18 トンビが襲ってくる病院
(;・Д・) その幻覚の内容がまた凄い。文章で説明するのも難しいんだが……
(;・д・) 小さなアメコミっぽいキャラが列を作って、左右交差する形で、斜めに凄い勢いで駆けていく。列ごとに全て別キャラ。
さらには数字、文字が同じ方向に流れていく。全て色付き。文字も数字もはっきりとわかる。
全て俺の脳みそが作った映像にも関わらず、全てのキャラに見覚えが無い。
そして戦慄する。細部のディティールもはっきりと見えて、色も文字の一つ人つまでも見えてしまう。
膨大な情報量にも関わらず、俺の脳がフル稼働して映し出していることに戦慄する。
(;ノд・) 怖い。こんな幻覚見ている自分が怖い。
(`・Д・) だが俺は屈しないぞ! ここで恐怖や混乱に屈したら、一気におかしくなる。俺は覚悟を決めたんだ!
( ・Д・) 三年前の手術の際は、抗がん剤でぼろぼろにされて覚悟が決まっていた。精神的にタフだった。
あの時と違って、今の俺は弱くなっていたが……ここに来て覚悟が決まった!
(#・Д・) 幻覚も幻聴も、所詮俺の脳が作っているまやかしだ! 理屈でわかっているし、
それが幻覚で幻聴だという自覚もあるのだから平気だ!
7/9
( =д=) いつの間にか寝てた……。四時間くらい寝られたか?
( ・д・) 睡眠薬の効果にしては短い睡眠時間だ。やっぱり俺は睡眠薬受け付けない体質なのかもなー。
( ・д・) 朝焼けに照らされた病棟。病室の窓の外を見る。朝焼けの海。無数のタンカー。
(つд=) 目やにがすごく出る。顔はむくんでいる 。鼻にはガーゼが装着されている。
(;-д-) ひどい面だ。自分の顔と思えない。頬は膨らんでたるみ、鼻の形もおかしくなってるし、頼むから元に戻ってくれよ。
(*'▽') さて、鼻に詰めていた棒を取りますねー。はい、取れました。いい状態です。
( ・д・) 取ったはいいが血がドバドバだ。まあギュイーン棒で吸い取ってもらったが。
( ・Д・) おおおお……鼻で呼吸が出来るぞっ。すっきり感すごい。しかし右鼻の入り口が痛い。
(*'▽') 右鼻入り口が腫れていますね。
( ・д・) 目やにが出まくるんですが……
(*'▽') 目やには涙腺近くを刺激したせいです。明日から鼻うがいしてくださいね。
( ・д・) 悲鳴の正体判明。婆じゃなくて赤ん坊だ。我ながらどこをどうやってそう間違えるのか……
(ノд・) 鼻からまだ血出てるので結局綿球とガーゼ。
( -д-)=3 しかしまあ一気に楽になった。また点滴つけられちゃったけど。
( ・д・) トイレで手洗わない爺がいた。これが爺クオリティ。
( -д-) 徘徊老人のk藤は一夜で消えていた。どこに移動されたかは知らんが、迷惑すぎる人だからしゃーない。
( ・д・) 看護師とリーマン風おっさんの会話で、病院の屋上に出られるということを知り、行ってみることに。
( ・д・) そんなわけで屋上前に着くと、廊下には清掃員達が待機している。
『トンビに注意! 屋上で食べ物を食べると鳶が襲ってきます!』
(;・д・) トンビ注意を促す張り紙が三枚も貼ってあった。そういやデイルームから何度もトンビ見たな。
( ・д・) 屋上は庭園になっていた。
(;っд・) 蒸し暑い。夏の曇りの日の不快な感覚。病棟内は湿度も温度も常に快適だからなー。
( ・д・) 先客二名。いかついにーちゃんがずっと電話。看護師が不機嫌そうに水飲んでる。
( ・д・) 十階の高さながら、蟻もいるしトンボもいる。九階デイルームの窓の外には蜘蛛ももいた。
(´・д・) 思ったより狭いし、あまり居心地よくないからさっさと帰る。
( ・д・) 晴れた日に来れば少しは違ったか? 最近曇りばかりだが。
(;ノд・) 血が中々止まってくれない。辛い。
[*皿*] ホゲー……
J(;´◇`)し s谷さん、また靴はかないで歩いてっ。汚いですよっ。勝手に歩き回らないでくださいっ。
( ・д・) この靴はかない爺は何度も注意されてる。しかも足取り怪しいし、いつも看護師つきそい。
(#'□`) なんじゃこりゃあーっ! 早く来いよーっ! 殺す気かーっ!
( ・д・) 怒鳴ってる爺もいる。どうしょーもねーな。こいつが同じ部屋でなくてほんとよかった。
( ・~・) ちなみに俺のいる部屋は今平和。俺含め三人全員礼儀正しくまとも。
( ・д・) 残り一枠にカス入る可能性もあるな。患者数全体的に減ってるし、別の部屋から先に入るだろうけど……
( ・д・) まだ37.0の熱出てる。そして右足に謎の湿疹……
(#・д・) 湿疹、左脚にも。昨夜飲んだミンザイの副作用か? 効きもしないのにしっかり副作用だけは残すくそったれが。




