混乱する世界
ローファンタジーで日間1位に成りました。
ありがとうございます。
まだまだ、拙い文書ですが、
これからも、よろしくお願い致します。
ついに最悪の事件が起きた。
東海地方で、ダンジョンからモンスターが溢れだし、隊員に死傷者が出て、
街に向かうモンスターの光景を上空からヘリで中継され、テレビは1局を除いて、報道特別番組が組まれた。
テレビでは普通の民家に突撃していく映像や、信号待ちしてる車に襲い掛かる映像が流れ、
市民にも死傷者が出てるようだ。
付近の方は避難をと放送されるが、避難する方角を示すが、
避難場所の指示は無かった。
政府は直ぐに災害認定をし、
自衛隊を災害派遣した。
政府は災害対策本部を立ち上げ、記者会見で発生地点より、10km内に避難勧告を出して避難を勧めるも、場当たり的な対策しか取れず、混乱に拍車を掛けた。
日本国内では、暴動や略奪は起きていないが、テレビで世界中の映像が流され、起きている暴動の映像も、市民の不安を煽り、スーパーやホームセンターに買物客で、長蛇の列ができた。
俺も避難してくる門下生の家に行き、家財一式、アイテムボックスに収納して回った。
それでも、まだ一部でしか、氾濫が起きていないため、氾濫が起きてない地域では、未だに従来の社会活動が行われている。
対策本部ではダンジョンの近くの地域から避難を進めるべきだとの意見も出たが、経済的損失を考え実行しなかった。
それに安全な避難場所の確保もできておらず、後手に回ることになる。
それでも、自衛隊の活躍により、東海地域のモンスターの氾濫は沈静化され、対策本部も安堵した。
それから数日は、自衛隊の活躍により、氾濫が起きても封じ込めに成功し、人々を安心させた。
しかし、都市圏で同時多発的氾濫が起き、公共交通機関の運休、商業施設の休業等経済活動にも影響が出だし、政府は株式市場を停止した。
都市圏での氾濫では、避難活動を優先し、人命優先のため、使用火器の制限を受けた自衛隊は後手に回り、発生地周辺を放棄せざるを得ない状況に。
安全な場所に逃げようと、ダンジョンが出現していない島に逃げる人で空港や港は、人でごった返し、混乱の連鎖が起き始めた。
そしてついに、モンスターが街に溢れ出し、街はゴーストタウンと化した。
それでも、大病院や放送機関や公的機関はバリケードを設置して対応して、何とか防いでいた。
恋花の兄、大和は家族に無事を伝えるも、大学病院は大変なことに。
大和は父から、このことを聞いていたが患者を見捨てられず、
病院に残る決断をしていた。
自衛隊も護衛艦を派遣して、救助に当たるが避難人数が多く、
対応仕切れない状態。
日本政府も海外に救助を求めたくとも、世界中で同時多発的に氾濫が起きており、海外在留邦人救出もできない状態である。
街は無法地帯になり、犯罪が横行するが、警察も最早機能してなく、人が人を襲う事態まで起き出した。
俺たちはモンスターの対策は考えていたが、対人間を想定していなかった。銃砲店も襲撃される事件が起こり、対策を考える事態になった。
協議してる時に威嚇のためにも銃があればとの意見に、俺はある決断をする。
この敷地内はダンジョンマスターのスキルで結界が張られているため、許可がないと入れず安全なので、暫くは静観することにした。
しかし、俺は前から考えていた計画を実行することに。
俺は夜中に、気配遮断を使い、こっそり抜け出した。
向かうは、米軍基地で銃などを拝借することにしたのだ。
実は武器庫の位置は把握済み。
誰かに話せば止められることは解ってる。光学迷彩と気配遮断があれば大丈夫。
「今後のためにも武器は必要だ、
別にスネークミッションがしたいわけじゃないから」
《マスター、誰と話しているのですか?》
「独り言」
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