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◇151◇生きる化石
見に行きたい。
さて、きょうは水族館にきたわけですが。
今回のおめあては、ペンギンでもイルカでもなく、あの魚!
ご覧ください。
現在、生息しているほかの魚とはまるでちがう、太古の雰囲気をもっています。
「生きる化石」なんて異名は伊達じゃありません。
大昔からここまでのながいあいだ、姿をかえずにいられたのは、種族の教育方針のおかげでもあるようです。
頭ごなしに怒鳴って、責め立てたりしない。
あきらかに非があるときも、みずから気づくように見守る。
こうして、自分らしさに臆病になることがないよう配慮した教育方針、それがあってこその生きる化石だったのです。
本人たちも言ってます。
シーラカンス「叱らんっス」
アンモナイトも、生き残ってないかな?




