買い出し
今日は久々にゆっくり買い物です。
このところ、造成したり、刀を作ったり忙しかった。
でのんびりしてたら、レベル6と13のダンジョンが5km圏内に出現した。
レベル6は良いよ、30階層だから、
レベル13は65階層って、
何日掛かるんだよ。
彼女たちは普段働いているから、
当分、無理だな。
しかし、ダンジョン増えてきたな、
テレビで毎日話題になってるし。
ナビが言うには、今週ぐらいから大量出現するらしい。
つまり今週のうちに大量に物資を確保しなければ、ヤバイな。
門下生の奥様方も手伝ってくれているから助かる。
砂糖、塩、醤油など調味料を忘れてたし、
大豆に小豆などの豆類も忘れてた。
それ以外にも、医薬品、子供用品、食物種など
しっかり準備したつもりだったけど、
全然足らなかった。
皆の希望で週末に新撰組と魚介類仕入れに漁港まで行くことに。
でも、俺より彼女たちの方が、
疲れてるだろうな、
買い出しついでに、
旅館でも泊まるかな。
今日は彼女たちと買い出し旅行。
先ずは、しらすと桜海老を仕入れて。
次に冷凍倉庫で冷凍マグロ。
後は観光ホテルでリフレッシュ。
気を使って俺だけ、
別に部屋取ったら、
勿体無いとブーイング。
嫁入り前のお嬢さんなんだから、
当然でしょ、1人ならねー、
俺だって。
でも、浴衣姿は目の保養です。
その頃、彼女たちはお風呂で。
「雅也さんはいつも優しいからね、私たちのためにホテルを取ってくれるなんて」
「でも、私はちょっとがっかり、
何で同じ部屋じゃないの」
「雅也さん、だって私たち4人と一緒だと、恥ずかしいんじゃない」
「私は夜、雅也さんの部屋に行こうかな」
「楓、抜け駆けしたら、計画から外すよ」
「抜け駆けしません、ごめんなさい」
「まあ、日本の法律もいつまでもつか解らないからね」
「私たちの小さい時からの夢、4人で愛する旦那様と暮らすのね」
「少しずつ、雅也さんを教育しないとね」
その頃俺はというと、呑気にマッサージを受けていた。
朝、起きると何故か5人で雑魚寝していた。
俺は思い出せないが、
彼女たちに正座して謝った。
「すみません、俺あんまり覚えてないのですが、ここで寝てしまって、すみませんでした」
「えー、覚えてないの? 私たちとちゅーしたのに」
「えっ、何となく覚えてます、
酔っていたとはいえ、
すみませんでした」
「責任取ってね」
「えっ」
「冗談よ」
「すみませんでした」
それから、沼津の漁港で紹介された、
仲買人から大量の魚介類を仕入れ。
寿司屋で美味しい昼食を食べ、
時間ができたので観光へ。
ただ、朝から交替で両腕組まれて、行くところ全てで、
男性から睨まれます、
これが昨日の罰だそうです。
最初は、ご褒美かと思ったが、
人の目って、
こんなに怖いとは。
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