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玉葱とクラリオン  作者: 水月一人
第六章
198/418

旅立ちの時③

 工場の視察を終えて、列車の到着待ちの間を見計らって、但馬は再度ジュリアの孤児院へと足を運んだ。一応、今日の来訪は工場の視察が目的ということになっていたが、正直こっちの方がメインだと思っていた。


 前回、小切手を渡したあと、ジュリアは首都の銀行で換金してから色々と動いているようだった。新市街の土地を見学したり、ハリチの市役所にも問い合わせがあったらしい。彼女は新しい施設を建てようと考えているようだ。


 その辺の詳しい話も聞きたかったし、今朝、出掛けにお袋さんからアナスタシアもこっちへ来ていると聞いていたので、それも気になった。


 但馬に、労働者と子供を助けてくれと言った彼女は、あのとき使命感に燃えていた。


 フリジアであれだけの働きを見せた彼女は、こちらへ戻ってきてからは精彩を欠いていた。聖女と呼ばれることを嫌ってザビエルから逃げまわり、特に医者として活躍しようとはしなかった。


 それで良いと思ったし、逆に彼女が要らぬ重荷を背負わずに済んでホッとした面もある。何故なら、彼女は有名になればなるほど、彼女の過去が重荷として立ちはだかるのだ。本心では宗教を恨んでいるのだ。なのに聖女と崇められ、こっそりと陰口を叩かれる。それじゃあんまりではないか。


 だが、あれだけ能力のある子なんだから、もっと活躍して欲しいとも思っていた。しかし、勝手な自分の願望を押し付けるわけにもいかないし、彼女になんてアドバイスしてあげていいのか分からなかったのだ。


 但馬は彼女の保護者であり、彼女よりもいくらか年長だとは言え(主観時間ならもっと上かも知れないが)、それほど年の離れていない若造だ。他の女とイチャイチャしてるくせに、偉そうに上から目線でああしろこうしろと言える立場だとは思っていなかった。


 大体、思い返しても見れば、自分だってあの年頃は、将来のことなんて何一つ決められやしなかった。ただ流されるままに生きていただけだ。


 祖父が死んだ後は祖母を世話するのが使命だと思って、そのためだけに生きていた。だが、その祖母が死んだ後、何をやっていいのか分からなかった。結果、例のアルバイトに応募して、企業のニーズとも合致して、気がつけば宇宙飛行士なんかになっていた。


 仲間はみんな使命感に燃えていて、その中で取り残されないように必死に食らいついていった。そして気がつけば地球人全体に関わる重要なミッションの一員にまで上り詰めた。でも、本当は何をしていいか分からなかったのだ。


 いや、自分の出自や身の上話が、どうにもドラマチックすぎて、下手すりゃすぐに悲劇のヒーローにされてしまうから、誰にも相談できなかったのだ。でも、但馬だって何も考えていなかったわけじゃない。形の見えない何かがいつも胸の奥に燻っていた。


 そんな時に、ああしたらいいこうしたらいいと、誰かに無責任に言われたくないじゃないか……


 だから口を出さずに、アナスタシア自身が、自分でやりたいことを見つけられるまで、じっと見守っていようと思っていた。彼女が子供たちを守りたいなら、そうすればいい。彼女なら出来るはずである。


 メアリーズヒルの端っこにある雑木林は、以前来た時と同じようにひっそりと静まり返っていた。奥へ向かう小道を抜けて、やがてちょっとした広場に建てられた孤児院が見えてくると、途端に懐かしい小学校の休憩時間のような子供たちの喧騒と、滅茶苦茶に鍵盤を叩くオルガンの音が聞こえてきた。


 あんまり大勢で押しかけて、相手を驚かせてもいけないと思い、但馬は護衛の近衛兵を林に配置すると、エリオスだけを連れて建物へと向かっていった。玄関口に呼び鈴のようなものはなく、彼は扉をどんどんとノックすると、ごめんくださいと声を掛けた。


 中にいる子供たちの騒がしい声は全く途切れず、もしかして聞こえなかったのかな……と不安に鳴り始めた頃、ギィ~っと、建付けの悪い蝶番の音が響いてドアが細く開き、中からおっかなびっくり来訪者を見上げる子供の目が覗いた。


「どちら様ですか……ひっ!」


 年長らしき少女は但馬の顔を見るや否や、引きつけを起こしたかのような顔をして固まった。驚かさないように……と配慮をしていたつもりだったが、顔を見ただけで驚かれるんじゃ立場がない。


 但馬は唇の端っこをにやりと吊り上げると、出来る限りの愛嬌を振りまきながら、


「院長先生は居る? 但馬が来たって言ってくれると助かるんだけど」

「い、い、い……いんちょ……な、な、ない」


 院長先生は居ないと言いたいことだけは伝わってきたが、これだけ怖がられると少し堪えた。


 あの日、打ち壊された工場の中でアナスタシアと言い争ったり、その後、子供たちが信頼するジュリアに啖呵を切っていたりしたから、彼女の中で悪人認定されてしまったのだろう……これ以上驚かせても可哀想だ。


「それじゃ、アーニャちゃん……えっと、アナスタシアさんは居ないかな……って、いてっ!」


 仕方なく質問を変えたら、いきなりむこうずねに痛みが走った。


 何事かと思いながらケンケンしていたら、ドアの隙間から小さな男の子が出てきて但馬のことをじろりと睨みつけ、


「かえれー!」


 と言って、再度彼の足を蹴り飛ばした。


 避けようと思えば避けられただろうが、なんだか避けちゃいけないような気がして甘んじて受けた。


「あだだだだ! いたいいたい!」


 しかし子供の力とは言え、痛いものは痛いから、両足を蹴られた但馬が大げさに転げまわっていると、エリオスが何をやってるんだと言う感じの目つきで呆れていた。おい、護衛、おまえこそ何してやがんだ……と言いたくなるのを賢明に堪えながら、とにかく笑顔を絶やさないように起き上がる。仕方ないから出直そうかと考えていると、


「ヒィィィイイイ~~ッ!! ごめんなさい、ごめんなさい! どうかお許しをッ!!」


 女の子が施設から飛び出してくると、但馬を蹴りつけた男の子をまるでサッカーボールのように蹴り飛ばして施設の中に放り込み、孤児院の扉をバタンと閉め、その勢いを買ってジャンピング土下座をかましてきた。


 さっきまでずっと聞こえていた、子供たちの楽しそうな喧騒はピタリとやんで、途端に中から号泣する声が響いた。


 リアクション芸人のようなその動きが余りにも機敏すぎて一歩も動けなかった但馬は、ゴクリとつばを飲み込むと、


「いやいやいや、そんな土下座なんてしなくていいから。ほら、立って」

「申し訳ありません! 申し訳ありません! 宰相様!」


 ああ、そうか。但馬は合点がいった。あんまりにもビビるからどうしたものかと思ったが、彼女は知っているのだ……


 但馬はなんと言っていいか分からなくなり、困惑して立ち尽くした。隣でそれを見ていたエリオスはため息を吐くと、彼女の脇の下を持ち上げて、ひょいっと立たせた。


 そして恐怖に慄いてる少女の目をじっと見ながら、


「お嬢さん。この男と俺と、どっちの方が強そうだ……?」


 そう言われても返す言葉もない彼女がエリオスの顔をじっと見上げる。


「俺のほうが強そうだろう? 実は、俺はこの男がおかしなことをしないように、皇帝陛下から命じられたお守りなんだ。だから俺の目が黒いうちは、この男は君たちに何も出来ないから安心しろ」

「……そうなの?」

「ああ」


 エリオスが断言する。サラリと嘘をついてくれるが、文句のつけようもないので、但馬は肩をすくめて半歩退いた。


 但馬と彼女の間にエリオスが割りこむように立ってくれたのが功を奏したのか、彼女は幾分落ち着きを取り戻し、孤児院の扉を守るように背中にしながら気丈に答えた。


「院長先生も、アナスタシア先生も、街に検診に行ってて留守です」

「アナスタシア先生?」

「うん……病気の人の家を回ってるんです」


 いや、それはなんとなく分かるが、どうやらアナスタシアはここでは子供たちの先生らしい。なんだか自分のことでもないのにこそばゆい気分だなと思いつつ、


「そっか……それじゃ入れ違いだったんだろうな。邪魔したね」


 但馬はそう言って踵を返そうとした。しかし、


「待って! ……ください。せっかく来てくれたのに、追い返すような真似してごめんなさい。先生が帰ってくるまで、よかったらお茶でも飲んで待っててください」

「……いや、それも悪いし」

「来客は、どんな人でも歓迎しましょうって、院長先生が言ってたから……」


 ジュリアらしい言葉だが、本当にそうしたら子供たちが萎縮してしまうだけだろう。但馬は適当な理由を作って、彼女を傷つけないようにその場を去ろうとしたが……


 その時、孤児院の中にまた子供たちの笑い声が戻ってきて、さっきみたいにオルガンを滅茶苦茶に叩きつけてる音が聞こえてきた。


 但馬はポリポリとほっぺたを指で引っ掻くと、


「……それじゃ、ちょっとだけ待たせてもらおうかな」


 そう言ってエリオスを連れて孤児院の中に入った。

 

****************************


 アナスタシアたちが孤児院に帰ってくると、雑木林に差し掛かったところで近衛兵の集団と出くわした。揃いの甲冑に身を包んだ屈強な男たちを見てジュリアは震え上がった。


 だが、そんな彼女の心配をよそに、近衛兵たちはアナスタシアの姿をひと目見るや一斉に姿勢を正して敬礼をしてくるのであった。彼らとは王宮での顔見知りだったのだ。


 今日は街に偉い人が来ているらしいと聞いてはいたが、どうやらその偉い人とは但馬のことだったらしい。近衛兵たちに宰相が孤児院で待っていると言われた二人は、大慌てで雑木林の小道へ向かった。


 雑木林は鬱蒼と茂っていて、中の音が外には漏れない。


 だから、相当近づかなければ、孤児院から聞こえる子供たちの声は聞こえなかった。


『……Twinkle, twinkle, little star』


 二人が急いで小道を行くと、なにやらいつもとは違う雰囲気の孤児院から、子供たちの歌声が聞こえてくる。


『How I wonder what you are!』


 彼女たちは顔を見合わせた。子供たちの歌に合わせて、オルガンの伴奏が聞こえてくる。


 だが、ジュリアがここにいる今、孤児院に、オルガンが弾ける人は誰も居ないはずなのだ。


『Up above the world so high, Like a diamond in the sky.』


 一体、誰が弾いてるのだろう? 不思議に思いながら孤児院の玄関を開けた二人は、入ってすぐの食堂のオルガンに、但馬の姿を見つけてビックリした。


『Twinkle, twinkle, little star, How I wonder what you are!』


 子供たちが楽しげに歌いあげると、但馬は軽やかに間奏を弾き始めた。その滑らかな指の動きに、エリオスが感心しきりな顔で覗き込んでいる。子供たちは大喜びで、彼の演奏を邪魔するかのように顔をオルガンにくっつけて、自分たちにも弾き方を教えてくれと懇願していた。


 但馬は玄関に帰ってきた二人を見つけると、おかえりと言って何事も無かったかのようにオルガンの蓋を閉めた。


 すると子供たちが彼の服の裾を引っ張り、もっと弾いてとおねだりを始めるものだから、あわててジュリアが駆け寄っていくのだった。


 その後、但馬は2曲ほどアンコールを演ってから、ジュリアが買ってきたおやつに釣られてようやく子供たちから解放された。あれだけ怖がられていたのに、もう彼を怖がる子供は居なかった。やはり、わかりやすい技能があると違うものである。


 アナスタシアは話には聞いていたけれど、但馬がオルガンを弾いている姿を見るのは初めてで、その器用な姿に驚きを隠せなかった。普段の但馬はどちらかと言えば、行動が大雑把でこういった繊細な技能を持ち合わせてるとは思えないような人だった。なんというか、イメージじゃないのだ。


 だから、子供相手に彼がオルガンを弾いている姿を見て、彼女はなんだか本物の先生みたいだと感想を漏らした。なんでそう思ったのかはよく分からない。但馬はそれを聞いて苦笑していた。


「……工場を打ち壊した移民労働者に対して、皇帝陛下は大変激怒し重罰を課すことにした。彼らはこれから5年間、フロンティアのボーキサイト採掘場で強制労働させられる」


 子供たちがおやつを食べ始めると、但馬はアナスタシアを連れて孤児院から出た。孤児院のある雑木林は街の外れにあり、その裏手を抜けてちょっと行くと、すぐに海岸に出た。何もない砂浜である。


 いつの間にか現れた近衛兵たちが遠巻きにこちらを見つめる中、二人は波打ち際に佇み、海を見ながらぽつりぽつりと話し始めた。


 アナスタシアはあの日の労働者たちの顔を思い出し、眉を顰めた。子供はともかく、やはり大人たちは重い罰を避けられないようである。これから、ここへ来るであろう彼らの子供たちの気持ちを思うと、彼女は胸が苦しくなった。しかし……


「が……刑期が明けたら、何しろ5年間の国内での労働を終えることになるからね。彼らは晴れて我が帝国の国民として、子供たちと一緒にこの国で暮らせるようになる」

「え……?」


 アナスタシアはあっけにとられて口をポカンと開いた。だが、但馬は真面目な表情を変えることなく、


「建前上、重罪だからおおっぴらには言えないが、5年もしたらもう誰も覚えてないだろうしね。もちろん、誰かにバレたら元も子もないから、ここでの話は他言無用だよ? 当然……子供たちにもだ」


 どっちにしろ、子供たちは親から引き剥がされるのだ。きっと子供たちは泣きわめくだろう。だからといって、うっかり彼らに本当のことを言ってしまったら、何しろ子供だから、誰かに漏らしてしまう可能性がある。


 だから、苦しんでいる子供を目の当たりにしながらも、本当のことは絶対に言ってはいけないんだよと但馬は言っているわけである。


 優しいジュリアは、この秘密を抱えたまま子供たちと接することで、きっと苦しむだろう。だが、彼女はこれからもっと多くの孤児たちのために、孤児院をやっていこうと言うのだから、ぐっと受け止めるしかないだろう。


 それは本当にしんどい事だろうが、なにはともあれ、あの事件の当事者たち、すべてが収まるところに収まったようだ。アナスタシアはホッとして胸をなでおろした。


「アーニャちゃんは、これからどうする……?」


 但馬はそんなアナスタシアに向かって聞いた。今朝、家に帰った時、何も言わずに彼女がこうしてジュリアの手伝いに来ていると知った時に、漠然と予想はついていた。


 多分、アナスタシアは何かを決めたのだろう。


 恐らく、彼女はジュリアと一緒に孤児院を経営して、多くの子供たちを救おうと決意したのだ。国内には但馬の改革の歪で、炙りだされた弱者が居る。誰かが手を差し伸べなければ、浮かび上がれない人たちがいる。彼女自身もそうだったのだから。


 しかし、かえってきた返事は、それとは少し違うものだった。


「……先生は、どうして私のことを助けてくれたの?」


 それは、工場で彼女が叫んだ言葉だった。


 あの時、同時に、どうして金を貯めこんでるのかと問われて、返す言葉がなかった。


「明確な理由は無いんだよ。もしかしたらアーニャちゃんはガッカリするかも知れないけど……あの時……俺にはたまたま金があって、助けられる命があった。だからそうしただけなんだ。それが君じゃなくっても、俺はそうしたかも知れない」

「それが全財産であっても?」

「……納得いかなかったんだよ」


 本当は、シモンが……自分ではない別の誰かが助けるはずの女の子が、目の前でずっと消費されていくのを見ていられなかった。だったら見なきゃいいだけなのだが、一度知ってしまったから、もう放ってはおけなかった。但馬に言えることは、これだけだ。


 もっと、この気持ちにちゃんとした言葉があったなら……彼は眉をひそめた。


 対して、アナスタシアの方は、ふっと息を吐くと、どこかスッキリとしたような表情を見せた。


「うん。やっぱり先生は、そう言う人なんだよ」

「……え?」

「口では色々言い訳するけど、悩んで悩んで悩みぬいて、最後はちゃんと助けてくれる」


 但馬が移民労働者達を強制送還すると言った時、そしてその子供たちも助けられないと言った時、アナスタシアはその言葉を鵜呑みにした。宰相という偉い人が強権的な何かでもって、無理矢理屈服せしめようとしてると思って見ていた。そこに、但馬の姿が無かった。


 でも、そんなはずは無かったのだ。口ではそんなこと言っていても、こっそりと助けてくれるはずだったのだ。アナスタシアはそれを信じていれば良かったのだ。


「私はそれを知っていたはずなのに、信じきれなかった」


 但馬は頭を振った。


「いや、そうでもないよ。アーニャちゃんの言うとおり、あの時、俺はこの国の宰相として発言していた。それ以上何も考えちゃいなかった」


 あの時、アナスタシアと喧嘩みたいになって、エリオスにおまえらしくないと言われて、なんだか肩の力が抜けたような気がしたのだ。それが無かったら、柔軟な対応など取れなかったはずだ。


「でも、こうしてなるようになったじゃない」

「……そりゃ、今回はどうにかなったけど、いつもこうとは限らないよ。いつか俺は宰相として、どうしても引けない時が来るはずだ」


 今回はたまたまアナスタシアが居た。だから犠牲もなくて済んだが、もしも工場の監督者がヒールを受けずに死んでいたとしたら……見せしめに何をやったか分かったものじゃない。


 けれど、アナスタシアは屈託無く言った。


「だったら、今度は私が助ける番だよ」

「え?」

「先生にばかり責任が押し付けられるのは間違いなんだ。先生が助けられない命があるなら、私が行って助けるよ。だから、先生は悩まないで、思った通りに迷わず進んで」


 そう言って彼女は、力強く但馬のことを見上げた。


「そのためになら、聖女でもなんでもなってやる」


 彼女がどういうつもりで言っているのか、この時の但馬はよく分かっていなかった。ただ、その決意を秘めた瞳を見て、彼女が何かを決断したことだけを理解した。


 それが嬉しくも思え、逆に悲しくも思えた。なんだか、親離れする娘のように思えたからだ。


 実際、それは親離れの、巣立ちの宣言に似たようなものだった。


 アナスタシアは、この数日後、エトルリア皇国へと旅立った。


 彼女はより多くの子供たちを救うために、ザビエルの助言を請いに向かったのである。


 もしこれから先、但馬の改革についていけずに倒れるものが出るならば、孤児院を建てたジュリアのように、かつて自分を助けた但馬のように、今度は自分が誰かを助ける番なのだと、彼女はそう決意したのである。


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