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織田家の長男に生まれました  作者: いせひこ/大沼田伊勢彦
第五章:三河統一【天文十六年(1547年)~天文二十年(1551年)】
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広虎、出陣す

三人称視点です。


吉田城を出発した部隊はその日のうちに牛久保城へ入った。


「無人斎殿、ようこそおいでくださいました。拙者、牧野家惣領、牧野貞成(さだなり)と申します」


「武田無人斎広虎である。早速だが状況を教えて貰おうか」


「はい。瀬木城に入っていた一族の牧野成定(しげさだ)が謀反。こちらに対抗する動きを見せております。安祥家への忠誠の証として、これを討つべく準備中です」


当然のように上座に座った広虎に、貞成も当然のようにへりくだった。

『甲斐の虎』の噂は聞いているし、独立を認めて貰うために従属する家の重臣だ。

更に言えば、一度は国主を務めた程の武将。

広虎の放つ威厳に、牧野家の武士達は自然と自分達を格下に置いてしまった。


「失態だな。それで、勝てるのか?」


「無論です。ただ我々単独では時間がかかるので、こちらと繋がりのある勢力に協力を要請いたしました。丁度先日、奥平家から要請に応じる旨の返事が来たところでございます」


「そうか。ならばそ奴らを後詰として、我らはすぐにでも攻めかかろう。裏切りを知ってから動いた其方らよりは準備ができているだろうが、攻めるならば素早く、相手の防御が整う前にするべきだ」


「い、いえ、安祥家の大事な兵に被害を出させる訳には参りません。今回は我々のみで……」


戦後に少しでも印象を良くしたい貞成は、手柄を持っていかれる事を恐れた。


「案ずるな。我らの兵は自ら死ぬために志願した者達だ。多少死んだところで米作りに支障は出ぬ」


「し、しかし……」


「それ以上に其方らの兵が減る方が困る。今回の遠征で東三河の全てを従える事は難しいだろう。ならば、其方らにはこの地にて、反安祥派、親今川派への抑えになって貰わねばならぬ」


当然、牛久保城の戦力が無事である場合と、瀬木城との戦で消耗している場合、どちらが牽制として役に立つかは言うまでもなかった。


「で、では明日までお待ちください! それまでに準備が整った兵だけでも無人斎殿に帯同させます!」


「その程度では助けにもならぬ。連携も取れぬ以上、足手纏いだ。それならば、牛久保城をしっかりと守って貰っていた方がこちらにとっては都合が良い」


「う……む……」


なんとか自分達も手柄を立てようと画策するが、広虎には取りつく島もなかった。

しかも言っている事はもっともであるので、反論もできない。


「案ずるな。我が殿はこのくらいの事で其方らに責任を取らせようなどとは思わぬ」


むしろ、ここで牧野家を完全に敵に回した方が、三河の統一が更に遅れ、今川の介入を招く事になりかねない。

それを広虎もわかっているので、長広なら恐らく彼らを許すだろうと考えた。


面倒が無いのは今すぐ貞成を処刑し、息子を傀儡としてしまう事だが、長期的に見れば結束が脆くなってしまうという危険性があった。

あの婿殿なら(・・・・・・)、そこにつけこむのは容易いだろうという事も、広虎は理解している。


「瀬木城の者達は諦めて貰わねばならんがな。誰ぞ、死なせたくない者はいるか?」


聞いたところで、生死は戦の結果でしかないが、とも広虎は思っていた。

相手が降伏した時、生きていれば切腹や斬首を許してやる程度の話でしかなかった。


「……従兄弟の成定はこうなってしまっては、戦で生き残っても切腹は免れますまい。あれはまだ若いですから、焚き付けた者がいるはず。家臣の誰かはわかりませぬが、焚き付けた者は勿論、それを止められなかった者も、惜しいとは思えません」


「ならば良い。勢いに乗った軍は、火の如く燃え広がり、人の手では止めようがないのでな」


そう言うと、広虎は立ち上がった。


「ど、どちらへ?」


「今すぐに瀬木城を攻める。瀬木城の者共も、まさか到着したばかりの援軍がすぐに攻め寄せて来るとは思うておらんだろう。攻勢に出るならば、敵の想定外の部分を雷の如くに突くべきだ」


そう言い残し、広虎は評定の間を後にした。




「いかがでしたか?」


城の近くに張られた本陣に戻ってきた広虎を出迎えたのは吉田城城代を任されている松原まつばら福池ふくちだった。


「保身の意識が強いな。今回の事で立場が悪くなるような事はないと伝えたが、どこまで信じて貰えるやら」


「こちらの邪魔をするという可能性は?」


「有り得ぬ、とは断言できぬ。まだ戦の準備が整っておらぬようであるから、今のうちに動けば何もできぬであろう」


鎧は脱がずに床几に腰を下ろした広虎に、小姓が素早く飲み物を差し出す。

最近安祥領内で流行っているという柿の葉茶だ。


この時代はまだ、沸かしたお湯に茶葉を浸けて成分を抽出して飲む、という方法は確立されていなかった。

その手軽さが受けて、領内では様々な植物の葉を発酵、乾燥させて用いられていた。

中でも大量に手に入る柿の葉は人気だ。


また、桑の木を大量に栽培している三河北部の佐久間家の領内では、桑の葉茶が好まれている。

こちらは元々、根皮が生薬として利用されていた事もあり、転用は容易だった。


「手柄を立てたいと言うのなら、前衛を押し付けてやれば良かったのでは?」


「それで討死でもされて恨まれてはかなわん。一番獲りやすい手柄首は、手柄を欲してやまない武士ゆえ」


「なるほど、確かに」


福池も柿の葉茶を飲みながら応えた。


「殿の本隊は随分とゆっくり動いておる。損害をあまり出したくないという思いはわからんでもないが、長引けば結局戦が続き、損害に差が無くなる」


「では、我々ができる限り素早く瀬木城を落とし、殿の助けとなるべきですな」


「その通りよ。四半刻後に出陣するゆえ、兵らに伝えよ」


「はっ!」


広虎に命じられ、武士が数人本陣から出て行った。


「殿はどこまでいかれるつもりであろうか」


「抽象的な質問だな。だが、気持ちは理解できる。城一つどころか、ただの家臣格の一門から成りあがったのだからな。現実的な話をするなら、今川家と同盟を結ぶべきだ」


「結べるでしょうか?」


「今は難しい。婿殿……義元も負けたままでは終われぬであろうし」


関東の情報は安祥家にも入って来ており、それは広虎達にも伝えられている。

情勢が北条有利に動きつつある現在、今川家はこれを気にせず三河に注力するという選択肢は取れない。


北条家が大きいというのもあるが、今川家の本領が駿河であるというのも大きい。

安祥家と北条家の規模が同じくらいだったとしても、本領の隣に存在する北条への対策をより重要視するのは当然だった。


「ゆえに、そうだな。天竜川の手前まで勢力を広げられれば、今川家は自分達の存続のために折れざるを得なくなるだろう」


現在は今川家の方が安祥家よりはるかに大きく、それ故に、負けたままでの同盟は許されない。

しかし、安祥家の領地が拡大され、今川家の支配地が減ればその限りではなくなる。


北条家が駿河を狙う可能性が出て来るし、現在は同盟を結んでいる武田だってどう出るかわからない。


「聞けば愚息は折角儂が娘を嫁にやって同盟を結んだ諏訪へ攻め入りこれを滅ぼしたそうだからな。今川家とて隙を見せればどうなるかわからぬ」


実際は、信濃の豪族が連合して武田に攻め入る際、これに従わない訳にはいかなかった諏訪家が先に同盟を破ったのだが、現在の武田家当主、晴信の性格を知っている広虎は、これ幸いと攻め入ったに違いないと思っていた。


「そのためにも早い段階で遠江に入らねばならぬ。特に国境には、今川家が誇る『両翼』朝比奈家が存在しておる」


「しかし、三河をそのままにはしておけないでしょう」


「三河の諸勢力など、今川家と同盟を結んだのちにゆっくり潰せば良いのだ。三河湾の交通と、沿岸の勢力さえ押さえておけば、遠江への遠征も特に問題あるまい」


だからこそ、広虎も牧野家とその周辺勢力を降す必要性を理解していた。

その代わり、三河北部は放置しておいても問題無いと考えている。

せいぜい野田菅沼家のあたりまで押さえておけば、いくらでも対処は可能だと思っていた。


「それは殿も同じであるようだが、どうにも慎重過ぎる。事が起こらぬように準備するのは良いが、それを警戒し過ぎて、今川家を楽にさせては意味が無い」


「昔からそうですね」


広虎の愚痴にも似た意見に、福池も同意を示した。


「そもそも殿が三河の支配に力を向けているのは、安祥周辺の安全を考えての事もありますが、弾正忠家に遠慮しているせいもありますから」


勿論、安祥家が弾正忠家に牙を剥いていたら、泥沼の内戦になって、今頃今川家が笑っていた可能性は高い。

当時の小さな領土で国内勢力を抑えつつ、三河、美濃と同時に戦をしていた弾正忠家を甘く見る事はできない。


「大殿の息子はうつけと評判だろう。挙兵すれば弾正忠家家臣は殿につくのではないか?」


「多くは大殿に忠誠を誓っておりますので、ご存命のうちは難しいかと」


「羨ましいことだ」


同じ虎でも違うらしい、と広虎は自嘲気味に呟いたのだった。




小休止を終え、吉田城勢が瀬木城へと向かう。

日中に瀬木城城下に到着し、野戦を一度行い、日没前に城を包囲。夜に夜襲を仕掛け、これを落とす。


広虎が描いていた戦況図はそういうものだった。

しかし、安祥軍が近付いても瀬木城から兵は出て来ず、何の苦労もなく城を包囲してしまった。


日はまだ高い。

城攻めには大きな損害が出る事は広虎もわかっている。


かつて広虎は、八千もの兵で城を囲んだが、一月経っても落とせずに雪によって撤退した過去があった。

しかも自分達が撤退したのち、千にも満たない兵で初陣の晴信がこの城を落としてしまったから立場が無い。


「野戦をしておらんから敵兵は減っておらぬし練度も士気もわからぬ。牛久保城が戦の準備が整っていなかった事を考えれば、瀬木城も似たようなものである可能性はあるが……」


そうであれば城に籠っている兵力はわずかである。籠城の準備も整っていないはずなので囲んでいるだけで簡単に落ちるだろう。

しかし、この状況で牛久保城を裏切ったならば、戦の準備がある程度整っていた可能性はある。


安祥家が東三河へ進出する際、長広は各勢力に臣従するよう書状を送っている。

勿論、全員一律の条件ではなく、場所や立場によって変化はつけているが、それでも、安祥家に対抗しようとするなら、それからでも戦の準備は十分に間に合う。


「一度仕掛けてみるべきだな。平城であるから敵の強さも測りやすい」


そう決断して、広虎は五百名を先陣として選び、梅坪三宅家当主、政貞の弟、兼貞に率いさせて城を攻めさせた。


射程内に近付くと、すぐに城から攻撃があった。

矢が放たれ、先陣が矢盾で防ぐために前進を止めた。


「あの規模の城であの攻撃。二百名は入っているか。矢の数も十分なようだな」


領地から推測した瀬木城の戦力は三百名だと言う。

しかしこれは、徴兵したうちの二割が討たれたとしても、領地の運営に大きな支障が出ない事を前提とした数字だ。


戦後を考えずに徴兵すれば倍。敗北と滅亡が同等と考えて総動員すれば更に倍は集められる、というのがこの推測に対する多くの武士の見解だった。


「牛久保城の領地を取り込めれば、無理に徴兵したとしても勢力は維持できるだろう。ならば、六百、七百名は動員していると見るべきか」


城攻めの常道から言えば、落とせるかどうか微妙な数字だ。

ならば、勝負を決めるのは兵の士気であり練度。そして、その兵を使う将の実力だ。


信虎は実は、戦力的に同等の兵で城を落とした経験がほぼ無かった。

武田家宗家の家督を巡る戦い、甲斐統一での戦、今川との戦い。

数倍の敵を撃破した事は何度もあるが、その全てが野戦だった。


野戦で敵軍を打ち破り、その勢いをかって城を攻め落とす戦術が広虎の得意とするところだった。


「右衛門と三之丞にそれぞれ二百を与え、別の方向から攻撃させよ」


兼貞には正面から攻撃させている。この状況で別方向から攻め寄せた場合、相手はどうするかを見ようと考えた。

籠城の準備が不十分なら、別動隊へは対処できないか、正面の防御が薄くなるだろう。


元大浜城城主、長田広政の息子の長田重元と、岸教明を指名し、これを試す事にしたのだ。


結果としては悪くなかった。

重元隊、教明隊への攻撃もあったが、兼貞隊への攻撃が目に見えて減った。

そのまま暫く攻城を続けさせ、相手の継戦能力も測る。


やはり矢は十分にあるようだ。

となると、足りていないのは人手だろうと予想がつく。


「多くとも五百ほどだな。あとは兵糧の貯えか。黒祥くろさち衆を使えば周辺に聞き込みを行いこれをある程度推測する事ができるが、それでは時間がかかってしまうな」


この規模の城ならできれば明日中には落としたいと考えていた。


「兵を一度下げさせよ。日が落ちたら部隊を編成し、夜襲を行わせる」


流石にこの攻撃では落とす事はできないと判断し、広虎は撤退を命じた。


磯野員昌に五百名を率いさせて夜襲を仕掛ける。


瀬木城は方形の主郭が一つあり、その周囲を水堀が囲んでいる。

東は豊川と接しているため、実質三方向から攻めるしかない。

同じく豊川に接した吉田城を長広が攻め落とした時、船による川からの奇襲が用いられたが、流石にその準備はしていなかった。


主郭への入口は、南北と北西の三ヶ所に虎口があるが、その手前に曲輪が設置され、侵入を阻んでいる。

北西には馬出が設置され、仇敵、波多野全慶がいる長山一色城に備えて築城されたのだとわかる。


広虎は本陣を城の南方に置き、城をぐるりと囲むように配置。

この状況で敵に気付かれずに接近する事は不可能であるため、夜襲部隊は豊川を徒歩で遡上する事となった。


夜襲部隊が城内に突入したら鏑矢を用いて合図を出す手筈になっていた。


員昌隊が動き出して暫くしたのち、城の東側が騒がしくなった。


「突入に失敗したようだな」


気付かれては、川の流れに逆らいながらの城攻めなどほぼ不可能だ。


「失敗ですね、呼び戻しましょう」


「待て、敵の数は決して多くない。その少ない城兵が本来なら警戒しなくて良い東側に集まっているのだ。これは好機。三方向から同時に攻めさせろ」


福池の言葉に広虎は反論した。


「既に休んでいる兵もいますよ?」


「起きている兵が攻め寄せている間にたたき起こして準備させろ」


一応指摘してみるが、広虎は気にせずそう言い放った。

福池は何も言わず、伝令に命令を伝える。


すぐに包囲部隊が動き、三ヶ所の虎口へ向かって攻め寄せる。

当然、配置されていた城兵による迎撃が行われた。


「昼に比べて矢が少ないな」


自分の考えが間違っていなかった事に気を良くし、広虎はにやりと笑った。


激戦は明け方まで続いた。

途中で損害著しい員昌の部隊が撤退してきた事で、三ヶ所の防御が厚くなったため、主郭への突入は叶わなかった。


北の曲輪と北西の馬出は抑える事に成功。南の曲輪は攻略できなかったが、これは安祥軍の本陣が南側に配置されていた事で守備兵が多く割り当てられたせいだ。


「曲輪を全て落とせなかったのは逆に良い結果に繋がるだろう」


兵の疲労も大きいため、攻撃の手を止めさせ、交替で休憩するよう指示を出したのち、広虎は福池にそう言った。


「曲輪が全てこちらの手に渡っていたら、相手は虎口を固める以外に選択肢が無い。逆に言えば、やるべき事が少なくなり、行動の迷いが無くなる」


「なるほど。南の曲輪が無事であるため、相手はその無事な曲輪を守るべきか、虎口の守りを固めるべきか迷うという事ですね」


「うむ」


普通に考えれば、主郭に突入される訳にはいかないので、虎口の守りを厚くするべきだ。

しかし、折角守った曲輪をむざむざ敵に明け渡すような真似はできないという心理もはたらく。


「本格的な攻勢に出るのは日没前だ。それまでは反撃に注意し包囲を続けよ。こちらは交代で休めるが、向こうはそういう訳にはいかん」


囲んでいるだけで敵は勝手に弱る。急ぐ必要が無いなら、相手が折れるまで包囲を続けるだけでも良かった。


「今日中に片をつける。黒祥衆の一部を岩略寺城に向かわせよ。城を落としたのちの動きを殿に確認するよう」


最早勝ちは揺るがない。

五倍以上の兵力で城を囲んでいるだけでなく、主郭以外をほぼ押さえている。

おまけに相手の士気と体力は、時間が経つごとに下がっていくのだ。


しかし、昼を過ぎた頃、状況が変化する。


「川路城城主、設楽貞重が兵を率いて瀬木城へ向かっているようです」


「なんだと!? どっちへの援軍だ!?」


「今川方としての立場を表明しているという事ですので、瀬木城の救援だと思われます」


瀬木城から川路城までは北北東におよそ十キロ。

兵力によるが、今城を出たのなら今夜中に到着する事は難しいだろう。

しかし、黒祥衆が出陣を確認してから来ている以上、既にある程度は距離が縮まっているはずだ。

予定とは違うが、今から城を攻めさせれば、援軍が来る前に落とす事は可能だろうか……。


「船と筏で豊川を下って来るようです」


しかし、その言葉で広虎の想定は完全に崩される事になる。


「だが、船で来るというなら兵数はそれほど多くはないはず。迎え撃つ事は可能だろう……」


考えて、はたと気付く。

全ての兵が入っている訳ではないが、安祥軍は瀬木城の曲輪を押さえている。

しかも、城の外にいる兵の多くは、交代で休むために曲輪を離れている者達だ。


曲輪を押さえ、瀬木城を囲みながら援軍の相手をする事が果たして可能だろうか。

いっそ曲輪を捨てるべきか。


折角押さえた(・・・・・・)曲輪を(・・・)捨てるのか(・・・・・)……!?」


今度は自分達が、理不尽な二択を迫られていた。


柿の葉ははっきりと食用として使われていた記録が残るのは江戸時代に入ってからだそうで、柿の葉茶がいつ頃から作られていたかははっきりとしていません。武田信玄が柿の葉を戦の際に持っていかせたという説がありますが、何に使用していたのかは資料には載っていませんでした。お風呂に浮かべてもそれなりの効能があるので、信玄なら温泉に浮かべていたのかもしれませんね。


信虎は戦歴を調べると、二千で一万五千を撃退したかと思えば、寡兵に敗北していたりと中々評価が難しい武将です。調べて行くうちに、城攻めが下手なんじゃないかと思えてきたので、拙作では本文のようにさせていただきました。ご了承ください。


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