村の拡張対策
更新が遅く成りすみませんでした、書くの辞めようと思ったのですが、励ましのメールを下さった方ありがとうございます。
再開することにしました。
これからもよろしくお願い致します。
グリフォンたちも落ち着いて卵を温めているので、マリアの希望もありワイバーンの解体をすることにした。ワイバーンは両翼を広げると12mもあり大きいが肉自体は少ない。石川姉弟は爪や牙や骨を喜んで持っていき、革は防具にするために奥様たちが持っていった。
肉はマリアがグリフォンにも分けてあげると一回で食べきってしまった。
マリアは俺にワイバーンを狩りに都市部へ行こうと言うが、スティンガーにも限りがあるのでそのうちにということで誤魔化した。
米軍基地改め横田から連絡が来た。どうやら立川がきな臭いとのことで、横田に避難してくる人がいるらしい。立川では平等の下に働こうがサボろうが食事から生活物資まで平等で、真面目に働く人から不満が出てるようだ。
横田でも受け入れ人数には限りがあるし、元々考え方が違って分かれたので困っているようだ。
横田と相談し、立川には基本的にはかかわらないことにした。
実はうちの村も個人で避難していた人を受け入れている。
マリアのおかげで村から半径5km内にはマリアの縄張りになっているらしく、回りの集落を含め人間の住める場所が増えた。
電気の問題についても、近くにソーラー発電所を見つけ、工場から大型蓄電池も拝借して解決した。
ただ、燃料の問題は解決できていない。農業機器などにはどうしても燃料が必要になるのだ。
まだタンクローリーが3台はアイテムボックスにあるが、枯渇することに変わりが無い。
島に避難した政府も燃料問題を解決するために海底油田採掘に力を注いでいるが、まだまだ稼動するまでには至っていない。
今、村は島と交易を結んで、塩や魚介類と農産物を交換している。米も年3回収穫できるので、油田開発が上手くいけば、米と油の交換も考えている。
俺たちも炭の作成を開始したが、中々上手くいかず、今回初めて炭っぽい物ができたが、まだ全体の6割は灰になり、まだまだ完成には程遠い。
ダンジョンからの肉の確保、農業も順調で食糧備蓄は問題無くなった。しかし、色々と不足する物も出てきているので、偵察もかねてちょっと遠くまで資材回収に出ることにした。
メンバーは俺とマリアと新撰組で行くことに。
まずは日野の工場地帯とガス会社を目指す。マリアの縄張りを抜けると、そこはモンスターが闊歩する弱肉強食の世界になっていた。
マリアを見かけるとモンスターたちは逃げていくので、戦うこと無く目的地に到着する。
太陽光パネルを見つけるがそれ以外はたいした物は無く移動しようとした時に、外から大きな破壊音がしたので外に出ると、マリアが体長が3mぐらいあるラプトルみたいな恐竜モンスターと戦っていた。
マリアがすでに4頭殺していたが、まだ10頭以上は優に残っている。すぐさま小銃で援護するがラプトルにはまったく効かなかったため、俺たちは刀に持ち替えてからマリアの援護に入る。斬魔刀はラプトルをやすやすと斬り裂き、10頭以上倒したところでラプトルたちは逃げ出した。
ナビに聞くとやつらはブラキという名前で、群れで狩りを行い縄張りに入ると自分たちより強くても襲ってくるらしい。
俺たちはブラキを回収して次の工場に向かうことにした。




