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第85話 日いづる神の国 その5

◆ ダイガミ山頂への道 ◆


 深夜、禊に向かうナノカとコノカ。そしてそれに4人の大人達が付き添っている。それぞれが先端に火をつけた木の棒を持って、闇を照らしていた。

 山道はボク達が通ってきた森林とは違って、ある程度人が通れる幅がある。それでも草が生い茂っていて、歩きやすいようには見えないけど。そして脇には道を避けるようにして生えた草木、なんだかダイガミ様がいる頂への道を空ける様に生えているようにも見える。


「本当に大丈夫だべか……」


 不安の色を隠せないおじさん。おじさんだけじゃない、ボク達に全部話してくれた若い男の人と他の二人も同じように視線が落ち着かない。熊が出るからじゃない、何せこの人達は自分達が信じている神に歯向かおうとしている。ツキバ港やカイ都での人達を見てきたボク達としては考えられない事だと思った。

 それでもボク達を信じてくれるようになったのは、あの鬼神衆のおかげかもしれない。あの人達が現れなかったら、今頃ボク達は村を追い出されていた。感謝したくないけど、その点では感謝している。


「あの、リュアさん、ロエルさん。私、私……」

「……ナノカちゃん、コノカちゃん。絶対平気だから」


「私、まだ死にたくない……!」


 ナノカは灰死病の事を言っているんじゃない。これから本来、自分達が辿るべき道に対する事に恐怖しているんだ。涙で頬全体を濡らして、ボク達から離れない二人。ボク達と同じくらいの歳の子達が死に対する恐怖で怯えている。

 考えられない、この二人が何をしたっていうんだ。


 こんな子達が生贄だなんて。


「村の安全との引き換え……いや、ダイガミ様を怒らせればオラ達の村なんかあっという間に終わる……」


 山奥に置き去りにされても村を開拓できたのはダイガミ様のおかげだと言う村人。あの辺りの地形の都合で大雨が降れば水没し、嵐が吹けば家屋が飛ぶ。開拓中に何人も犠牲になる最中、村人達はダイガミ様に祈った。そして天から響いた声。


年に一度、若い娘を捧げよ。


 それからというもの、ナノカやコノカみたいな子達は禊という事でダイガミ様に生贄として捧げられた。二人のような子供達は大人達には邪気を払う儀式だと教えられた。そんなの信じられるわけがない、ボクはそう思ったけど村人達はそうじゃなかったみたいだ。その言葉を信じて村人達はそれからというもの、欠かさず生贄を捧げ続けた。あの村に若い女の子がほとんどいないのはそういう事だったのか。


「なんでダイガミ様はそんな意地悪するのさ……」

「そんなもん、オラ達にもわかんねぇよ。でもそのおかげでオラ達は平和に暮らせるんだ」

「そんな事ないよ!」


 金切り声に近い声を上げたのはロエルだった。髪を振り乱して、今まで見たこともない様子だ。


「あんなところに村を開拓できたのは皆が努力したからだと思う。都合の悪い事があれば神様が怒っている、いい事があったら神様のおかげ。この国ってそんなのばっかり。それってあんまりじゃない?

だって私達人間の努力や生き様ってそんなに軽いものなの? 神様がいたから、これまで生きてこれたの?

あの畑だって家だって村に広がる景色は皆が作ったものなんだよ。ナノカちゃんやコノカちゃんが健康に生きてこられたのはお母さんが毎日、おいしいご飯を作ってくれたからだよ。

皆がここにいられるのは神様のおかげなんかじゃない……皆のおかげだよ!」


「お、おめぇ、なんて事を……」

「いや、進もう」


 それだけ言って若い男の人が黙々と先頭を歩いた。

 今みたいな事をカイ都で言おうものなら、間違いなく大変な事になっていた。でも村人達はロエルを責めない。もしかしたら薄々わかっているのかもしれない。少なくともここの人達はダイガミを尊敬して信じているんじゃなくて、怖いから信じている振りをしているだけなんだ。

 何かあったらダイガミ様のおかげ、そうやって感謝する事で何もかも安心しようとしている。でも今は違う。この人達は少なくとも、ボクを信じてくれた。それならボクがそれに応えるしかない。


「着いたぞ……ここが禊の場だ」


 実際に禊をやる場所は頂上よりも少し離れた川だった。激しい水が流れるその先は崖になっていて、水も垂直に流れ落ちている。普通の人が落ちればまず助からない。禊、生贄。ボクには何となく、何をするのか想像がついてしまった。


◆ ダイガミ山 頂上付近 ◆


「……さて、どうしたもんかね」


 ナノカとコノカ、大人4人。そしてボク達が流れの激しい川の前に立つ。左を振り返れば、この崖の高台から村の明かりが景色として見える。


「今までは禊として、この川に入っていた。ダイガミ様の息吹として」

「いいよ、そんなの。それよりダイガミ様に出てきてほしいんだけど」

「俺達も声を聴いただけで、姿は見た事がない」


「ダイガミ様……いや、ダイガミ! もう生贄なんてやらないよ! 文句があるなら出てこい、このバーカ! 何が守り神だ!」


 ひぃぃぃ、と蜘蛛の子が散るように木の陰に隠れだす村人。それはいいんだけど、なんでロエルはちょっと引いてるんだろう。そういえば、バーカなんて初めて言ったかも。


「リュアちゃん、はしたない!」

「えぇー……?」


 ぺちん、とおでこを叩かれた。そんなやり取りを木の影から見守る村人の一人が声を上げて空を見上げる。


「あ、あ、あれは……」


 ボク達も見上げると、夜の空だというのに一点だけ光っているものがあった。夜空に浮かぶ星みたいな点がどんどん大きくなって、こちらに向かってくるようにも見える。


「なんだあれ! に、逃げろぉ!」


 村人達が木の陰から飛び出して逃げようとするけど、点が光の柱になって地上に落ちるほうが速かった。夜なのに圧倒的存在感、光の柱はしばらくその状態だったけど少しずつ光が消えていく。


「あ、あぁ……あ、あ、あ……」


 腰を抜かしてる大人が2人。かろうじて光の柱と向き合ってはいるものの、目の前の現実を受け入れられずに呆然としている大人が2人。ナノカとコノカは恐れている様子もなく、その光の柱に見とれていた。


「リュ、リュアちゃん。これ、もしかして……」

「うん、来てくれたんだと思う」


 光が薄れて柱の中にいるものが少しずつ浮かび上がる。


 見上げるほどの巨大。大人5人分を合わせたくらいの高さ。


 そんな白い狐。


 夜なのにその綺麗な白い体毛がくっきりと見えた。


 狐の細い目がボク達を静かに見下ろした。


「こ、こ、これが。いや、このお方がダイガミ様?」


 村人達の問いかけにも応じないで、白い狐はしばらくボク達を見渡していた。


「我はダイガミ。古よりアズマの地を守りし者なり」


 それは狐が喋っているというより、頭の中に響くような感じだった。狐の口は動いていなくて、このダイガミが直接、ボク達の頭に語りかけている。あのハスト様の言霊魔法の時とまったく同じだ。

 そうだとしたら、ダイガミは契約もしていないボク達の頭に直接語りかけている事になる。言霊魔法かそうでないか、わからないけどどっちにしてもボクは身震いせずにはいられなかった。


強い。


 神様相手にこんな感想が出てくるボクは変かもしれない。この白い狐の神様を見て、真っ先に思ったことが勝てるかどうか。ロエルは案外冷静に狐を見上げているけど、村人達は呆然としている。そんな中でボクはもうそんな事を考えていた。


「人の身よ。贄はどうした」

「ダ、ダ、ダイガミ様! この子達はまだ若い! 見逃してやって」

「黙れ」


 なんとか地面に手をついてお願いする村人の想いすらも届かない。黙れ、その一言で村人は完全に萎縮してしまった。震えて丸まってしまった村人を見て、ボクはまた怒りを覚える。


「ダイガミ様、なんで生贄なんかとるのさ」

「……異国の子か。先日、この地に踏み入れた時はまだ見逃してやったものを」

「答えてよ」

「この地より、立ち去るがいい。これで最後だ」

「答えてってば」


「仕方ない」


 脅しでも何でもなかった。ダイガミの体毛が逆立ち、また光に包まれて何本もある尻尾が揺らめく。


「皆、逃げて!」


 村人、ナノカとコノカ。全員を巻き込まないでこのダイガミに勝つのは無理だ。せめて少しでも遠くに逃げてもらうしかない。


「皆、ここは私とリュアちゃんに任せて。早く逃げて!」

「で、でもダイガミ様は……」

「いいから早く!」


 普段、大声を出さないロエルに圧倒されて、すごすごと走り出す6人。ここであの6人に攻撃するようなら、ボクも容赦するつもりはなかったけどそうはしなかった。ダイガミはボク達だけを見下ろしている。


「守り神なんでしょ? なんで生贄なんか」

「人は守られる事だけを願う。次第にそれが当然と胡坐をかく。ならば、相応の対価をもらう。それだけだ」

「なにそれ……」

「ダイガミ様、生贄になった人達にだって未来はありました! いくら神様でもそれを閉ざすなんてあんまりじゃないですか! 神様だろうと、命を軽んじていいはずがありません!」

「人の子が神に説経か……小さき存在よ、これ以上の無礼は神罰が下るぞ」

「人殺しに無礼も何もないよ!」


 ダイガミから放たれる光が一層濃くなった。ちりちりと空気さえ、焦がしかねないほどの威圧。今、このダイガミの前にあの村人達がいたら昏倒してしまいかねない。


「神をないがしろにする無礼千万の人よ。我が神罰をもってその命、散らせてくれようぞ」


【銀白の守護神ダイガミが現れた! HP 540000/540000】


 来る、そう思った時には光が放たれていた。いや、これは雷だ。ダイガミの周りにいくつもの雷の玉のようなものが浮かんでいる。それらから一斉に放たれる閃光。ヴァンダルシアのすべてを飲み込む玉が自由自在に出現するのとどっちが対処しやすいだろうか。

 こっちは攻撃の軌道が読める分、どうとでもなる。それならロエルの出番だ。


【ロエルはレインボーバリアを唱えた! リュアとロエルの属性ダメージが大幅に軽減される!】

【銀白の守護神ダイガミは神雷を放った!】


 念の為のレインボーバリア。だけど、その雷の軌道はまったく予想してなかったものだった。ボクが左にかわせば、その雷も折れ曲がるようにボクを追跡して直撃する。


「うぁっ! いったぁ……」


【リュアは 2010 のダメージを受けた! HP 39110/41120】


 まずい、この威力はまずい。レインボーバリアがなかったらヴァンダルシアのカタストロフと同じくらいダメージを受けていた。そして当然、ロエルが耐えられる威力じゃない。一撃でも受ければ、即死んでしまう。


「……これは驚いた。人の身でありながら、神雷に耐えるとは」

「どこかの神様とは違って鍛えてるからね」

「解せぬ。とても人とは思えん」


 狐だから表情からはわからないけど、結構驚いている。何本もの尻尾が独立して揺らめいている様子から、また何か仕掛けてきそう。


「今度はこっちの番だ!」


【リュアはソニックリッパーを放った!】


「……!?」


 ダイガミの目が見開く。ボクのソニックリッパーはヴァンダルシア以外には今のところ、見切られていない。さぁ、どうだ。


【銀白の守護神ダイガミに112492のダメージを与えた! HP 427508/540000】


「ぬぅぅ……! なるほど、凄まじい威力だ……」


 ダイガミの白い体毛が真っ赤に染まる。直撃はした、だけど致命傷にはなっていない。それどころかダイガミはあえて受けたようにもみえる。神様としての余裕の表れなのか、それとも別の理由なのか。

 狐の口がククッと笑ったように見えた。


「リュアちゃん、回復してあげる!」


【ロエルはエンジェルヒールを唱えた! リュアのHPが全回復した! HP 41120/41120】


「ありがとう、助かったよ」

「えへへ、まだまだ」


【ロエルはマイトフォースを唱えた! リュアの攻撃力が上がった!】

【ロエルはスピードフォースを唱えた! リュアの素早さが上がった!】


 この瞬間を逃がすわけにはいかない。ダイガミが島の守り神なら、外の世界の魔法まではわからないはず。今のが強化魔法だって理解する前に叩き潰す。


【リュアはソニックスピアを放った!】

【リュアはソニックスピアを放った!】

【リュアはソニックスピアを放った!】

【リュアはソニックスピアを放った!】


 4本の槍が高速でダイガミに向かう。でもさっきまでとはダイガミの様子がおかしい。今まで座っていたけど突然立ち上がり、そしてソニックスピアをしっかりと見据えている。


【銀白の守護神ダイガミは202501のダメージを受けた! HP 225007/540000】

【銀白の守護神ダイガミはひらりと身をかわした!】

【銀白の守護神ダイガミはひらりと身をかわした!】

【銀白の守護神ダイガミはひらりと身をかわした!】


 ダイガミを貫いたのは最初の一本だけだった。残りはかろやかに左右にステップしたダイガミの横をすり抜けていく。4本足でしっかりと立ち上がったダイガミはより一層、迫力があった。奈落の洞窟で戦ったヘルベロスのほうが大きかったけど、こっちのほうが段違いの実力だ。

 何せかわしながらも、計10個もの雷の玉を瞬時に出現させて反撃してきた。後ろにいるロエルもろとも、消し飛ばす勢いだった。


【リュアはロエルをかばった! 8421のダメージを受けた! HP 32699/41120】


「う……!」

「リュアちゃん、私の事はいいよ……平気だから」

「ダメだよ……ロエルはボクが守るって決めたんだから」

「リュアちゃん……」


 ロエルが涙目でヒールをかけてくれる。ロエルがいる限り、ボクが死ぬ事はない。でもダイガミはロエルをも標的にしてきた。持久戦に持ち込まれてこの流れが作られたら厄介だ。ロエルを庇いつつ、あいつを倒す。結構、難しい。


「……なるほど。薄々とだが理解した」

「何がさ」

「これから死にゆくものが知る必要はない」

「そっちだって、血まみれでしょ」


 その通りだった。下手をすれば次の一撃でダイガミは身動きさえとれなくなる。でも神様が強がりを言ったりするだろうか。


【銀白の守護神ダイガミは絶対神域を展開した!

ダイガミの傷口がみるみる塞がっていく! HP 413250/540000】


「絶対神域。神のみが踏み入りを許される不可侵の領域。これより人の子のいかなる手段もここには届かぬ」


【リュアはソニックリッパーを放った!】


 構うもんか、それならお前を包んでいる白い球体ごと破壊するだけだ。


【しかし 銀白の守護神ダイガミにダメージを与えられない!】


 ソニックリッパーは白い球体に接触すると同時に跡形もなく消えてなくなった。まるであそこだけが別世界の入り口で、ソニックリッパーはそこに吸い込まれたかのように。


「人の子から放たれた技も同じ事。神でないが故に存在は許されぬ」


 すごい、すごすぎる。ここまでくると本当にこの狐が神様だと疑いようがない。でたらめだ、なにそのスキル。


「リュアちゃん……ど、どうする?」

「どうするも何も……」


「この絶対神域を拡大すればそなたらの存在もろとも無に帰す。もはや逃れる術などない」


 白い球体が少しずつ大きさを増していく。それでいて今度は100個近い雷の玉。ダイガミは徹底的にボク達を倒す気だ。そしてもう勝った気でいる。


「辞世の句でも読み上げるがいい。そして悔い改めよ」





「……すごいや」


 まさかここまでの相手と戦えるなんて。考えてみれば奈落の洞窟を出てからというもの、思いっきり戦った事がなかった。どうしても周りを巻き込んでしまいそうで、心のどこかで抑えていた。魔王軍の十二将魔との戦いだってまったく全力を出していない。唯一、空から降ってくるジーチの巨体を攻撃した時くらいかな。本気を出したのは。あの時は岩の残骸が地上に降り注がないよう、跡形もなく消し去らないといけなかったからだ。


 それでもやっぱり無意識に抑えちゃったかもしれない。


「リュ、リュアちゃん……なんで笑ってるの?」

「いや、楽しいなと思って」


 ロエルを絶句させてしまうほど、今のボクは不気味らしい。確かにこんな状況で笑うなんてどうかしてる。でも、しょうがない。だって楽しくてしょうがないんだもの。


「お前なら本気を出しても大丈夫かもしれない」

「なに……?」


 ボクはまたソニックリッパーの構えをとった。またそれか、そう言いたげにダイガミは目を細める。でもそれは一瞬だった。絶対神域があるにも関わらず、ボクの目を見据えた途端に前足を後退させた。

 ダイガミが恐れている。それがはっきりと見てとれる。


「……一体何をするつもりだ」

「攻撃するつもりだよ」

「無駄な事を」


ダイガミは巨大な尻尾を揺らしながら4本足に力を入れて、いつでも回避できる姿勢をとった。絶対神域があるなら、そんな必要もないはずなのにダイガミは最大限に警戒している。


「手加減なしでいくよ……!」


【リュアはソニックリッパーを放った!】


 ボクの渾身の斬撃。さっきまでとはまるで比較にならないほどのスピードでボク自身も驚いた。水平に飛んでいくソニックリッパーは周囲の木々を切断し、切り株になった部分も残さず消し飛ばす。ヴァンダルシアのカタストロフ、ダイガミの絶対神域は威力じゃなくてスキルの特性ですべてを寄せ付けていないけど、ボクのは完全に力技だ。

 これでいいんだ。これこそがボクが10年間磨き上げてきた技だ。奈落の洞窟でも、考えられないスキルを持つ魔物もいたけどボクはこれで全部斬り開いた。どんなスキルだろうが関係ない。要するに相手のスキルをぶち壊せるパワーがあればいい。難しい事なんか考えられないボクに出来る事といったら、これしかない。


「ぬっ……!」 


ソニックスピアをゆるやかにかわしていたダイガミもこれには反応できず、後は絶対神域に守ってもらうしかない。

 ダイガミの言う通り、絶対神域はあらゆる存在の侵入を許さない。さっきのソニックリッパーはあの絶対神域を破る事が出来ず、そのまま消えた。


でも今度は無理だよ、ダイガミ様。


【銀白の守護神ダイガミに2231022のダメージを与えた!】


「ば、馬鹿な……」


 絶対神域がソニックリッパーの水平の形状ごとパックリと割れて、そのままダイガミに直撃する。


「こ、の……力……は……」


【銀白の守護神ダイガミを倒した! HP 0/540000】


 そして勢い止まらず、斬撃は何かを言い終えようとしているダイガミを水平に切断した。

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