表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
若返った賢人  作者: かーむ
20/32

反省と別路と出発

次回、ちゃんと学園編に戻します。間に合わなかった。

合宿編は閑話というか、よくあるみなさんの想像通りの合宿なので色々イベント盛り込む予定です。


今回の話でようやく兄さんの見えない手が見えてくると思います。見えてんじゃねぇーかよと言うツッコミは無しで。


アスタリスクで区切りを付けたようにタイトル順に構成されているはず。実質、三話ある感じです。


それでは二十話です。

 強襲から一夜明け、魔法学校は定時で動き出す。王都も例外ではなく昨夜の事はあまり公には語られなかった為、何処を見ても辺には日常そのものが流れる。


 魔法学校に半ば隣接する形に立地するレストランも同じく開店準備を整えつつあった。


「あの〜お客さん? まだ開店して無いんですけどー」


 店長は迅速な応急処置により傷は軽かった為、平常運転に戻りつつある。 


 しかし開店前に席に陣取るミハイ=ルージュは人目が無い時間帯のフルーツ・オレを飲む為だけにこうして何食わぬ顔で入店してくる。


 妻はミハイとすぐさま意気投合。それに続くかのようにバイトの連中もあっという間に籠絡(ろうらく)され、今や四面楚歌にあるのは、むしろ店長の方だった。


「相変わらず、ここのふるぅつの奴はうまいな」


(マジでもう何も言えねぇじゃん……)


「ぷはぁ~うまい!……御馳走さん。って事で代金はエリファスにつけといてくれ」

「へいへい」


 いつも通りだ。何も可笑しくない。ははは。


「そう言えば昨日、何かあったみたいだなぁ?」


 あざとい事、この上ない喋り方。

 何も答えず手だけ動かしていると


「負けたって聞いたが〜」

「……弟子の自慢ですか?」


 自分でも口調が強くなっているのが判った。大人気なくて本当に情けない。


「ふははははっ……お前さん『裏方で活躍するおれかっけー』とか思ってたんだろ。自慢も含めてだが、良かったな。あそこにエリファスが居てくれて。……最悪、あのまま行かれたらティファニー殺されたかもな」


 その言葉を聞いて一気に感情が昂ぶった。しかし目の前の女の言葉に全く言い返せない。


「クックック……こんだけ癪に障ること言われても、言い訳しないだけ大したもんだよ。でもまぁ、分かってんだろ? 自分に問題が在るんだってよ、おい。」


 強気なミハイ=ルージュの口調。


「……」

「まぁ、聞く話によると敵も相当強かったらしいが、それでもだ、守る奴を守れなかったらお前さんの存在意義は無いんだぞ。なに、怠けてやがる。店やるのは良いけどな少しぐらい感覚落ちねぇように鍛錬しとけってんだ。ばかやろう」

「すみません……でした」


 そうだ、反省すべき者は俺だ。守る奴を守る事が出来なかった。


「はぁ……反省したなら良いんだ。まぁこれから気を付けて頑張れよ。お前さんほど素質あるやつは挫折しないと変な方向へぶっ飛んじまうからな」

「はい。……じゃあ、にい……エリファスって弟子も同じで?」

「ん? あ、あぁ……アイツか。まぁ挫折はしてるが極端だからなぁ……」


 何処か呆れたように言う、ミハイに店長はますます興味を持つ。


「是非、教えて下さい」

「あんまりアイツに言うなよ。面倒くさいから」

「分かってます」


 頬をポリポリかくとミハイはおもむろに喋りだした。


「……俗に言うアイツは天才肌だったんだよ。物事を簡単に理解して尚且つ自分なりの答えを出せる。持って生まれた才能は他と別格だった」

「何となく予想がつきますね……」

「お陰で結構、早めにグレたんだわ。多分、一桁行かないくらいの歳で。あいつの場合、お前さんの悪化版が少年期に来てた。それでもアイツは誰よりも優秀だった。義兄(ぎけい)と出逢うまでは」


 ミハイ=ルージュはエリファスの正体を、悟られぬように話をすすめる。


「義兄はエリファスよりも歳上だったし両親を亡くしたり、戦場にでたり色々と先々に経験しててな、まぁエリファスを凌ぐ天才でもあり、そこで初めてアイツは自分より優秀なやつを見て挫折したよ」


 絶句した。あの天才の挫折が、超えた天才の存在により生み出された事を。


「いやぁ〜非道かったぞ。あの頃のエリファスは、人はここまでやさぐれるのかってな。初めて目の前に現れた自分より優秀なやつ。義兄はあらゆる面でエリファスのひとつ上を行っていた。それまでアイツに注がれていた羨望は義兄に、そこから膨らむ嫉妬、憎悪、憤慨。そりゃ勿論、トチ狂ったさ」

「義兄、恐るべし……ですね」

「ただな、義兄はエリファスが構ってくれるもんだと思って弟が大好きになっちまったんだわ。意外と天然入ってる奴でよ。それに当時、義兄は家族がいなかった。だからエリファスが可愛くて仕方無かった。互いに家族認識を経てから、そこから二人は変わったな。ライバル心を常に持つ弟と、それを受け止め応える兄、そこから一気に成長したさ。内面的にも外面的にも」

「何だか納得がいく過去を持ってますね……結構壮絶ですけど」


 いつの間にか敬語口調になっている自分がかいた。 


 そしてその様子を見るミハイもこの先二度と同じ過ちは冒さないと確信した。ようやく立場を理解したな、と細く微笑んで。




 ✳




 時を同じく温泉街の中心に位置する周囲の建物とは一風変わった邸。温泉街を管轄するファーレンハイト卿の別荘であり連日多くの来客が足を運ぶ。それ程に見事な手腕と認められた。短期間にしては異様なスピードで領地経営界隈を駆け抜けた。


 まだ日が昇には数時間近く時間がある。エリファスは第2要塞【勇門(ヴィーラ)】を開放した反動で、昨日我が家に着くなり泥のように眠った。まだ時間はあるがこうして醒めてしまったものはしょうが無いと割り切り中庭に出た。


「やはり、負担が尋常でないな……」


 手で握り拳を作るが、現実を突きつけるような倦怠感。あのままイージスと闘っていたら手に負えなかったかもしれない。


 第1要塞【怒門(ラウドラ)】とは段違いの領域管理権限の上昇、しかしこれではそのメリットも長続きしない。無論、エリファスが今の時点で開ける事の可能な《門》は2つで収まらない。後、同じく2つほど余力がある。3つめの門、《逢門(シュリンガーラ)》は一度開いた事がある。3日気絶して死にかけた苦い思い出付きだが。若返りをしていなかった頃であった為、今やればそこまで重症になるとは考え難いが、タダで済むとも思えない。


 4つめは踏み込む事すら躊躇って来た《卑門(カルナ)》。事実上この門を開く事は可能だが、量質レポートを用いた臨床実験、及びシュミレーションでは危険値量までの進行が120%を大幅に上回る結果が出ている。間違いなく脳がイカれて帰らぬ人になる。


 《門》は元々危険回避の為のリミッターであり、外してはならない砦。その屈強な砦を外せば流れ出るのは引き留めていた強大な害悪。リスクは承知の上だが、今死ぬ訳にもいかない。


「同時合宿まで《門》の開放に耐えうる為の身体能力を底上げするか。今までも鍛錬を積んできたが……如何せん足りない」


 焦燥に駆られているのには、明確な理由があった。

 昨日の襲撃の際、兄からの宣戦布告。

 兄さんは嘘はつかないし、兄以外があの合言葉を使う事は考え難い。確実に仕掛けてくる。


 そして推測ではあるが広範囲の《門》の行使による洗脳。ただ、それを行うには大量のラケル鉱石が必要になる。ラケル鉱石とは産出量皆無と言われていた霊刻魔法を刻める唯一無二の魔鉱石。そしてその規模に比例する刻印の為生体エネルギーの確保。生体エネルギーとは生ける者全てに存在する生命を維持する力。魔力とはまた別の分類である。

 生体エネルギーは魔力と違い寝たり休んだりで回復しない。生き物に予め決定した量がある。当然無くなれば死ぬ。


 師匠いわく、ニーアの使っていた魔法具は大体、三十人近い生体エネルギーを必要とするらしい。刻める刻印が多くなれば出力も安定性も上がる。


 イージスも同じく魔法具を使うだろう。


 兄さんはそれを誰にも勘付かれる事無く計画を進めてきた。


 本当これだけか今この国の水面下で進行しているとしたら《門》を使えない奴はまともに闘えないだろう。


 イージスやニーアを見る限り向こう側の戦力は相当な規模と見ていい。


 正面からぶつかったら負ける。


 そんな事を考えている間に体術の型をひと通りやり終えた。既に身体からは白い蒸気を上げている。基礎鍛錬を侮るなかれ。ここに来て改めて実感する。


「朝から精が出ますね。エリファスさん」

「……はい、まぁ」


 歯切れの悪い返事。タオルを片手に持ち歩み寄るミラに告げねばならない事があったからだ。

 タオルを受け取り額の汗を拭う。

 

「そろそろ、領地経営者のお勤めは慣れましたか?」

「お陰様で、エリファスさんが手取り足取り教えて下さいましたから」

「……それは良かった。では俺はもうここを出でもいい頃合いですね」


 一瞬、ミラの表情が何かを察したかの様に強張る。


「……昨日の事、ですか? 敵がエリファスさんを狙っていてそれで私に気を使っているなら駄目です!」


 ミラはいつに無く強気な口調だった。

 迫る様に俺の懐に入る。


「貴女は予想以上の領地経営者だった。もう、俺が口を出す必要は無いでしょう」


 事実、ミラは優秀だった。

 もう手を出す必要は本当に無い。


「……だめ、いかないで」


 ミラの瞳が潤う。

 だがこの人は巻き込めない。


「業務はしっかりと寝る前にする事をお忘れなく。貴女は一度寝ると朝まで起きませんから」

「なんで……? 貴方がやらなくてもフェアベルゲン王国には優秀な使い手が居るわっ!」


 薄暗い空に少女の声が木霊する。


「その優秀な使い手が昨日見事にやられたのを見たでしょう。あれはまだ序の口です」

「……お願い、お願いだから危ない真似だけはしないで」


 浄化の魔法を使い汗を流す。


 邸の門に丁度、タイミングを見計らったかのように頼んでおいた馬車が到着。荷物は既に宿へ送ってある。

 良い我が家が見つかったと思ったんだがな、まぁこれきりという出会いでも無いだろう。また良い家が見つかる。

  

 一瞥し振り返るとその場を、後にしようとする。

 振り返った手が温もりに包まれる。


「……バカ。ほんとにばかっ! なんで死にそうな目してるの!? 安心させなさいよっ!」


 ミラは初めて我儘を口にした。誰かを引き止めたくて、傍にいて欲しくて。たった一ヶ月に満たない付き合いだったけど、その密度は非常に濃い。そんなミラが昨日の事件、少し前からのエリファスの変化に気付かない訳が無かった。

 ただミラも昨夜の闘いでエリファスが敵の侵攻を打開するキーになる事も分かっている。相容れない気持ちが少女の中で葛藤し渦巻く。


 その必死な剣幕を見せさせられ、思わず歩みが止まる。


「ファーレンハイト卿に謝っておいて下さい。最後までお付き合い出来なくて申し訳ない、と」

「嫌……」

「貴女に、ミラ=カーティス=ファーレンハイトに、全て終わったらもう一度会いに戻ります。そこで私の全てを知りたければ御教えします。私が誰であるか、何もかも。だから今は生きてこの温泉街を繁盛させて下さい。それを便りに必ず戻ってきます」


 この位は良い。俺の我儘に付き合わせた俺なりの謝意だ。俺がこの別荘を見つけなければ彼女を巻き込む事も無かったのだ。


「なんでも……わたしの、ゆうこと聞く?」

「はい、その時はこのろくでなしに出来る事があればどうぞ何也とお申し付け下さい」

「ん、……許すけど約束破ったら赦さない。絶対戻ってくること」


 ミラは、か細い、折れそうな声でそう言った。


「心遣い感謝します……」


 


 ✳




 その後、日が昇る頃に予約しておいた宿へ入る。荷物を部屋へ押し込みベッドに飛び込みたい気持ちを抑え、制服の袖を通す。


 窓から差し込む日差しが、脹脛まである青いコートスーツを照らす。


 これから己のやる事を整理する。


 まず、敵勢力に対抗する力の確保。


 そして、兄さんの目的とその手段を知る事。


 最後は、この国を守る。


「お前さんのその必死な面、あの野郎が居なくなってから見たことが無いな」

「また、不法侵入ですか。師匠」


 そのまま部屋のローテーブルにあった菓子類をポケットにしまうミハイ=ルージュ。抜かりない。


「店長さんはどうでした?」

「……まぁ、軌道修正は間に合った。あいつも重要な戦力だからな」


 そう、敵が魔力無効化を使う場合、店長のような体術特化型は現時点で最も有効な対抗手段である。


「後はラケル鉱石の出処ですね。それと大量の生体エネルギーの確保」

「その事だが、ラケル鉱石の出処が分かった」

「……ど、何処ですか?」

「フェアベルゲン王国、極東インスポートだ。鉄鉱石として市場に出品している。見た目が似てるしな、現地の人は勘違いしているようだが。そしてインスポート産の鉄鉱石を高値で大量に購入している奴が居る」 

 

 耳を疑った。極東インスポートだと? アインとリンの出身地である。そう言えばアインは炭鉱で働いていたと言っていた。それにあの身体付き、全身労働によるものだろう。そうすると合点がいく。元々、インスポートはそこまで栄えていなかった。そこで高値で買い取りをしてくれる輩が現れた。


 ミハイ=ルージュは煎餅をバリンと頬張ると、ゆっくりその名を口にした。


「五皇貴の一角《グリュウエン=アルフォード》。母上の遺した手帳を頼りにそれだけは分った」

「……そうなると納得がいきますね。二十五年前のインスポート戦線の何年か後に、俺は兄さんによって政界を追い出された。時期が重なります」

「薄っすらとだが掴めて来たな。で、どうする?」

「師匠の推測では霊刻魔法による《門》の広範囲の強制操作は可能なのですね?」

「まぁ計算上の話だがな。お前の兄が何処まで機能を上げたか知らないが、広範囲操作を可能にしたいなら結構大掛かりな装置になる事は間違いない。そこは保証してやる」

「発動すればそれなりに気付けるレベルになる、と言う事ですか」

「《門》の認識番号を変えられるのはこっち側だったらお前しかいないからな。もしもの時は頑張れよ。それで? 私は喋った所だし、お前の見解を聞きたいな。どうせ色々とわかったんだろ」


 師匠の正面の席まで移動し腰を下ろす。


「まず、お聞きします。鉄鉱石として売り出されたラケル鉱石の価格は幾らですか?」

「……ラケル鉱石か? 日によって多少の変動はあるがキロ十四万ユグルくらいでアルフォードは買っている。鉄鉱石の一般価格より三割増くらいだ」

「そうですか、師匠もご存知ではあると思いますが通常、魔法具を作る際、素材の八割は加工、刻印の段階で使えなくなります。まぁ、鉄鉱石ほど単価の高い奴を素材にするのは珍しいですけど。霊刻魔法も同様に八割使えなくなると仮定した場合、ニーアの魔法具は二十キログラムを超えています。つまり、あの魔法具を作るのに総重量百キログラムのラケル鉱石が必要になります。理論上、魔法具1つにかかる必要経費は少なく見積もっても一千四百万ユグル」


 実にその価格はあの魔法具二大メーカーの杖2つの十倍を超える。


「……五皇貴とは言え、それだけ金を動かしたら周りが気付く。向こう側の魔法具もあれひとつでは無いだろうしな」

「仮定を重ねた推測ではありますが、兄さんがそれだけの資金と生体エネルギーを悟られずに確保する方法があるかも知れません」

「おいおいそいつは厄介だな、まじで」

「……この国、変わりましたよね。具体的に言えば市民証(パーソナルカード)で買い物が出来るくらいに物に値段がついたなど。表向きには物々交換の必要が無くなって経済が活性化した様に見えます。まぁ実際、活性化しているんですが」

「それがアイツの方法か?」

「経済が上手く回るような社会なら、適当に奴隷でも売り捌けばそれなりの金になります。でも本題は違う。モノに価値がつくことはそんな簡単な事で終わらない。端的に言ってしまえば、この国は金が無ければ何も買えない世界に塗り替えられたんです。インスポートのように金に変わる物があって発展する地域も出てくれば、金のない弱い連中はますます力を失う。フェアベルゲン王国内の社会に大きな貧富の差が発生します」

「た、確かにな。金で取引する社会に金が無ければ何も買えない……。だが人をどうやって集めた?」

「まぁここからは証拠も何も無いですけど、たぶん霊刻魔法に使う人を集める為に『ヴィナ教』が発足した、いや、時期的に見て兄さんがさせたと言うべきでしょう。ヴィナ教は貧しい人の救済を名目にその勢力を伸ばし、信仰者を増やし生体エネルギーを手に入れる。兄さんは一石を投じて二匹の鳥を撃ち落としたのです。誰にも悟られぬようにして」


 俺の見立てた仮定は大凡合っているだろう。辻褄が合う。ただどうやって兄さんが攻めて来るかは分からない。


「私は、これからインスポートに行ってアルフォードの事を調べて来る」

「……十分に気を付けて下さい。何なら俺が護衛をしますよ」

「ばかやろう。お前ほどアイツに狙われている奴がおるか、逆に襲われるわ」


 師匠はそう言って何かを紛らわす様に笑った。


「あぁ、弟子が師匠の心配など百年早い!」

「ふっ……そうですね。そう言えば師匠甘い香りがしますが……」

「なっ、歯磨きをしたはずなのに何故?!」

「それに今、財布なんか持ってませんよね、師匠?」


 これでもか、と言うくらい目を泳がせた挙句、部屋のドアへ向かって行こうとする師匠。

 逃がすまいと俺は荷物の中から札束を取り出し、ローテーブルの上に置いた。

 

「五百万ユグル。今はこれ位しか補填出来ませんが、持って行って下さい。必要になるはずです」

「チッ、そんなに高いふるぅつの奴は飲んでおらん」

「後で返せなんて言いません。むしろ足りないです。俺は兄さんを止める筈が皆を巻き込んでしまっている」


 はぁっとため息をつくミハイ。

 ソファに座っているエリファスとほぼ同じ目線だが猫背になっている分、弟子の方がやや低い。


「おい、その湿気た面したら二度と手を貸さないぞ。いいんだよ、協力するって言ってんだから大人しく従ってれば。大体、お前だけに責任がある問題ではないだろ」

「ありがとうございます……」

「まぁこの金は有り難く頂く。それじゃあ、また。私が居なくてもしっかりやれるな?」

「えぇ勿論です、」

この間、三十話で終わらします! なんて高らかに公言していた作者ですが、あ、いや、どう考えても終わりませんね。はい、すいませんm(__)m。もう少し長めになります。

 

以下予告

合宿はマジでストーリーにほぼ影響しない予定です。気楽に読める展開を作っていく所存でございます。甘々な展開や苦々な展開、え?、マジこの子そう行くか?! って読者に思えてもらたらそれだけで作者はお腹いっぱい。やっぱ学園モノにしか出来ない癒やしがある! はずだ! うん……。

期待して待っていて下さい! 全力で書き上げていますから(・∀・)


長々とつらつらと失礼致しましたm(__)m

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ