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微話  作者: 歌川 詩季
133/165

◇133◇球をしっかり見るのよ、打つ郎

 車掌さん……ではなくて、審判さん!

 すごいじゃないですか!!


 きのうの野球の試合見ましたよ!

 なんと、4打数3安打。

 スリーランの1本塁打を含む5打点だなんて。


 打撃不振にあえいでいたとは思えない、大活躍ですね。

 いったいなにがあったんです?


 え? 実力?

 それもそうでしょうが。

 なにか、特別なことをしたのではないのですか?


 ほほう。気分転換を?

 チームの宿泊するホテルを抜け出して。


 車で乗りつけるような、ガレージ式の安ホテルで、ひとりの時間を過ごしたのですか。


 なるほど。

 そこで気分転換をして。

 ポジティブな気分を取り戻して。


 そして、きのうの打棒復活となったわけですね。


 つまり、こんな気分になったわけでしょ?



 もう打てる(モーテル)!! 



挿絵(By みてみん)

 野球も、どちらもロマンです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 1番○○塁に出て~っ 4番〇〇ホームラン! アニキ〜 すみません、なんだか思い出しました。
[一言]  復調ですね! おめでとうございます!  こちらはそろそろ引退試合を考えねばなりません…。  他の皆様の感想を見て理解しました。
[良い点]  オチにいつも唸ってます。笑 [一言]  鉄道も海賊も女王もロマンですよね。  もちろん野球も。  SF描きたい。
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