姉貴?」
「どうせそいつは下っ端、大した情報を握っちゃいない。黙らせな。王国に突き出して資金の足しにでもするさ」
「うーい」
決着は一瞬だった。ランダのいう水鉄砲はもはや攻撃手段といえるほど彼女にダメージを与えられず、大股で歩いて接近して頭の上からゲンコツ。ボラが船体に沈むんじゃないかというほどの鈍い音を立てる。
こうして血鮫海賊団は全員縛り上げられて豹牙と豹爪にそれぞれ監禁された。白豹でもよかったけど、非戦闘員が怖がるからという配慮はアマネさんによるものだった。残された船は解体して資材として利用するみたい。
◆ 女豹団 白豹 船上 ◆
船の解体作業はそれこそあっという間だった。海の上だし、難しい作業だと思ったのにまるで料理でもするかのようにみるみると部品として分離していく。そんな作業ですら、彼女達は楽しんでやっていた。
女豹団は何をやるにしてもすべてを楽しむ。短い間だけど、ボクはそれを感じた。
「女豹団が生きがい、か」
「私はリュアちゃんが……」
「ボクが?」
「なんでもないっ! ね、それより夕飯は豪華にするってさ。あの村人達も混ぜてやるって皆、張り切っていたよ。女豹団の夕食だよ、もう楽しみだねぇ」
じゅるりと口で言い放つのを見て、ボクは今の悩みが吹っ飛んだ。アマネさんの言う通り、今は楽しもう。ボクは天涯孤独じゃない、わかっていた事だけど今はロエルがいる。
「あー、これは使い物にならないね。ったく、老朽化を放置するなんざ、あいつら航海ナメすぎだよ」
「客船から奪ったらしい盗品や拉致した人間も全員収納しましたぜ、姉貴。大方終わったんでメシにしませんか?」
「いいねぇ、それじゃお次は料理に取り掛かるかい。腕がなるねぇ」
奴隷にならずに済んでよかったね、と豪快に笑って捕えられていた人達を安心させるアマネさんを見てボクもなんとなくだけど、あんな風になりたいなと思った。
「お、おぉ……あの女性は……」
「エ、エイキチさん? ダメだよ、勝手に出てきたりしたら……」
いつの間にか甲板に上がってきたエイキチ。ボクの言葉も聞かずに一歩、そしてまた一歩とある女性へと近づく。
「……惚れた」
「ほ、ほれた?」
「あぁ、なんという美しい女性だろう……」
「も、も、もしかしてアマネさんの事? 確かに綺麗な人だけど……」
「そうか、アマネさんというのか……」
そしてエイキチが接近したその相手は解体した木材を軽々と両手で抱えて、運んでいる。とても女の人とは思えないたくましさを見せ付けるその人。
「俺、エイキチってんだ! あんたに一目惚れした! 結婚してくれ!」
「……はぁ?」
木材を抱えたまま、きょとんとしてエイキチを見下ろすランダ。その人はアマネさんじゃない。そう訂正する余地がまったくなかった。
全員に沈黙した。ボクもロエルもアマネさんもメリッサも、告白された当人のランダもその場で停止している。それどころかランダは言葉の意味さえ理解できてない様子だ。
「これほどの絶世の美女はアズマにもいなかった。あんたは理想の女性だ」
「アマネ姉貴、こいつ邪魔なんで船室に放り込んできても?」
全員が揃って笑い出したのはその後だった。心底意味がわからないという顔のランダ。そしてただ一人、エイキチだけがこの場において本気だった。
「ね、人生何が起こるかわからないだろ? あんたも楽しみなよ」
アマネさんの言葉の説得力が増した瞬間だった。うん、人生って面白い。ボクも楽しもう。
◆ シンレポート ◆
しんれぽれぽ
めひょうだん うわさにはきいていたけど かなりうでのたつれんちゅうなのです
あのらんだとかいう のうきんでさえ なんばーつー
しんてき かくづけ!
Aが まおうぐんにとってやっかいなあいて
Bが ようちゅうい
Cが けいかいにあたいしない
Dが うんこ
Sが あたまおかしい まおうぐん しぬかもしれない
ちざめかいぞくだんはC
めひょうだんはB
すいろうりょだんはA
あのばかむすめ りゅあは S いやSS SSSでもたりんです
ほんとう あしすべらせて あたまうって しね
あ もうひとつ Aが いたのです
いまでも できるだけ あのくにを こりつさせようとしているですが
あの てつくさい くに
いちど えれめんとますたーが せめましたが ほぼかいめつして
にげかえってるです
あのくに じゅうにしょうまですら およばない
りかいをこえた ちからを もっているです
めたりかこく
ううむ これは まおうぐん してんのうが うごくときですか そうですか
あのれんちゅう まだねているですか
まったく まおうさまを なめくさりおってからに うぬぬ
すいろうりょだんは なんどか まおうぐんのぶたいを たおしているです
にんげんのくせに ほんとうに じゃまなれんちゅう
じゅうにしょうま ちょくぞくの ぶたいなら そうはならないですが
まぁ いずれは ころしてやるのです
しんじゃなくて ほかのやつらが うん
それにしても りゅあのやつ じぶんのいきがいがどうのと がきみたいなことを
いや がきか
しんの いきがいは もちろん まおうさまに つかえること!
ふふん またいっぽ しんがすすんでしまったです
りゅあの じゃくてん!
いきがいがない! てんがいこどく!
ふふーり
それにしても あのめひょうだんは すごいです
おんなしかいないから とうぜん あんなことや そんなことも へいぜんと
みているこっちが せきめんものです
あ あ そんなことまで お おんなどうしなのに
や やあああ しんは じゅんじょーなのです
あのれずがきも いずれは
きゃー




