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千の風に、なれたかな

作者: 豆月冬河

コロン様のエッセイ企画「2025振り返り」参加作品です。

 今年の振り返りかぁ…。色々ありました。


 まずはなろ活。

 3月になろう2年生に進級して、7月になろうに登録した当初の目的だった連載を完結させました。


 もうそれで目的は果たしたようなもんだったけど、今年のなろうでの活動、半分はお絵描きでした。

 …おっかしーなー、ココ『小説家になろう』だったハズなんだけど。まぁいいや。


 時々短編も書いてみたり。

 なんだ、意外と活動してんじゃん。




 リアルは日々の生活変わんない。

 平日、仕事のある日は、朝洗濯とお弁当作り(洗い物含む)。

 仕事行って帰って、洗濯物取り込んで畳んで、夕飯作って食べて(洗い物含む)。お風呂は基本最後(片付け含む)。

 あとはゲームのログイン。プロセカは毎日3〜4曲はプレイ。楽曲Lv30くらいまではクリア出来る(曲による)。これだけ出来れば認知症にはなるまい。フッ。


 休みの日は大体、掃除と買い物。合間でなろ活。

 一人ならもっと趣味=なろ活に時間割けるけど、ダンナがリモートでウチにいると、あんまりなろ活出来ない。ちぇ。


 …おかげでなろ活のメインは深夜になっちゃう。

 時々意識持たなくて寝落ちしてます。たまになろうに入れない時も。皆様許して(´Д⊂ヽ




 日常はそんなモンだけど、今年は大きな出来事がありました。




 6月、母が他界したのです。




〜死の表現に苦手を感じる方は、このままそっ閉じして下さい〜




 母は弟と暮らしてました。

 数年前までは父も生きてました。彼氏しょっちゅう変わる未婚の妹もいて、割と賑やかだった実家。この頃豆月は、あんまり実家に顔出してません。


 父が亡くなってから、妹と母が大喧嘩して、妹が実家を出ることに。徒歩で楽々行ける距離だった実家は、バツイチで実家に戻ってた弟と母の二人暮らしになるため、そんなに広くない少し離れた場所へと引っ越しました。

 弟はなし崩し的に、母の面倒見ることになったんです。


 そうなると弟にばっかり面倒かけるのもアレなんで、豆月も月イチくらいで母の病院への付き添いしてました。

 帰りに美味しいもの食べに連れてったり、欲しいものねだられれば買ってあげたり。

 この頃の母は割と元気だったんです。


 そのうち母と妹も和解して、お互い都合つけながら様子見に行ってました。


 …だけど次第に母は、時々半身が震えるように。

 脳に腫瘍が出来てました。

 手術とか入院とか何度か繰り返して、今年の初めにはほぼ寝たきり。

 その後も豆月達は、時々様子見に行ったりしてました。




 ―――その日。

 母の様子を見に行ってた妹から連絡あって、「もしかしたらヤバイかも」って。

 豆月は自分家の夕飯作ろうとしてたけど、「ちょっと行ってくる」って子供達に伝えて、チャリ飛ばして実家へ。


 その時はまだ息があったんです。

 苦しそうに、ぜぇぜぇ言ってました。


 「さっきECMO(=エクモ。コロナ禍でちょっと有名になった人工呼吸器)頼んだから、もう少ししたら来ると思う。道路渋滞してるから、間に合うかなぁ…」


 豆月の妹と弟がそう言ってて。母はぜぇぜぇ言いながら、じっと豆月の顔を見てました。

 何か言いたそう。だけど分かんない。もう喋れない。


 ごめんね。何も出来ないけど、もうすぐ酸素来るから。そしたらちょっとは楽になると思うよ。

 そんな風に思いながら、待つこと数分―――


 「お待たせしました!」


 ECMO到着。準備をする技師さん。

 コンセントはココです! とか言いながら準備に協力する豆月達。だけど…。


 母の視線が、豆月から離れました。

 そもそも母は、豆月を見ているようで別のとこ見てた気もする。

 豆月を通り越したとこに、何かいたのかも知れない。


 視線は母の真上より斜め下くらいに移動。


 ぜぇぜぇ言ってた呼吸が、だんだんと治まっていったんです。


 あれ? って思ったら、瞼が静かに閉じていきました。


 「「………え?」」


 豆月達が呆然と見守る中、母はそのまま息を引き取りました。ECMO、間に合いませんでした。




 「ご愁傷さまです」って申し訳なさそうに機械を片付ける技師さん。

 豆月達妹弟は、せっかく来てもらったのに何かすみません、って。


 だってもう、妹が豆月に連絡してきた時点で、ああ、いよいよ…、って全員が予感してたんだもん。仕方ない。死に目に会えただけ良しとしました。


 最後に母が見てたのは何だったのかな。

 何となく、豆月達の父親が迎えに来てたのかも。なんて妹弟達と話してました。だとしたら………、母はあんま嬉しくなかったかも(笑) ←理由は後述。




 その後は死亡診断書やら死亡届けやら、葬儀屋さんへの依頼等々、色々大変 ←弟がね!

 豆月ん家は葬儀の日に全員お休みを取るため、各自動いただけです。ええ。ごめんね弟よ。

 でもたぶん、我が家分の香典が一番多かったはずなので、それで許してもらおう。




 ―――んで四十九日。

 納骨も兼ねてみんなで集まる、真夏の墓参り。


 実家の墓がある墓苑には、母の実家の墓もある。

 母が生前から言ってた言葉。


 『〇〇(父の実家の苗字)の墓には入りたくない。自分の実家の墓に入れて欲しい』


 妹弟みんな知ってると思ってたのに、納骨する墓はなんと父が納まってる墓。おーい!(´Д⊂ヽ


 弟曰く、


 「だって〇〇に嫁に入ったんだから、ココに入れるに決まってんじゃん!」


 まぁ手続きみんな弟に任しちゃったんだし、豆月達が文句言うこっちゃない。ごめんね母。




 ………無事納骨も済んだけど、墓の中で喧々諤々(けんけんがくがく)してないと良いなぁ。

 まぁでも、あの有名な歌も言ってる。


 『♪私のお墓の前で(略) そこに私はいません…』


 骨=器なのだとしたら、中身の魂は好きなトコに行けるのかも知れない。そう思いたい。




 ちなみに。

 もし豆月が死んだら、お墓じゃなくて海とかに散骨して欲しい。お墓の維持も大変だろうし。

 一応子供達には言ってあるけど、ダンナも子供達も豆月は殺しても死なないと思ってるっぽい。ヒドイ(´Д⊂ヽ


 あとね。出来たら自分の死に目は、誰にも見られたくないなぁ、って思ってます。

 夜寝てるうちに、ぽっくり逝ってるのが良い。最高。


 残った方は、死に目会えて良かった、って言えるけど、豆月はその場に立ち会って、何か複雑な気持ちだったんです。…って、この気持ちは上手く言葉にならない。何かね。自分は見られたくないなぁ、って漠然と思う。




 まぁ、まだ先の話(と思いたい)だけど。

 そんなことを考えたこの一年。


 まだ掃除したいトコも残ってる。正月準備(喪中だけど)もあるし、仕事も繁忙時期だし、なろうではなろラジもあるし(書けてはいる♪)、今年最後の活動報告もやんなきゃ。




 …あ! あとアレ、『戦記』があった…。

 書けるかな。あと二十日ちょい…。むうorz

喪中。だけどおせちも雑煮も準備する。

そんな年末。皆様よいお年を(←まだ早い)

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― 新着の感想 ―
豆さま、いろいろお疲れ様でございました。お母様のご冥福をお祈り申し上げます。 軽妙な語り口で書いていらっしゃいますが、大変だったと思います。人を亡くした辛さって、だんだん重くなってきますから。こうして…
執筆お疲れ様でした。お言葉から読み手自身のことも振り返ることができる、そんなエッセイでしたね。 いつもの家事、うしろの()に共感です……。 豆ちゃんもお母様もご弟妹も、色々と大変だったことだと思います…
豆月さん、色々とおつかれさまでした。 豆月さんらしい明るい語り口調に、あぁ豆月さんだ、と思いつつ、実際には本当に大変でいらしたと思います。 自分の死に目、自分だったらどうだろうと考えました。 私はさみ…
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