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誉編 過干渉

まだ見た目には<少女>のようにも見えるみことにも、実の子供がいる。


あきらかおりだ。


この二人はとおるよりもさらに小さいので、まだどういう性格かとかいうのは分からない。


ただ、とおるみことにしがみついてると押し退けてでもおっぱいにありつこうとするので、まあ、普通に逞しい感じではあるようだ。


みことも二人を大変可愛がっており、とても仲の良い親子だった。


ただ若干、少し甘いところもあるのかなと思わなくもない。


子供達が少し自分から離れようとするとすっ飛んでいって連れ戻すので、やや<過干渉>気味の傾向があるかもしれないな。


もっともその辺りは彼女の<経験>も影響してることかもしれないので、あまりとやかく言うのも忍びないか。


なにしろ、グンタイ竜グンタイの襲撃で元居た群れの仲間が皆殺しにされるところを目撃してしまったという過去を持っているわけで。


だからいつでも不安なんだろう。また同じようなことがないかってことが。


みことがメイフェアを受け入れてるのも、彼女が群れを守ってくれてるというのを察しているからかもしれない。


なにしろ、子供達がメイフェアに近付いて行こうとするのは止めないんだ。


が、他の雌がそれに気付くとすっ飛んできて連れ戻すけどな。


で、みことがその雌に叱り飛ばされるらしい。


メイフェア曰く、


「ちゃんと見てないとダメでしょ!」


的なことを言われているようだ。


この辺りは、いくら<ボスの嫁>であっても容赦はないらしいな。


ただ、あおはその辺りを理解しているのか、逆に、


「気にしないでいいよ」


的なことを言って慰めてくれるんだと。



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