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異世界④

長い間お休みして申し訳ありません。

改変作業をしていましたがゲータが消えてしまったので改変せずに現状のまま続けます。

投稿は週1回か2回ペースで予定しております、これからもよろしくお願いします。


マリアの夫を探すために俺とクレア、マリアとダリアの二手に分かれ見つけ次第ドラゴンコンビが連絡を取り合流することにした。


 しかし俺はマリアと言う防寒着が無くなってクレアにできるだけ低く低速で飛んでくれと、叫んでいるが全然改善されない。


 このままで行くと見つかる前に俺が凍死してしまう、シルバが風の入る隙間を埋めてくれてなんとか耐えているがいつまで持つか?


 我慢して耐えていたがそろそろ限界だ、力が入らなくなりクレアの背にうつ伏せでへばり付き目を閉じた。


「クレアの背中は暖かいなー………」


「おい、大丈夫か」


「あれ?」


「おおー良かった、雅也悪かったな」


「俺はどおしたんだ?」


「シルバが雅也が気を失った事を教えてくれて、慌てて地上に降りた」


「すまん心配掛けたな、しかしここは暖かいな?」


「辺り一面ブレスで焼いたからな」


「………」


 暖を取るのに辺り一面焼き払い、永久凍土も溶けて表面は焼けてるよ、しかし何故クレアにお姫様抱っこをされている、恥ずかしさで顔が熱くなる。


「そろそろ降ろしてくれないか」


「大丈夫か?」


「ああ、キャンピングカー出すから休憩しよう」


 それから俺たちは休憩して、俺はさらにインナーを着込み再度捜索を開始した。


 それでもやっぱり寒い物はやっぱり寒く、クレアが気を使ってくれ空にブレスを吐いてくれ何とか耐えられた。


 クレアがダリアと連絡を取り俺の為に比較的温暖な地域の捜索を任せてくれた。


 それでも捜索は難航して中々手掛かりすら見つからない状態で、情けない事に俺の体力の限界もあり、今日の捜索を打ち切り安全にキャンピングカーを出せる場所を探した。


 情けない事に俺が居なければもっと捜索できただろうに、ただ俺を一人にすると簡単にモンスターに殺されてしまうのでそうも出来ない。それほどこの地域は過酷で人間が入って良い地域では無いのだ。


「見つけた」


「休もう」


「違う、スノータイガーだ」


「なんだあれ、戦ってる?」


「戦ってるな」


「なんだあの化け物は」


「掴まってる助ける」


  急にクレアが急降下し始め、首を下げたことにより風で飛ばされそうになるが、俺は必死に掴まり正面を見た。


白い毛並みが血で赤く染まった熊?と虎?ただし大きさが尋常じゃない、しかも熊は前足が四本有り俺が出会ったらまず間違いなく逃げる選択しか選べないと思う。


 しかし、最強のドラゴンで有るクレアには敵では無かった。急降下で一気に上空から頭を鷲掴みにしたと同時に頭を握り潰し一撃で葬り去った。


 スノータイガーは突然の参入にかなり警戒しており、威嚇するように吠えているが話でもしてるのか?


『お前は妻と子供を探してないか?』


『なんでお前が知ってる、なんかしたのか?』


『今向かっているから待て』


『信じられるか』


 なんか二頭で吠えてるけどまさか戦闘に成らないよな。


「雅也、話は付いた今ダリアもこっちに向かっている」


「そうか良かった、でもあいつ俺を睨んでるような気がするだが」


「大丈夫だと思うが私の側を離れるな」


「この熊貰って良いか?」


「別に良いぞ、美味しくないよ」


 熊をアイテムボックスにしまっていると。


「来た」


 空に目を向けるとそこには上空から降りてくるマリアの姿が。


「あんたの無責任なせいでどれだけ苦労した事かー」


「ウゲャーーーャーー」


 あー、唖然と見ているとマリアが落ちて来て、見事に旦那にフライングボディーアタック、熊と戦って負傷していた身体に止めを刺したな。


 結局虫の息のところをシルバの治療でなんとか息を吹き返した。














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― 新着の感想 ―
久々に読みたくなって読み返していました。もうずいぶんと長くお休みされているようですが、作者さん大丈夫ですか?データ飛んだり入院したりと色々大変だったのでしょうが、できれば再開して欲しいです。
この小説は何度か読み返しています。 この続きを大変期待しておりますので更新のほど よろしくお願いします。 以上
いつになったら再開すんのかな~!!!!!!!!!!
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