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◇121◇縁起をかつぎし調理法
基礎ができてないのに、余計なことするから料理できないんですよ、私。
織田信長は、神仏を恐れないイメージがありますから、縁起かつぎとか興味なかったんでしょうか?
でも。
命懸けの合戦の朝。
家来の武将とかは、やっぱりそういうの気にしたのかなって思っております。
かといって、当時、カツ丼なんてなかっただろうし。
てんぷらじゃ、だめですよ——って、肉食の習慣も、あんまりないんでしたっけ???
じゃあ、せめて。
朝食のお味噌汁くらい、縁起をかついだつくりかたをしたんじゃないでしょうか?
乾燥させた魚を、薄く削ったやつを煮て。その旨味で美味しいやつをつくって飲んだことでしょう、きっと。
勝つ、織田氏!!
ふつうにやっても、つまんないんだもん。




