総理ご一行①
スマホで書いているのですが、書いたデータが消えました。
今日は1話だけになります。
自衛隊にガスマスクを頼むと、臭気マスクとガスマスクがあるので、両方届けてくれることになった。そういえば臭気マスクって前にホームセンターで確保してたの忘れてた。
(アイテムボックスの中身なんか覚えてないよ)
拠点では毎月第2日曜日にその月の誕生会を開催してたのだけど、今月は俺の誕生日なのだが、皆サプライズのプレゼントを準備してくれているのはありがたい。だから隠したいのも解るけど今週に入ってから凄く疎外感を感じる。
小さな子供が俺に
「ないしょだから、教えないの」って逃げていく。
仕方が無いので、ダンジョンの草原で子虎とうり坊達と遊んでます。子虎たちもヨタヨタ歩いて可愛いけど、足は太いからいつかはマリアくらい大きくなるのかね。このままが良いけど生き物だしなしょうがない。
今日は久々に自衛隊員が来ることになり、合わせて総理ご一行も来てもいいかと聞いてきたので、暇な俺はOKを出した。
自衛隊車両が向かってきたと知らせを受けたので、俺も正面に向かった。
先頭にWAPC、そしてトラックが続いてくる。
「今回はずいぶん車両が多いな、総理ご一行が来るからなのかな」
「向こうから何か飛んでくるぞ」
「ああ、あれはヘリって乗り物だ、敵じゃないから攻撃しちゃダメだぞ」
「解った」
「あ、マリア何でここに」
「なにか向かってくるから見に来た」
慣れ過ぎて、マリアが居ることを彼らに伝えてなかった。今から隠しても遅いしな。ま、いっか。
門から自衛隊車両を入れ駐車させると、誰も降りてこない。
「この大きな虎はスノータイガーのマリアです。頭が良くて喋れるんですよ、安全ですから危害を加えなければ大人しいですよ」
それでも誰も降りてこないし、ヘリは自作のヘリポートの上で ホバリングしてるし、仕方なく俺はWAPCの後部ハッチを開け、中に居た小隊長を連れ出した。
「小隊長、おひさしぶりです。大丈夫ですよ、マリアは頭が良くて喋れるんですよ。マリア挨拶して」
「こんにちは、スノータイガーのマリアです、よろしく」
「……」
不味いなこれはと思っていると、後部車両から5人の隊員が走って向かってきた。
「大曽根さん、相変わらず規格外ですな」
「レンジャーの皆さんおひさしぶりです。マリアは大人しいから安全ですよ、危害を加えなければ大丈夫ですよ」
それから、隊員達はビビりながらもマリアを撫でると、安全宣言をだしヘリを降ろした。
安全宣言をする前に降りていた隊員がいた。歩美が子虎たちとじゃれていて、男たちがビビっているなか、2人の女性隊員は我慢できずに、子虎たちとじゃれていた。
総理ご一行もヘリから降りてもこっちに来ない。マリアはお座りして尻尾を振っているのにね。1人の強者な議員が近づきビビりながらもマリアを撫でる。すると他の人たちも近づいてきた。
「大曽根くん、久しぶりですね」
「総理もご無沙汰してます」
「今回はビックリさせに来たのに、逆にビックリさせられたよ」
「こちらがスノータイガーのマリアでして、あちらの2頭の母親です。頭が良いし大人しいから大丈夫ですよ」
「本当、大曽根くんには毎度驚かされるよ。今回伺ったのは、ダンジョン攻略のお礼にアメリカ軍が置いていった弾丸と北海道から牛2頭と豚を4頭を連れてきたんだ、受け取ってほしい」
「ありがとうございます、助かります」
それから、総理ご一行を母家に案内して話すことに。
マリアはレンジャーと仲良くなったらしくなにか話してる。
他の隊員たちも子虎のアポロとアナトにメロメロで一緒に遊んでるよ。
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