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オヤジ達のダンジョン


今日はついにオヤジたちのダンジョンデビューです。


ちょっと早めに着いたのにもう居ましたよオヤジたちが。館長は何か大きな木の箱持っているし、そんな館長を見て恋花さん頭抱えてるよ。訳を聞くと本物の甲冑らしい。


(館長はどこに合戦に行くのか)


車を止めて挨拶をすると、プロテクターなどは間に合わなかったので防具を用意したらしい。館長が甲冑、近藤さんは剣道防具、斉藤さんはキャッチャーのプロテクター、沖田さんは何故か職人的な格好に何故かドデカいバールを持っている。俺は沖田さんに防具は持ってこなかったのですかと聞くと、沖田さんは


「仕事着が一番の戦闘服だ」と笑っていた。


しかしさすが家族持ち、重箱に入ったお弁当を持ってきていた。


(ピクニック気分だなこのオヤジたち、ダンジョン舐めてるよ。どこでその弁当を食べる気だ)


ダンジョン前で準備を済ませると、甲冑着た武者と剣道家とキャッチャーと職人がいるよ。


(こんな集団見たら即通報されるかハロウィーンと間違われるな)


早速ダンジョンにとりあえず向かい、浅い階層のスケルトンはオヤジたちが倒すことに。近藤さんだけ、皆が3体倒すまでお預けです。


スケルトンを1体発見。館長が倒すみたいです。斉藤さんもオバケが苦手なのかびびってます。それを近藤さん笑ってますが。


(貴方も最初かなりびびってましたよ)


歩美さん、近藤さんもびびってたことをばらしたよ。


そんなことをしてる間に館長がスケルトン倒してた。


(ヤバ、見てなかった、でもレベルが上がったことがうれしいらしく気づいてない、助かった)


皆、問題なくスケルトンを倒してる。沖田さんのバールの攻撃力半端ない。


さすがに9人も居ると俺はやることが無いな。


オヤジたちならば5階層までならば問題が無さそうなので、俺たちはオヤジたちと別れて、シルバだけオヤジたちの護衛として預けた。


俺は彼女たちと10階層を目指した。彼女たちは鬱憤が溜まっていたのかスケルトンで発散して、また俺の出番は無かった。


(今週はまた、シルバとダンジョンに来よう)


何にもせずに、10階層主の扉前に着いた。彼女たちも俺が戦ってないことに気づき謝罪してくれ、階層主は俺がメインにやらせてもらうことに。


扉を開け中に入ると同時に弓を持つスケルトンに稲妻を放ち、手前に居るスケルトン2体を走りながら斬り倒し、大剣を持つスケルトンの攻撃をかわし袈裟斬りで倒した。後ろを振り返ると彼女たちが残りの2体を倒していた。


恋花さんが言うには体重移動とバランスは完璧だったらしい。俺も今までに無い手応えを感じたので、この動きを忘れないうちに帰ってから練習しよう。


俺たちは先に進まずに戻ることに。戻る途中の6階層でオヤジたち発見。やはり降りてきたか。安全マージン取って正解だったな、さすがに弁当は食べられないだろうと思ってコンビニで買っておいたおにぎりを渡しておいたのに食べてすらいない。


(このオヤジたちにダンジョンを教えたのは失敗かもしれない)


だだをこねるオヤジたちを連れダンジョンを出ることに。


ダンジョンを出てから、流石にお腹が空いたのかビニールシートを引いてお弁当を食べる事に、俺は久々に食べる手作り弁当に喜ぶと、彼女達が今後交代で作ってくれる事に。


再度ダンジョンに入ろうとするオヤジ達をなだめ、帰る事にしたが、何故か全員俺の家に。


家に着くなり、道場はどこにするか病院も必要だ、住む場所も増やそうだとか、計画を相談される。お金も参加する門下生から集めるから心配要らないと言われ、来月から建築を始めるらしい。法律的に大丈夫か聞いたら、ここならばれないから大丈夫と不安な言葉が。


(大丈夫なのか本当に)




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