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Episode-PLUS5 『しりとり・出番多めの二組の場合』

 

 ルーム01:テーマ『相手に聞きたいこと』


「いきなりミニゲームだのと言われ、更にお題はややこしそう。無視でいいか?」


「いやいや、せっかくですしやりましょうよ。しりとりなら作業しながらでもできますしね」


「まぁ別にいいけどよ…、それに気をとられて雑になるなよ」


「はい! どっちも同じくらい頑張ります!」


「同じくらいにするな…。漫画98パー、しりとり2パーにしろ」


「あっ、それもそうですね。よ~し、頑張るぞ~!」


「…まぁ、気合いがあるのはいいことだが」


「あっ、そうだ。しりとり始める前に、午前中の作業でわからないところがあったんですが」


「ん? どこだ?」


「あの、ここが――――」


 ~~五時間後~~


「よっし、今日はこの辺りにして飯にするか」


「了解です! 一さん、何か食べたいものありますか?」


「う~ん、肉の気分」


「承りました。じゃあ豪勢にステーキにでもしますか!」


「あー…、おう」


「? 焼肉の方がよかったですか?」


「あっ、いや晩飯が納得いかないとかじゃなくて…なーんか忘れてる様な」


「忘れてる?」


『規定時間が経過したため、これにて百合神ミニゲーム『しりとり』を終了します』


「「あっ」」


「……………」


「……………」


「すっかり忘れてたな」


「ですね。アドバイスを頂いている間に完全に頭から抜け落ちちゃいました」


「アホだな、二人とも」


「ハハッ、ですね。98パー対2パーどころか100パー対0パーになっちゃいましたね」


「――だな」


「あっ、でもせっかくですし一個だけしりとりのテーマに則って一さんに聞きたいことがあるんですけどいいですか?」


「なんだ?」


「一緒に漫画を描かせてもらって少し経ちましたけど、アタシって今のところ一さんから見てどうですか?」


「――――」


「――――(ドキドキッ…!)」


「――――ふっ」


「?」


「予想していた百倍上等だ。本当にいい拾い物をしたと思ってるよ」


「マジですか!? やった~~~!」


「ささっ、聞きたいことにも答えてやったしこれで終了。飯にするぞ、桃」


「はい、どこまでも付いていきます! 一さん!」


「うっせーよ。――ったく、元気なアシスタントだ」


***―――――


 ルーム13:テーマ『女子に関するもの』


「じゃあ最初は『り』からね。ミチルちゃん、先手と後手どっちがいい?」


「どっちでもいいですよ。つーかいい年こいてしりとりって…」


「そんなこと言わない。ミニゲームなんだから楽しまなくっちゃ♪」


「はいはい」


「じゃあ始めよっか。『り』、リップ」


「『プ』…プリンセス」


「『す』、『す』、『す』――あっ! 透けブラ!」


「………マジできめぇな、この人」


「ちょ!? そんな面と向かって悪口言わないでよ! だってテーマは『女子に関するもの』だよ!? 男の人は透けブラしないじゃん!」


「そういう問題じゃなくて、『す』で最初にそれが出てくる新井谷さんがキモいと言っているんです」


「そうかなぁ~。いいと思うけどなぁ、透けブラ」


「…はいはい、もうツッコみません。じゃあ続けますよ……って、『ら』? 『ら』なんかあります?」


「ふっふっふ、それはミチルちゃんが見つけないとダメじゃない。まぁどうしても私の知恵が必要と言うのなら――」


「パス」


「って、諦めるの早ッ!? パスは一回だよ、――はっ! もしかしてササッとミニゲームタイムを切り上げる目的では!?」


「うるさいですね…。仕方ないじゃないですか、出てこないんですから。ほら『ら』ですよ、新井谷さん」


「う~んと…じゃあ、ラメ」


「ラメって『女子に関するもの』なんですか?」


「じゃない? そんなイメージあるけど」


「まぁ、そこに文句付けてもしょうがないんで進めますか。『め』、メイク」


「『く』、『く』………下ネタでもいい?」


「いいわけねぇだろうが! 何を言うつもりだあんた!?」


「いや、わかってるわかってるって。冗談冗談、そんなに怒らないでよ」


「新井谷さんの場合、どう考えても冗談にとれない発言ですからね」


「なっ、いつの間にそんなイメージが!?」


「日ごろの自分の行いを思い返してみてください」


「あははっ、思い当たる節ありすぎ~。まぁ、ここはミチルちゃんの言うとおり下ネタなしの健全なしりとりにするとしましょう」


「さっき透けブラとか言ってた人のセリフとは思えませんね…」


「はい、聞こえな~い。『く』、クーパー靭帯」


「? なんですかそれ?」


「えっ、ミチルちゃん知らないの?」


「初めて聞きましたけど…」  


「まったく…、勉強不足だなぁ。いい? クーパー靭帯って言うのはおっぱいを支える筋なの。でもこれがけっこう脆くて、引っ張られたりすると緩んじゃうんだ。それを防ぐのもブラジャーの役割だったりするの。もし仮にミチルちゃんぐらいのサイズの人がノーブラで常に生活したりすれば、このクーパー靭帯が緩んでおっぱい全体が垂れちゃう可能性もあるんだよ! 怖いよねぁ~。まっ、ミチルちゃんは毎日しっかりと可愛いブラをしてるから心配いらないけどね♪」


「…………マッジできめぇな、この人」


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