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合流

 各々、道を進み、仲間との合流を果たした。

 楓の前に相馬が立つ。

 相馬が拳を差し出すと、楓は苦笑して、しかし我慢できずに涙して、その拳を頬に持って行った。


 シンシアとエレーヌが抱き合う。

 シンシアは風を吹かせ、エレーヌを抱きしめたまま宙を飛んだ。


 恭司と私は淡白だった。


「無事帰った」


「ご苦労さん」


 それだけだ。無茶をしてと怒っているのかもしれない。


 別ルートで不意打ちを狙っていた部隊を探していたアラタ達はあらかた片付けて少し遅れて合流した。

 そして、私達は警視庁に辿り着いた。


 若い青年達が一気に駆けてきてトラックの中身を運び始める。


「……結局全部の車が当たりだったのな」


 相馬が呆れたように言う。


「まあ敵が分散してその分助かりましたけどね」


 私は苦笑交じりに言う。


「今回の旅も厳しかった」


 アラタが、しみじみとした口調で言う。


「これで戦力が補強される。平和に近づけばいいな」


 私も、しみじみとそう言っていた。



第九話 完

次回『もしも、の話』

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