館長からの呼び出し
今日は最近2日に1回は来てるコストコで大量買いに来てます。本当は全ての商品を買い取りたい。買い物していてそのままアイテムボックスに入れたい衝動に。
買い物してると館長から電話があって今夜飯でも食おうとの連絡が。ただご飯を誘う声質じゃなかったけどな。なんだろ斉藤さんの件で破門になったりしないよな。館長とか門下生とも仲良くしたいんだけどな、あー緊張するな。
道場兼自宅にお邪魔すると奥さんが出迎えてくれた。別に変な感じはしない。奥さんに案内され部屋に入ると新撰組の4人とその両親が勢揃いしており、何故か俺は汗が吹き出し緊張。宴会の時の 雰囲気ではなく道場の時の目を感じる。
「大曽根くん座ってくれ」
「は、はい」
「大曽根くんに聞きたいことがある。正直に答えてくれ、娘たちと変なクスリやってないか?」
「へ? クスリなんてやってませんが」
「違法じゃなくてもステロイドとかやってないか?」
「絶対にやっていません! 館長たちの大切なお嬢さんにそんなことするわけないじゃないですか」
「しかしな、君と出会ってから娘たちの動きが違うんだよ。1週間やそこらで身に付く動きじゃないんだよ、娘たちに聞いても答えないし、だからね大曽根くんに聞くことになったんだ」
「んー、解りました、話します、ただクスリなどといった違法な話ではないので安心してください」
そこで俺は温泉旅館を買ってからのことを話した。
勿論、信じてくれません。クスリの幻覚だとまで。彼女たちも説明しようとするが、黙ってろで終わる。俺も仕方が無いので、聖剣とアイテムボックスに容れっぱなしの角ウサギを見せることに。
「では、ダンジョンで仕留めたモンスターとダンジョンで手に入れた聖剣をお見せします」
「何も持ってないのに、逃げるのか」
俺はアイテムボックスから聖剣を出した。すると彼女たち4人以外からは驚きつつも手品呼ばわりされたが館長は聖剣のスゴさに気がついたみたいだ。モンスターを出すためにテーブルに汚れないようビニールを敷いてもらい、ウサギを出した。するとウサギを見てただのウサギかと思っていたのが、角や牙を見て先程までと空気が変わってきた。
そこからはある程度信じてくれが、まだダンジョンを見ないと信じられないとなり
お父さんたちもダンジョンに行くことになってしまい、彼女たちから「散々大曽根さん責めて何がダンジョン連れてけだ。ついてきても戦わせないからね、信じてないならいいよね、レベルアップなんかさせない」と大ブーイングです。
お父さんたちは形勢逆転で責められます。そこに奥様方が酒に料理を運びフォローに入りうやむやのままに、其から皆さん俺のサバイバル計画に賛同してくれることになり助かります。
しかし和やかな雰囲気があるお父さんの一言で一変します。
「大曽根くんはこの4人の誰が好みなんだ?」
場が凍りつきますが
「いやー皆さん美人で、俺なんかアラサーですから好みなんて烏滸がましいですよ。彼女たちに怒られちゃいますよ」
何故か皆さん暖かい目で
「大曽根くんはカッコ良くて、真面目でお金持ち何だから自信を持とうな」
「そうですね、俺って自信が無いかも知れませんね、でもだから準備は完璧にしたいんです」
其から来週の道場を休みにしてダンジョンに館長達を案内することになり、土曜日は仕事があるので彼女たちと行くことに。
お父さんたちの武器は槍は俺が造り、防具などは自分たちで用意することが決まった。
それと前回手に入れた大剣は俺が打ち直し、じゃんけんの末、沖田さんが使うことに。
俺はその後、俺は君を信じてたとか疑って悪かったなどのフォローが入り、散々飲まされ館長の家に泊まることに。
今日は斉藤さん普通に話してくれたし、もう怒ってないみたいで良かった。
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