サブカルチャー面考察
★サブカルチャー面考察→デデドン!(絶望)それと新たなる希望……?
以前にテレビ番組面の解説において指摘した様に異世界転移はアニメ制作の現場にも大きな影響を与えうるだろう。今回はアニメだけではなくサブカルチャー全般で考察を進めていきたいと思う。今回、考察する内容はアニメ、漫画&小説、オンラインゲーム(ソシャゲを含む)、オフラインゲーム(スマホ&PC)、オフラインゲーム(実機)、グッズ、イベント、動画サイト、小説サイトの9つの面が異世界転移後にどの様な変化を遂げる可能性が有るのかについて考えてみよう。
それでは、まず最初に考察するのはやはり、みんな大好きアニメだろう。正直、私は毎日アニメを見てる程、アニメが大好きなので、私的にも一番気になる問題である。ちなみに最近、ちょびっツと、ローゼンメイデンを見返して、ちょびっツは相変わらず、ちぃちゃんは可愛いなーと思って見てたんですけど、ローゼンメイデンに関して私、銀様とか翠星石が好きなんですけど、前はそんなに興味を引かれなかった雛苺と雪華綺晶に物凄く惹かれて好きになっちゃいまして、視野が広くなったなーと感じている今日この頃となっております。さて、私の話は横に置いておいて考察を進めましょう。
まず、前回(テレビ番組面)のおさらいにはなりますが、異世界転移後のアニメをめぐる状況の前提として抑えて置かなければならないのが、アニメ制作における国際分業体制の崩壊、海外市場の消滅、経済壊滅による顧客の購買意欲低下です。これの詳細はテレビ番組面を確認してください。
一応、軽く解説しておくと、全て言葉通りの意味になります。アニメ制作の現場では国際分業体制が構築されており海外に委託している作業内容がかなり大きな割合で存在しており、この体制が異世界転移によって文字通り崩壊します。海外市場も異世界転移によって文字通り消滅し、近年、日本の国内市場と同レベルにまで発展してきた海外顧客も消滅。異世界転移による日本経済の壊滅に伴って顧客のアニメ関連の購買意欲の低下も予想されます。
これらは確実に日本のアニメ制作の状況に大きな悪影響を与えます。まず、考えられる影響は異世界転移後の新規制作アニメ作品の減少でしょう。この減少については転移初期と中長期、いずれかの時期で様相が恐らくは違うでしょう。
転移初期は国際分業体制の崩壊が明白な形で深刻な影響を与える事が予想されます。この為、転移初期に制作される新規制作アニメ作品は転移前に比べて壊滅的にまで減少する事が予想されます。1シーズン辺り、2〜3作品程度しか新作が作られないなんて事も普通にあり得るでしょう。むしろ、2〜3作品が作られているだけでもまだマシな状況とすら言えるかもしれません。
この状況から、1シーズン辺りの新作は僅か2〜3作品程度である為、その他のアニメの放送枠は恐らく過去のアニメ作品の再放送が占めると思われます。
何故、新規の制作本数がここまで激減してしまうのかについてのより詳しい詳細はテレビ番組面の方で解説している為、そちらを確認して下さい。
この1シーズン辺りの新作が僅か2~3作品程度という状況は少なくとも国際分業体制の崩壊の影響が収まらなければ終息しません。つまり、これまで国外に発注していた仕事内容を日本国内で全て回す新体制を構築する必要があります。いざ、国際分業体制が崩壊すれば、国内のアニメ業界は存続の危機に陥る為、できるだけ早急に新体制の構築に動き出すと予想されます。ただ、一度崩壊した製作体制を再構築するのは容易な作業では無い為、新体制の構築には1年から2年の時間が必要かもしれません。少なくとも1年以内では厳しいでしょう。
しかし、この新体制が始動しても転移前の新作放送本数と比べると新規のアニメ作品の製作本数は減少傾向が続くものと推測されます。これが転移後からみた中長期に当たる時期です。この時期には海外市場の消滅と経済壊滅による顧客の購買意欲低下の影響が明白な形で現れるものと推測されます。
これまで海外に発注する事で抑えてきた製作コストが国内で行う事になるので当然ながら、製作コストの上昇が考えられます。さらに、これまで海外に発注してきた分の仕事を行う人材を、そんなすぐに大勢集める事は至難の業である為、人手不足の状態が発生する事が考えられ、そして、さらにさらに、国内の経済が壊滅している影響から、商業的に売り上げが下がる事が考えられます。現在のアニメ業界は商業性がかなり重視されており、売り上げが下がる事はかなり致命的な打撃です。それに追い打ちをかける様にこれまで莫大な利益を上げてきた海外市場が消滅している為、ここで得られてきた収入も消滅状態です。
これらの状況から、アニメ制作会社や出版社などの側から見ても転移前と同じ本数のアニメ作品を制作して放送しても、元値が取れない可能性が高いのは目に見えても明らかなので、国内市場に合わせて新規アニメの製作本数は減少すると思われます。この状況が転移前の製作本数レベルにまで回復するには日本経済が回復し顧客の購買意欲が上がらなければならないでしょう。
この為、この中長期の時期においては、転移初期に比べれば新規アニメ作品の製作数は回復するものの、転移前に比べれば、大きく目減りした状態となり、依然として1シーズン辺りのアニメの放送枠には、多くの再放送作品が含まれている状態となる可能性が高いと思われます。仮に中長期の時期に新規のアニメ作品が転移前水準とは言わないまでも、それに近い数の新規アニメ作品が作られている場合があるとすれば、公的な何らかの支援がアニメ業界に対して、ある場合に限られるでしょう。そうでもなければ、異世界転移後の日本の経済状況を考えれば、衰退した市場経済の動向に任せれば新規アニメ作品の製作を転移前と同水準の本数で作っても、企業側からすれば採算が合わない可能性が高くなる訳ですから、減るのは避けられないと予想されるのは市場の原理から言って当然の帰結と言えるでしょう。大変残念ですが……(絶望)。
とりあえず、異世界転移後の新規製作のアニメの製作度はこんな感じに予想ができる訳ですが、ここからは異世界転移後に新規作品や再放送作品を問わずに、どの様なアニメ作品が放送される傾向があるのかについても考えてみたいと思います。
これについては完全に私見とはなってしまいますが、私としては恐らく、異世界転移後のアニメの様相は2000年代から2010年代前半頃の様相に近くなるのではないかと予想しています。
というのも、2024年現在、異世界系作品が多く放送されている印象があるというのはアニメを見ている方々からすれば、分かるかと思うのですが、異世界転移後、異世界系作品の放送数はかなり減るのではないかと考えている為です。これは、異世界転移(現実)が影響してくると考えたからです。まず、異世界転移日本ではこれまでの様々な解説を読んで頂いた皆様であれば分かる通り、かなーり過酷な運命を辿っている状況な訳ですよ。で、その状況になった原因はなにか?と問われれば日本が異世界に転移した事が原因な訳です。こうなると、視聴者側からの異世界系作品に対する見方が大きく変わる可能性があります。例えば、転移とか転生物の俺TUEEE系作品を見たとして現実に異世界転移を経験した側から見れば、現実はこんなに甘くねぇーよ的な目で見られてしまう様な事が残念ながらあり得る思います。この他にも異世界転移を経験した日本からしてみれば異世界転移は列記とした災害な訳ですので、それをテーマにした作品は不謹慎ではないか?との批判や放送自粛が発生する可能性があります。これは過去にポケットモンスター・ベストウイッシュ(アニメ)が東日本大震災の影響を受けて本来放送予定だったロケット団VSプラズマ団!という本作品において最も重要な話を津波を連想させる描写があるとかで放送中止(その後現在に至るまで放送されていない……ミセテ……ミセテ……)にされたり、東日本大震災前にアニメ化が決定されていたコッペリオンが東日本大震災におけるリアル原発事故の発生を受けてアニメ化が大幅に延期されたりされた事からも分かる通り、この様な放送自粛は充分に起こり得ると言えます。
ただ、それで異世界転移系作品が全て放送されなくなるとかにはならないのではないかとは思います。少なくとも異世界転移が発生する前の時点において超人気だった作品などについては再放送であったり続編が作られる可能性が充分にあると思いますし、転移初期こそはもしかしたら、完全に異世界系作品が放送枠から姿を消すなんて事があるかもしれませんが、ある程度の時間が経てば、放送はされる様になると思います(だって深夜アニメだもん)。
ただ、放送はされる様になったとしても、実際に異世界転移を経験し、なおかつ転移前と比較して大変な事態に見舞われている人々が非常に多い為に転移前ほどの人気を維持できるかどうかは分かりません。この点に関しては私的には、残念ですが異世界系作品の人気が転移前よりも下火になる可能性がかなり高いのではないかと考えています。
そうなったとすると、日常系だとか、ラブコメ系だとか、学園系だとか、SF系だとか、バトル系だとか、アイドル系だとか、その他諸々が残る訳ですが、これらは自粛する要素が無い為、放送が行われる物と考えられます。主軸はこれらの作品で、それに混ざって異世界系も少し放送されている様な感じになるかもしれません。となると、その全体像は概ね、まだ異世界系作品の人気に本格的に火がついていなかった頃の年代のアニメの雰囲気とかなり類似してくると思うんですよね。という事で2000年代から2010年代前半頃が当てはまるんじゃないかと予想しました。
あと、最後に再放送に関してなのですが、転移初期においては、もしかしたら、アニメの放送枠が転移前に比べて増える可能性があるかもしれません(新規制作アニメ作品は壊滅的に減ってるけど)。というのも、テレビ番組面においても触れましたが、転移初期はアニメもヤバいですが、ニュース番組を除いたその他の多くのバラエティー番組やドラマなども影響を受け、新規に製作されるテレビ番組自体の製作本数が減少する事が予想されます。その結果、バラエティ番組もドラマも再放送される番組の数が多くなるでしょう。この辺の詳しい事情の説明に関してはテレビ番組面を参照して下さい。ようは、テレビ番組全体を見渡しても再放送番組が増えると予想される訳です。すると、もしかしたら、テレビ局側が再放送する番組の選定に困って転移前はアニメを放送していなかった時間などにもアニメを流すという可能性があるかもしれません。
というのも、これには実例が存在しており、皆さんの中にも覚えがある人は結構多いかもしれません。それは正月によく見られるアニメやドラマや映画の再放送オンパレードです。例えば近年であればソードアートオンラインだとか、ミルキィホームズだとか、鬼滅だとかが、ぶっ続けの再放送オンパレードをしていました。これを書くに当たって調べてみた限りでは、一番飛びぬけた放送してたのは元日のミルキィ―ホームズ13時間連続放送(!?)でしょうか。しかし、正月1~2週間辺りのテレビ番組のスケジュールを見ると、本来であればアニメが放送していない時間帯にアニメやドラマや映画が放送していたり、バラエティが放送しているかと思いきや、そのバラエティはよく見ると再放送であったりします。これはどうも一説にはテレビ局の正月休みや労働時間の改善等が影響していると言われており、その結果として普段よりも番組の放送スケジュールがスッカスカになる為、再放送番組を放送しているのだそうです。
この様な事例が実際に存在している事から、異世界転移後にも似た様な現象が発生するかもしれません。とはいえ、流石に365日正月状態とはならないでしょうが、それでも、若干数であれば、アニメの放送枠が拡大している可能性があると言えるでしょう。例えば、これまでは、アニメが放送されて来なかった平日の午前中や真昼間の時間帯に、ちらほら程度でアニメが散見されている様な事があり得るかもしれません。
なお、新規制作のアニメ本数が転移当初の壊滅的状況から増加傾向に突入した際に、もしも再放送した過去作の中から再び人気が出た様な作品などがあった場合には、もしかしたら、時を越えてその人気が出た再放送作品の新作アニメが作られる事が決定したり、もしくはリメイク作品が登場する様な事もあり得るかもしれません。
では次に漫画&小説についても考えてみましょう。
漫画&小説に関しては紙とデジタルで色々と変わってくるものと予想されます。まず、紙の漫画&漫画に関してですが、実は資源問題からその様相がかなり変容する可能性があります。具体的に説明しますと、まず、紙に関しては問題は日本は世界有数の森林資源大国である為、この点においては問題はありませんが、もっと致命的な部分で問題が生じる可能性があります。それは……デデデン!インクです!デデドン!(絶望)。
漫画&小説は当然の事ながらインクで印刷をする必要があるのですが、このインク、現代においては石油を原材料に使用した物が広く利用されているのです。異世界転移後は石油の不足が確実に発生します。それを考えると、漫画&小説に使用するインクが不足する恐れが生じます。一応、大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、パーム油、綿、米ぬかなどの植物由来の資源を使って作るインクも存在しますが、原材料の中には異世界転移日本にとっては、すぐには入手困難な物や入手出来ても大量の出版物に使えるだけの量を確保できるか不明な物までが含まれており、どこまで大量生産が可能なのか分かりません。また、自然由来のインクは生産コストが高い傾向にある様です。この為、十分な量のインクを確保できたとしても漫画&小説の値段が上昇する可能性が考えられるでしょう。一方で十分な量のカラーインクの生産が難しい場合、最悪は本の多くが表紙も含めて全てが白黒になる恐れがあります。というのも黒のインクであれば、頑張れば石油や入手が難しい素材を使わずとも、入手が容易な炭などを使ってインクを作れる可能性がある為です。
続いてデジタルの方ですがこちらは、電子書籍や漫画アプリなどで読んでいる方に直結する問題ですが、まず、サーバーや半導体やIT機器部品の不足により、一部のサービスは終了を余儀なくされる恐れがあります。ですが、全てがサービス終了になるかと言われれば、そこは不明で、サービスの提供を維持できるサービスもある可能性は十分にあります。デジタルである為、色が無くなる心配は無いでしょう。ただ、サーバー等の設備の維持に転移前よりも費用がかかる可能性がある為、月額制のサービスでは料金が上昇する可能性があります。そう考えると沢山読まない人であれば電子書籍の方で買った方がお得という事も状況次第ではあり得るかもしれません。
異世界転移後の漫画&小説はどの様な作品が読まれるのかという話題に移ると、恐らくですが、漫画&小説の分野においては自粛の様な現象は発生しないと思われる為、これまで通り、様々な系統と作品を読み続けられると思います。というのもテレビというのは公共電波であるが故に気を遣う部分もある為、自粛というのが発生する事がままあるのですが、漫画&小説の分野においては自粛というのは大手出版社ならばまだしも、業界全体で見れば殆ど見られません。その大手出版社ですら出版自粛みたいな話はかなり、稀です。この為、異世界系作品も普通に読める可能性が高いと思われます。ただし、消費者の動向次第という側面はもちろんあります。読者が日本の異世界転移を実際に体験した事で、もしかしたら、異世界系作品から離れる人も居るかも知れません。それが相当数の数の読者数に昇ってしまう場合、当然の事ながら、人気の無いジャンルは先細ってしまうので、作品の数が減ってしまうという状況はあり得ると言えるでしょう。異世界転移後に出版される漫画や小説のジャンルの比率を全般的に見るともしかしたら、転移初期は転移前に連載されていた作品が継続されているので、異世界系作品の比率はかなり高いかもしれませんが、異世界系作品の人気がその後に低下を起こした場合は、漫画&小説におけるジャンルの比率もテレビで放送されている作品ジャンルの傾向に近くなるかもしれません。
また、店頭販売などにおいては、販売する書店側の判断で現実の異世界転移を連想させるという理由などで異世界系の作品が店頭に並ばない可能性もあります。最近ではサブカルチャーとは似ても似つかない事例ですが "トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇" という本がアマゾンで売れ筋ランキング総合1位を獲得している程、注目を集めている書籍にも関わらず、一部大手書店などで販売が見送られる等しました。これの場合は理由は明らかに政治的理由なれど書店側に販売自粛の意志がある事を示しています(でも、こんなご時世でもライドンキングみたいな作品でも普通に売ってるから大丈夫な可能性もある)。
では、次にオンラインゲーム(ソシャゲを含む)についても考えてみましょう。
異世界転移後、日本のIT産業はかなり深刻な状況に直面します。それは海外から輸入していたコンピューター関連部品の輸入が途絶える為です。コロナの時、中国から輸入していた部品が届きにくくなった事によりコンピューター関連部品の値段が高騰したのは記憶に新しいと言えるでしょう。半導体に関しては、ごく最近までは日本に最新の半導体を製造できる工場が一切無いという、悲惨の一言の状況が続いていたのですが、日本政府の必死の働きかけにより、この半導体を巡る日本の状況は好転を見せつつあります。具体的には日本の半導体産業は事実上の壊滅状態だったのですが、台湾のTSMCを始めとして海外の大手半導体メーカーが日本に工場を置く事が決定しており、最新の半導体も日本に置く工場で作ってくれる事が判明しています。これによって異世界転移後に最新のPCやスマートフォンが作れないという技術後退現象は最小限の被害で収める事が可能となるでしょう(少なくともTSMCの工場が完全に完成した後に異世界転移すればの話。その前に転移したら……日本の半導体技術は世界から見て少なくとも10年は遅れているという話なので大幅な技術後退が発生するという恐怖が待ち構えている)。しかし、資源不足の状況から転移当初はフル稼働による大量生産は難しい可能性があり、また、仮にフル稼働ができても、日本全体が求めている半導体量を考えると全然足りないという可能性があります。さらにさらに、仮にフル稼働できても資源の入手コストを考慮すると価格が転移前に比べて大幅に高騰する可能性があるでしょう。これらを考えるとゲーム分野における半導体の状況は非常に厳しいと言わざるをえません。
というのも、コンデンサを含めたコンピューター関連部品を抜かして考えたとしても国内で生産される半導体は間違いなく転移当初には政府が社会経済の維持に必要だと判断した公共性が高い分野に対して優先的に供給される可能性が非常に高く、考えられるのはアマゾンのAWSを始めとした政府や企業のデータを管理するサーバー、公務で使用する電子機器、公共情報通信インフラ関連、安全保障関連の設備が第一に優先的に供給を受けられる可能性が高く、その次に優先的に供給が受けられると考えられるのは、IT大手企業が提供しているサービス関連のサーバー設備等で、娯楽分野であるオンラインゲーム関連のサーバーにまわってくる半導体は優先順位としてはかなり低いという可能性が考えられます。
この為、アプリゲームやPCゲームを問わず、オンラインゲームはサーバーの維持コストが跳ね上がる事が予想される為、異世界転移後、サービス終了が相次ぐ可能性があります。また、経済が壊滅している影響からオンラインゲーム運営からすれば死活問題である課金に関しても収益が低下する可能性があり、これも悪魔合体してサービス終了をブーストしていく可能性があると言わざるをえないでしょう。
ただ、全てのオンラインゲームが消滅するかと問われれば、それは違うと言えるでしょう。マインクラフトの様に、やりようによっては自分の使っているPCをサーバー化してオンラインで遊べるゲーム等は、オンライン機能の規模感は小規模ではありますが異世界転移後も比較的安定的にオンラインゲームが提供できるものと推測されます。もしかしたら、異世界転移後のオンラインゲームはこの様な形式のオンラインゲームが主流となるかもしれません。
この他にも、通常のオンラインゲームアプリやブラウザゲーム、オンラインゲームソフトであってもサービスを継続する事ができる物ももしかしたらあるかもしれません。それはデータ通信量や開発経費がそんなに掛かっていない様な低コストゲームは維持できる可能性があります。近年、日本のゲーム市場では高クオリティーゲームが席巻しています。原神、NIKKE、ブルーアーカイブなどはその冴えたる例であると言えるでしょう。これらは開発に莫大なコストを掛けていると推測されています。しかし、異世界転移後、この様な莫大なコストをかけて開発した高クオリティーゲームは低コストなゲームに比べて存続性が最も危機に瀕すると考えられます。というのも、高クオリティーであるが故にサービスを維持するのに莫大なコストがかかる為です。異世界転移前であれば、これでも充分以上に稼ぐ事ができましたが(むしろじゃんじゃん稼げるから高クオリティーゲームが出現している)、異世界転移後はサービスの維持に必要なコストの大幅な増加に加えて、経済壊滅による収益性の低下がダブルパンチでゲーム会社を襲います。さらには民間で出回っているスマホ、タブレット、PCの性能が停滞もしくは低下する事も予想される為(新規生産品のスマホやタブレットやPCは恐らく公共性が高い組織に優先的に供給される可能性が高く一般人は長期間に渡って中古の物を使い続ける可能性が高い為)これも高クオリティーゲームのサービス提供には問題が生じると推測されます。というのも、端末の世代が古いとこれらの高クオリティーゲームはプレイ自体ができない物も多い為です。これらの状況を考えると、ゲームの維持にかかるコストが比較的低コストかつ、古い端末でも遊べて、さらには自身の生活が苦しくても課金してくれる様な根強いコアなファンを抱えている様なオンラインゲームであれば、オンラインゲームアプリ、ブラウザゲーム、オンラインゲームソフトなどでもサービスを継続できる物はあるかもしれません。
また、低コストで良いのであれば、この様なタイプの低コストオンラインゲームであれば、新作が出る余地も残されているかもしれません。
この様な状況は少なくとも、日本が必要な資源を確保しIT関連部品の生産体制を構築するまでは続くと推測されます。少なくとも異世界転移してから10年以上は時間は残念ながら必要でしょう。そして、必要な資源を確保しIT関連部品の生産体制を構築できた後の予想ですが、恐らくすぐには現在の高コストをかけて製作された高クオリティーゲームが再び市場を席巻する様な事は起こりにくいと思われます。
というのも、生産体制が整い一般人にまで新規生産の電子機器の行き渡りが始まったとしても、転移前の経済に比べれば、依然として大幅に弱体化した経済状態である事が予想される為です。この為、仮に高クオリティーのオンラインゲームのサービスを提供しても、投資に見合った収益が得られるか以前として、不透明です。さらには、中古の物を依然として使い続けている人々もまだ多いでしょう。こうなると、企業としてはリスク回避策を取る可能性が高く、低コストで行えるゲームの開発が中心的に行われる可能性が高いと予想されます。
また、この予測は現在の日本のゲーム業界の様相を見ても推測できます。近年、大人気の高クオリティーオンラインゲームはその多くが中国や韓国等の外国企業が作っている事が多いですが、これには企業の資本力が関係していると言われています。中国や韓国のゲーム会社は日本のゲーム会社に比べて莫大な資本力を有し、これを背景にゲーム制作に資金を投入している場合が多いとされています(つまりお金を沢山かけて高いクオリティのゲームを作っている)。一方で日本のゲーム会社はもちろん莫大な開発費を投じる事ができる企業もあるにはありますが、業界全般で見た場合、中国や韓国のゲーム業界の方がその分野は強いとされています。こうした背景から多くのコストが高い高クオリティーオンラインゲームが日本市場に参入している実態があります。
しかし、異世界転移後はこの様な莫大な資本投下を行ってきた中国や韓国、それ以外の外国は存在しません。そうなると、転移前ですら資本力に欠け海外企業と比べると資金の投入力が弱かった日本のゲーム業界が異世界転移前に流行っていた様な高クオリティーオンラインゲームを莫大な資本投下を行って作るかと問われれば、残念ながら難しいのではないかと思います。それに前者の経済問題も悪魔合体しています。これらを総合して考えると、高コスト、高クオリティーのオンラインゲームが再び転移前の様に市場を席巻する様になるには、より時間が必要である可能性が高いと思います。
これら一連を踏まえた上で異世界転移後に遊ばれているオンラインゲームの内容を想像すると、その様子はもしかしたら現在よりも数年、もしくは十年は前の頃のオンラインゲームの市場に近しいかもしれません。具体的には艦これとかがブームだった頃の時代の様な感じでしょうか(みんな艦これやろうぜ!ちなみに私は毎日やってます!)。
では次にオフラインゲーム(スマホ&PC)を考えてみましょう!
この場合におけるオフラインゲームとは、スマホやPCでダウンロードしてその後はそのダウンロード端末で完結してオフラインでも遊べるタイプのゲームの事です。そしてその辺りのゲームがどうなるのかを考察していこうと思います。
結論から言うと、異世界転移後にかなりの長期間に渡ってゲーム全般で主流となるのはこのタイプのゲームである可能性があります。というのも、まず、転移前のオンラインゲームがサービス継続の危機になっている状況プラスで、オフラインゲーム(実機)の方もかなり厳しい状況となっている事も予想されます(オフラインゲーム(実機)に何が起きているのかについては後で詳しく解説)。
さらに、オンラインゲームのサービス継続危機とオフラインゲーム(実機)の問題に比べれば薄いかもしれませんが、情報通信インフラが転移前に比べて脆弱になっている可能性も影響する可能性があります。これは政府は情報通信インフラを維持するために奔走するとは思いますが、それでもメンテナンスが完全には行き届かず、通信状態が一部の地域では不安定になる可能性があり為です(電話回線はたぶん大丈夫……だと思うけど携帯電話回線だとかネット回線がちょっと心配)。たとえば、最近ではスマホの電波が切れた!とスマホをあっちへこっちへ向けて電波を拾おうとする人が余り見られなくなりましたが、これは昔に比べて通信状態が良くなった事を表しています。しかし、もしかしたら、異世界転移後にはその様な光景が頻繁に見られる事もあるかもしれません。
これらを考えると、ソフトが無くとも手元にある端末からダウンロードする事でプレイができ、サービス終了の心配がなく(サービス終了の心配が無い←ここ、転移によってサービス終了地獄を経験した顧客目線からするとかなり重要になる可能性大)、オフラインで安定して遊べるこの種のオフラインゲームは異世界転移後、かなりの長期間に渡ってゲーム市場の覇権を握るかもしれません。
では、このままの流れでオフラインゲーム(実機)についても考えて行きます。
オフラインゲーム(実機)はハッキリ言ってゲーム業界内では一番深刻な状況であると推測されます。なお、この場におけるオフラインゲーム(実機)とはPS5、ニンテンドースイッチ、Xboxなどのの事です。なぜ、これらがゲーム業界内で一番の深刻な状況なのか。理由は簡単かつ明快です。それは、異世界転移すると資源不足、半導体不足、IT関連部品の不足からこれらの様な実機は生産が困難となる為です。さらにはダウンロードコンテンツならば大丈夫ですが、物理的に実体のあるゲームソフト(ディスクとか)も資源不足による影響からとてもではありませんが、ゲームなど作っている余裕は殆ど無いものと推測できます。こうなると、異世界転移後にオフラインゲーム(実機)で新規ハードや新作ゲームが出るには少なくとも、日本が必要な資源を確保しIT関連部品の生産体制を構築する必要があるでしょう。この為、非常に残念ながら異世界転移後にオフラインゲーム(実機)の新規ハードや新作ゲームを見る機会は殆ど無いと言わざるを得ないでしょう。
ただし、それでオフラインゲーム(実機)が完全に消滅するかと問われればそうではなく、中古市場で出回っている物に関しては引き続き流通が継続されるものと推測されます。むしろ、そちらが、一般人が新規生産の電子機器を入手できる様になるまでの間は異世界転移後におけるオフラインゲーム(実機)の主流となるでしょう。また、PS5、ニンテンドースイッチなどのダウンロードショップは企業の頑張り次第ではサービスが継続される可能性もある為、これらの実機を所持している人はこれらのダウンロードコンテンツを引き続き楽しめるかもしれません。それどころかワンチャン実機で新作ゲームが出る可能性が高いのは恐らくはこのダウンロードショップが最も可能性が高いでしょう。
なお、中古のゲーム機やゲームソフトですが、確実に異世界転移後は価格が高騰するものと推測されます。何故ならば、多くの人は中古のこれらの製品を買い求める可能性が高い為です。この現象には実例もあります。コロナ前であれば、安い所なら中古ショップでPS1はまだ十分に動く物が500円で買える所もありました。さらにはPS1のゲームソフトが10枚や20枚入りで100円で大量に売っている店も存在しました。ワンコインですよ?ワンコイン!しかし、コロナによって家に籠る人が増加すると中古ゲームを買う人が増加しました。すると、それまではワンコインで買えたゲーム機の価格が上昇して今では数千円は出さなければ買えないなんて事は普通になっています。ゲームソフトのワンコインたたき売り自体はまだたまに見るのですが、依然と比べると実感としてかなり減った印象です。こういったコロナによる中古市場の大幅な活性化という実例もある事から、異世界転移後、中古ゲーム機の値段は高騰していくものと推測できます。もしかしたら、現在の価格で言うPS5並の価格でPS1が取引されているなんて事もあり得るかもしれません(ヒエッ……)。
それと、どうでも良いんですけど、私ごとなんですが、マジで最近中古ゲーム機の値段が上がりすぎ問題。私、中学生の頃に家にPS1が3台もあったんですが(ハードオフでワンコインで買いました)、その頃、とあるアニメの影響で機械にハマってまして3台とも分解してしまったんですよねぇ……。今の中古市場のPS1の価格を見てあの頃の自分に分解せずに大切にしろ!って言いたい……。
では、次にグッズについて考えてみましょう!。
アニメ、漫画、ゲーム、アイドル、Vtuber、イラストレーター等々etc……日夜様々なグッズが発売されており、今やサブカルチャーと切っても切れない関係なのがグッズと言えるでしょう。異世界転移後のこうしたグッズ事情はどうなるでしょうか。それを考えてみましょう。
まず、言えることは経済が回復するまでの間は恐らくはグッズの売り上げは例え売っても転移前と比較すると減少傾向に突入するものと推測できます。この状況は経済が回復傾向に入れば徐々に改善されていく可能性があるでしょう。ですが、問題はグッズその物の生産です。例えば、近年人気のアクリルホルダーやアクリルスタンドなどがありますが、これらの原料は石油です。また、フィギュアもプラスチック製の物は石油でできていますし、ポスターに至ってもインクや表面加工などで石油を原料とした素材が使われ、ぬいぐるみ等の布製品ですら、大量生産品の多くには石油を原料とした素材が使用されています。
石油は異世界転移後には非常に貴重な資源となる事が予想できる為、娯楽分野に対して政府が石油を供給すると言う事は、大規模な油田が発見され生産体制が整うまでは、行われない可能性の方が非常に高いでしょう。こうした状況を考えると、異世界転移後にグッズを出す場合、これまでの様なグッズは生産できない可能性が非常に高いと思われます。グッズメーカーや出す側はこうした状況を考慮して手に入る資源でグッズを作る必要があるでしょう。
例えば、もしかしたらアクリルホルダーやアクリルスタンドはアクリルが手に入らない為、最悪は豊富に手に入る木材が使用されるかもしれません(それ看板では……?)。フィギュア等はプラスチックから紙粘土の様な物に変わるとか、もしくは3Dプリンターを使用して木の粉などで作られるかもしれません。ポスターは……最悪、表面加工無しでただ紙に印刷しただけ。ぬいぐるみ系は手に入る布素材や材料削減でぬいぐるみの内側に別の物(例えばお手玉の中身って小豆が使われていたりするけど、食べ物以外の素材でそんな感じに)を詰めるとか、そんな感じもあり得るかもしれません。
とにかく、ですが、グッズの有り様が転移前と転移後では大きく変わる可能性が非常に高いと言えるでしょう。なお、恐らくですが、転移前に生産された石油原料系のグッズは恐らく転移後にはくっそ価格が高騰する可能性があると思います。なにせ再生産されるのが大分先になる可能性が高い訳ですので。
また、アニメグッズに関して言えば、もしかしたらテレビ放送における再放送作品が増えた影響により、かつて放送された作品に再び人気が集まり、新たな新グッズが発売されるという可能性もあるかもしれません。
では次にイベントについて考えてみましょう。
グッズと来たら次はやはりイベントの話に行くしかないでしょう。イベントに関して歌って踊るだけなら、資源掛からないから平気!……とは残念ながら恐らくはいかないと思われます。大変残念な事ですが……。
まず、イベントに行くには交通機関がちゃんと動いていなければなりませんが、異世界転移後でも公共交通機関に関して言えば維持されている可能性は高いと言えます。しかし、例えば地方から東京のイベントに参加する人は結構いますが、地方からの移動程、大変である可能性があります。これはどういう事かというと、まず、家庭用の自動車向けには燃料は供給がストップしている可能性があり動けない可能性が非常に高い為、電車だとか高速バスみたいな公共交通機関に乗るにはまず、そこまでバスなり、徒歩なり、自転車なりでの移動が必要です、住んでいる場所によっては、ここまでで、かなりの時間を消費する事になるでしょう。さらには、最悪の場合、バスなどは動力が石炭や木炭に切り替わっている可能性もありそうなると、電車以外の陸路の公共交通機関は移動に転移前よりも長い移動時間がかかる事も予想されます。というのも石炭自動車(木炭自動車)はガソリン車などに比べて頻繁に燃料を入れ替えたり、ガス発生装置の清掃をする必要があると言われている為です。そうなると移動時間がさらに伸びる可能性があります。移動時間の大幅な伸びはイベントへの足を遠ざける原因になりかねません。
さらにさらに、そもそも経済が壊滅している影響もあり、イベントに行きたくてもお金の面で厳しいという状況も充分に考えられます。地方民の場合はイベントに行く時、泊りがけで行くという人も多いと思いますが、交通費、宿泊費、イベント参加費、食費などを合算すると異世界転移後の経済状況では厳しいという人も恐らくは多いと思われます。また、都会に住んでいて、すぐにイベントに参加できる距離に居ると言う人でも、そもそも異世界転移後の日本において一番失業率が高いと予想できるのは都会である為、都会に住んでいる人でも予算的に厳しいという人も多いと思われます。
こうなると少なくとも転移最初期(転移して1~2年)にはイベントの開催はかなり絶望的かもしれません(まぁ、そもそも転移したばっかりの時は国中大混乱だから、イベントなんて企画する事は企業側としてもかなり厳しいだろうけど……)。転移最初期以降であれば、イベントを開催する事もやってできなくはないとは思いますが、転移前程の集客率を得られるかと問われれば、難しいと言わざるを得ないでしょう。恐らくですが大規模イベントは大幅に減少し、行われるイベントの多くは小規模なイベントに収まるのではないかと予想します。少なくとも転移前の何万人も集めてのライブフェスみたいな大規模イベントの開催はかなり難しくなるでしょう。
では、次に動画サイトについて考えてみましょう。
現在、人気の動画プラットフォームと言えば、Youtube、Twitch、TikTok等々がありますが、これらの動画プラットフォームは異世界転移後も日本国内においてサービスを継続できるか非常に不明瞭です。というのも、サービスを提供しているデーターセンターが日本国内にあればできますし、無ければできないのです。少なくともTikTokに関してはデーターセンターがアメリカとシンガポールに存在している事が公式にも表明されている為、異世界転移後の日本国内におけるサービスの継続は難しいと言えるかもしれません。一方でTwitchは調べてみても、データーセンターの位置は良く分かりません。アメリカ国内に複数個所あるらしい程度です。ただ、一説には日本国内にもサーバーが存在していると言われており、これが本当に事実であれば、Twitchはサービスを継続できるかもしれません。Youtubeに関しては完全に一切が不明のブラックボックス状態です。Youtubeのデーターセンターの位置に関しては全く分かりません。どこかで一括で管理しているのか、それとも各国で分散して管理しているのかすら分かりません。この為、異世界転移後のYoutubeのサービスの継続性に関しては今回挙げた3つの中でも一番不明です。日本にデーターセンターが置かれているならば、サービスの継続も可能かもしれませんが、無い場合は継続は難しいでしょう。データーセンターやサーバーが日本国内にある可能性順で並べるとTwitch>Youtubeとなるかもしれません。
なお、日本企業が運営する動画プラットフォームとしては最大規模なのがニコニコ動画ですが、ニコニコ動画に関してはサーバーは日本国内に存在している可能性が高いと言われている為、ニコニコ動画は高い確率でサービスを継続できるでしょう。
異世界転移後は半導体を始めとしたIT関連部品が不足する事により、政府は生産できた物は公共性が高い分野に優先的に供給するものと推測できますが、恐らくですが動画プラットフォームはこの優先供給の枠の中に入っている物と考えられます。というのも、今や動画プラットフォームはテレビと同列に肩を並べられる位には私達に情報を提供してくれているメディアと化している為です。テレビを持たずスマホやPCですませているという人も近年は大幅に増加しています。こうした現状を考え得るとこの様なメディアに対しては公共性が高いと判断される可能性が高いと思われます。
となると、国内に確実に存在する可能性が高いニコニコ動画は公的な支援を受けられる可能性が非常に高く継続できる可能性が高いと言えるでしょう(しかもサイト運営が日本に居る点も大きい)。それ以外で言えば、サーバーが存在する可能性があるTwitchや、サーバーがもしも日本にあればYoutubeもサービスの提供が継続可能な状態ならば、当然、支援を受けられる可能性はあると言えるでしょう。
もしも、提供可能な動画プラットフォームがニコニコ動画だけであった場合には、ニコニコ動画は恐らくYoutubeを筆頭とした現在の動画プラットフォームの王座に就く存在を押しのけて、動画プラットフォームの王座に就き、天下を取る事も夢ではないでしょう!(やったね!ニコニコ動画!)。
ただし、動画プラットフォームも国の支援を受けられる可能性が高いとはいえ、その他と同じ様にサーバーを維持するコストが増大すると推測されます。さらには、これにプラスして、動画プラットフォームの主要な収入は主に広告収入と利用者の課金であるとされますが、この内、広告収入を巡っては異世界転移後は日本経済が壊滅状態に陥っている為、短期的には広告が激減する可能性があるでしょう。これらを考慮すると、もしも国からの支援が充分では無かった場合、ニコニコ動画の場合では、収益性を上げる為に現在は見るだけならばアカウントが無くても誰でも見れる様になっていますが、再びかつての過ぎ去りし時の頃の様に、アカウントが無ければ動画を見る事が出来なくなったり、現在、一般会員(無料)に提供されているサービスですら制限され、プレミアム会員(有料)へのユーザーの誘導策がより強化される様な事になる可能性もあるかもしれません。
転移前であれば、この様な仕組みを再び行えば(ニコニコ動画は現在でこそ、会員でなくても一般会員でも楽しめるサービスを提供していますが、かつては有料のプレミアム会員に入らないと現在の非課金ユーザーが使用するYoutube並の機能すら制限され利用できなかった歴史があります。この仕組みは、ほな、それだったらYoutube使いますわーって感じでユーザーが途中からYoutubeに流出していく大きな要因の一つになったと言われています(え?今でも非課金ユーザーYoutube並機能にすら達していないって?それは、ほら……生放送は大変だけど動画見る分には困らないレベルにはなってるから……(震え声))、明らかにユーザーを他の動画プラットフォームに流出させてしまう原因になるでしょうが、異世界転移後は競合相手が少ない、もしくは存在しない可能性が高い為、普通にかつての古いビジネスモデルでも成立する可能性は高いと言えるでしょう。
なお、ニコニコ動画を例に挙げましたが、他の動画プラットフォームでも日本国内にサーバーがあってサービスの提供が継続可能であった場合には政府の支援の在り方次第では、それまで無料だったサービスが有料になるなどの現象が発生する可能性は充分にあり得ると言えるでしょう。もしかしたら、全ての動画プラットフォームがかつてのニコニコ動画の様なシステム形態を採用していたり、もしくは完全課金制だとか、有料会員のみ視聴可能みたいなシステムを採用しているみたいな事も利用者目線でははっきり言って憂鬱な気分になるの一言ですが、十分にあり得ると言えるでしょう。
ただし、逆に国からの支援が潤沢であれば、現在レベルのサービスが維持する事が可能、もしくは、場合によっては国から良い設備が提供されて、現在よりもサービスの質が向上するという事もあり得るかもしれません。
ニコ厨としてはニコニコ動画が天下を取ってる光景はちょっと見てみたいですね。ただ、個人的には一般会員でも現状レベルの機能が使い続けられる事を祈ります。
では、次に小説サイトについて考えてみましょう。
日本において主要なネット小説サイトと言えば、小説家になろう、ピクシブ、ハーメルン、カクヨム、アルファポリス、エブリスタ、魔法のiランドなどがありますが、これらの多くは広告収入によって成り立っているとされています。この様な広告収入に収入を依存している様なサイトは異世界転移後に半導体不足やIT関連部品不足等によるサーバーの維持コストの上昇の影響をもろに受ける可能性があります。ようは収入は減る一方でサービス継続の為のコストが上昇する訳です。そして、恐らくですが、ネット小説サイトは残念ながら、動画サイト等とは違って国からの優先的な支援を受けられない可能性があります。動画サイト等に比べると公共性の側面で低いと判断される可能性がある為です。そうなると各サイトの運営は自身でサービスの継続を模索していかなければなりません。
これら小説サイトの多くは企業による営利活動として成り立っています。収入を得る事は企業にとって重要である為、場合によっては募金やクラウドファンディング等による資金集めの他、月額制の導入や完全会員制、最悪の事態としてはサービス終了もあり得るかもしれません。企業の営利活動として考えると十分な収入が得られないのであれば、サービス終了というのは残念ながら妥当な判断であると言えます。ただ、ハーメルンに関しては運営が企業ではなく個人運営かつ活動目的が非営利である事、なおかつその設立経緯(2ch有志によって設立)などを考えると、募金やクラウドファンディングによる存続やハーメルンというプロジェクトへのさらなる出資者を募る他、最悪の場合、ハーメルンが異世界転移に耐えられず空中分解(サービス終了)したとしても、そこから複数の様々な規模感の分派サイト(個人ブログレベルから小説サイトと呼べる位のレベルのサイトまで)に分裂するとかは、かなり高い確率であり得るのではないかと思います。なお、この様な最悪空中分解からの複数の分派サイトの誕生という現象は他の小説サイトにも十分に起き得る話で、例えば小説家になろうが異世界転移後にサービスを終了したとして、私が自分で書いた作品をそのまま消すには惜しいと考え個人ブログ or サイトでも開設して、そこで小説を掲載すればそれはもう小規模ではありますが分派サイトであると言えます。今まで投稿していた自分の作品を消したくなくて、何処かに避難させる人というのは必ず現れると思われます。例え小説サイトで収入が得られないとしてもです。また、大手小説サイトレベルの日夜大多数のユーザーがアクセスしてくるサイトは異世界転移後にはサーバーの維持や管理が大変かもしれませんが、そこまでの大多数のアクセスは想定しない小規模レベルサイトであれば、負担も抑える事ができます。
はっきりいって、どのサイトが生き残るだとか、消滅するだとかは、異世界転移してみない事には分かりませんが、ただ状況としては3つ考えられます。1つは現在の大手サイトが最低でも1つ以上は生き残りそちらに以降、ネット小説が集まるというパターン。2つ目は現在の大手サイトが最低でも1つ以上は生き残る一方で幾つかの大手サイトが崩壊し、複数の分派サイトが産まれているパターン。そして3つ目は最悪の状況と言えるかもしれませんが、大手小説サイトが全て異世界転移に耐えられず消滅したパターンです。この3つ目のパターンの場合においては、恐らく日本のネット小説の状況は小説家になろうみたいな大手ネット小説サイトが登場する以前の頃の様な細々とした様々なネット小説サイトが乱立している状況になると推測されます。
仮に大手ネット小説サイトが消滅ないし影響力が大幅に衰退する様な状況に推移した場合、転移前はネット小説サイトに掲載されたネット小説を原作とした作品がラノベ、漫画、アニメ、ゲーム等になる事が頻繁にありましたが、異世界転移後は有名なネット小説が生まれにくい状況に陥る為、もしかしたらネット小説を原作としたラノベ、漫画、アニメ、ゲーム等への商業展開が大幅に数を減らすかもしれません。もし、そうなった場合には、ネット小説を原作とする商業展開が縮小する為、代わりに大手ネット小説サイトが現在程、影響力を拡大する以前の頃の様に商業展開作品は再びライトノベル、エロゲー、美少女ゲーム(ギャルゲー)などを原作とした物に先祖返りを起こすかもしれません。
こう考えると異世界転移後の大手ネット小説サイトの行く末を巡っては、日本のサブカルチャー文化に少なからずの大きな影響があり得ると言えるでしょう。
★おまけ 禁断の予想!新規制作のアニメ作品がもしも本当に1~3作品程度なってしまった場合に製作されるアニメ作品予想!!!!!
まぁね、上で色々考察してきた訳ですが、はっきり言って、アニメオタクとしては一番気になるのは本当に1~3作品程度にまで新規制作のアニメ作品が激減してしまった場合に製作されるアニメ作品っていったい何になるの?って所ですよね?果たして私が好きなジャンルのアニメは生き残る事ができるのか!?と、この辺りを、おまけという名の実質の本編で考察していきましょう。
私個人としては深夜アニメが全ての枠を占領してほしいですが、そうなるかどうかはちょっと怪しいと言わざるを得ないでしょう。というのも1~3作品程度しか作れない場合、作られる作品は選ばれる可能性があるからです。テレビ局の人間になったつもりで、単純に考えれば(←単純にここ強調)、国民的アニメや大人気作品とされるドラえもん、クレヨンしんちゃん、ちびまる子ちゃん、サザエさん、名探偵コナン、アンパンマン、ワンピース、プリキュア、プリティーシリーズ、ポケモンなどから選ばれるのは必定でしょう。最悪の場合、1~3作品の全ての枠がこれらの作品から選ばれる可能性もあります。
では仮にこの中から3作品を選ぶとするならば、何になるでしょうか。その辺も考えてみましょう。恐らく最初の一枠はドラえもん、もしくは名探偵コナンになると考えられます。これはドラえもんが近年、劇場版の売り上げが過去最高を更新(ドラえもん史上)したり、子供から絶大な支持を受けている事から考えられます。名探偵コナンの方はというとこちらは劇場版の売り上げが実はドラえもんを上回っています(ドラえもん のび太の宝島が53億7000万円、名探偵コナン THE FIRST SLAM DUNKが158.7億)。また、客層が子供から大人まで広い点も選ばれる可能性を高めると言えるでしょう。劇場版の売り上げ的に見れば名探偵コナンの方が選ばれる可能性は高いかもしれません。
では、クレヨンしんちゃん、ちびまる子ちゃん、サザエさんはどうかと言うと、クレヨンしんちゃんはともかく、ちびまる子ちゃんやサザエさんは劇場版を作っておらず、漫画などの売り上げの指標しかないのは選定される上で足を引っ張るかもしれません。なお、クレヨンしんちゃんに関しては主要な客層は子供ですが、これ大昔からですが、クレヨンしんちゃんを巡っては下品と主張する層も一定層が居るのが事実。テレビ局側としては作る事が出来る作品が少ない分、できるだけ大衆受けを狙いたいと考える可能性がある為、選ばれない可能性があるかもしれません(下品クレーム来るのは分かるけど、なんでもかんでも規制するなー!!)。また、クレヨンしんちゃんが売上一位を記録した劇場版の記録が2016年であり、さらには2019年以降新作映画が出ていない状況を考えても、これも選定に対して足を引っ張る要因になり得るかもしれません。
では次に選ばれる可能性があるのはというと、幼児向けのアンパンマンは可能性があったりなかったりします。テレビ局が3つの作品で全世代に刺さる様なアニメを作ると考えれば、幼児向けの作品としてアンパンマンはあり得るでしょう。売上的に考えても幼児向け商品の売り上げではアンパンマン関連は絶大な人気を誇っています。アンパンマンは世界中で約8兆9千億円もの巨大な売上を有しているとされており、しかも国内市場に大きな力を持っているとされています。この為、アンパンマンが作られる可能性はハッキリ言ってあり得ます。ですが、幼児向けですのでアンパンマン単体では広い客層に刺さる作品かと問われると、それは違いますので、その点で選定されないという可能性もあり得ると思います。
ではアンパンマン以上に選ばれる可能性のある物はというと間違いなくポケモンだと思われます。ポケモンは日本発のキャラクター売上の中でも最大級の売上を誇っており、約13兆億5千億円に達します。そしてその客層は子供から大人までの幅広い層を有しています。ゲームやトレーニングカードゲーム、グッズの売上もそうですが、アニメ的に見ても最近、放送しているリコロイを見ると、それ以前のポケモンアニメと比べて子供以外にも本格的に刺さる様なアニメ作りを目指している事が伺い知れます(リコロイを見た上で感じた個人的感想)。これら売上や幅広い客層を考えるとポケモンは選ばれる可能性が非常に高いと思われます。
では3作品目ですが、ここまでくると世界的に人気のあるワンピースだろぉん!?となりそうですが、実はそうではない可能性があります。それはここでプリキュアとプリティーシリーズのいずれかの可能性です。というのも売上的にはワンピースが圧倒しているのですが、ここである事にお気づきでしょうか。ここまで見てきた中で本格的に一般的に女児アニメと呼ばれるジャンルの物が選ばれていないのです。というのもです。客層には年齢層以外にも男女比というものが存在しますが、ドラえもんの男女比は57対43、名探偵コナンは4対6で女性層が多いですがこれをさらに細かく見ていくと、コナンを見ている層は16歳から20代の客層が最も多いとされています。つまり、女児アニメではありません。ポケモンも58対42で男性の方が客層は多く、女児アニメとは言えません(ちなみにクレヨンしんちゃんは女性約70パーセント……つまりクレヨンしんちゃんは女児アニメだった!?!?)。ワンピースは6対4で視聴が多い年齢層も30代が中心であるとされています。対してプリキュアは20対75、プリティーシリーズはプリパラを例にすると3対7の男女比で圧倒的に女性が、それも年齢層はまさに女児層が多いとされています。本格的な女児向けのアニメというポジションは選定に対して、かなり大きなポテンシャルとなる可能性があります。
でも完全な女児向けじゃあ、大衆向けとは言えないのでは……?とも思えるかもしれませんが、実はプリキュアやプリティーシリーズは近年の様々な調査によって、大人の女性ファンも多く獲得している事が分かっています。これはかつてプリキュアを見ていた層が大人になってもファンとなって見ている可能性が指摘されています。また、男女比で見ると少数派ですが、男性のファンも獲得しており(最近、日本経済新聞が出した「今、本当に推されている「人」「作品」が分かる 最旬“推し”新潮流」で紹介された客層データでは男性の客層が30代近くの年齢層で60%近くが男性ファンというデータを出している。しかし、このデータは何を基準にしたのかが良く分からず、日経らしく購買層を基準としたのか他なのかが不明。しかし、この様なデータもあるという点はこの問題を分析する上で重要と言える。なお、こうしたデータがある一方で20対75というデータも存在するという事)、こうして見ると実は、プリキュアやプリティーシリーズは幅広い年齢層に刺さっている作品であると言えます。なお、私もこれは肌感覚で認識しています。私が専門学校に行っている時に男女を問わずプリティーシリーズが大流行していた事があった為です。この様な年齢層、男女比を考えるとプリキュアやプリティーシリーズが選ばれる可能性はあると言えるでしょう。また、ストーリー面やデザイン面で見ても近年の女児向けとされる作品のストーリーやキャラクターは男性層にも刺さる様な要素を兼ね備えたストーリー性やデザイン性を持っている傾向があります。
例えば、プリキュアシリーズの中の作品、スタートゥインクルプリキュアは恐らく幅広い層に刺さりやすい筆頭格の様な存在だと思います。スタートゥインクルプリキュアに至っては、これまでのファンシーストーリー路線から、まさかの衝撃のSFが題材という驚愕性を持っていました。偶然テレビで見かけた時に、あまりの衝撃っぷりに私もちゃんと見始めてしまったレベル(子供の頃にプリキュア見てて、大人になってからプリキュアまた見始める現状ってまさか私もそれに含まれちゃってる……?)。また、キャラクターのデザインも卓越していました(キュアミルキー見て即効で視聴しようっていう決心が沸きました。あとキュアコスモもすき)。
これらを考慮すると、異世界転移後に新作深夜アニメを失った大きなお友達を受け入れる土壌として、プリキュアやプリティーシリーズが機能するという可能性もあり得るかもしれません。この点は明確にクレヨンしんちゃんと違う点であると言えると思います。クレヨンしんちゃんも女児が多く見ているという特徴がありますが、深夜アニメを見ている層がプリキュアやプリティーシリーズに流れていく姿はまだ想像できても、クレヨンしんちゃんに流れていくという姿は想像が難しいと思います。これは深夜アニメを普段から見ている人ならば、想像に難くないのではないでしょうか。
なお、新作深夜アニメを失った大きなお友達を受け入れる土壌としては他にもポケモンも受け入れる土壌足り得るでしょう(サンゴちゃんとかがメスガキとか言われている現時点で、大きなお友達のファンを獲得している。大きなお友達のファンが居なければメスガキなんて、そもそも言われない)。
と、テレビ局目線で利益、視聴率、客層などを考慮して、単純に考えると(単純←ここ重要)この様な考察ができるのですが、実際にはこんなに簡単な話ではないでしょう。
というのも、この1~3作品程度という数字はアニメ業界全般における海外に任せている仕事の割合を引いて大雑把にこれ位だろうと想定した値なのですが、この数字も中々に複雑です。
例えば、日本が転移した1週間から2週間以内位で、テレビ局とアニメ制作会社が合同会議を開いて、これから作るアニメを決めるみたいな展開があれば、上記の様な予想(製作される新規アニメ作品のタイトル)はなりたつとは思います。しかし、現実的にはその様な電光石火の対応策は難しいと思います。また、アニメ制作にも様々な企業利権が絡んでいる事を考えると、こうも転移して短期間の間に上記の予想の様な放送内容を決める事は難しいでしょう。会議をしているだけで半年以上かかっても、おかしくはありません。また、そもそも転移してすぐに、これから先ヤバくなるからテレビ局もアニメ関係企業もすべてを呼んで会議をしようとも成りにくいと思います。だって数多あるテレビ局もアニメ制作会社もどれをとっても互いがライバル企業な訳ですから、会議をするにしても、それなりの時間が必要だと思われます。できないとは言いませんが、できたとしたならば、その会議を主催した人は稀代の超絶有能な人物と言えるでしょう。
さらにさらに、会社ごとの事情も関係してきます。例えば京アニの通称で呼ばれる超有名アニメ企業の京都アニメーションがありますが、京都アニメーションは、昨今のアニメ業界では業務の国際分業化が主流となっている中、殆どのアニメ制作作業を自社で完結しているとされています。これはつまり、京都アニメーションが新規制作のテレビアニメーションシリーズ作品を放送する場合、1~3作品程度の枠の1つが埋まるのです。何故埋まってしまうのかと言えば、1~3作品程度という数字は、異世界転移当初の期間における日本のアニメ業界全般で見たアニメ制作能力の話だからです。これは、つまり、先ほどの簡単な予想において私が予想したタイトルの作品を制作するには京都アニメーションの様な自力でアニメを制作する能力がある会社も制作に協力する必要があるのです。これは現実的でしょうか?異世界転移に伴う国際分業体制の崩壊によって制作能力が何かしら欠如している会社同士が合同で作品を作るならば、まだ話は分かりますが、自力で作る能力があるのに何故、他社のタイトル作品を作らねばならないのかと当然、異論が出かねないでしょう。
つまりですが、この1~3作品程度という枠内において何が作られ放送されるかは、結局の所、全くの不明だと言う事です。人気や大衆向けという側面だけで見れば、国民的アニメや大人気アニメはかなりあり得ると言えますが、だからと言って複雑な事情を考慮すると深夜アニメが放送される可能性も充分にあります。全ては神のみぞ知ると言ったところでしょう。業界の複雑な事情を一切考慮に入れず、簡単に考えれば、先ほどの様な幅広い層に受け入れられる可能性のある人気の高い作品が選ばれる可能性は高くなると言えます。しかし、実際には複雑な事情が数多存在する為、簡単な予想通りの結果には中々、なりにくいと言えるでしょう。
ただ、一つだけ確かな事はあって、異世界転移後、少なくとも1~2年が経ってアニメ業界の製作体制の再編成が完了してくると再び新規製作アニメ作品の数が増えてくる事になる訳ですが、この時、真っ先に新規の制作が再開される可能性が高いのは残念ながら、深夜アニメではないでしょう。恐らくですが、この時こそ恐らく、ドラえもん、クレヨンしんちゃん、ちびまる子ちゃん、サザエさん、名探偵コナン、アンパンマン、ワンピース、プリキュア、プリティーシリーズ、ポケモン等々の大衆的大人気傾向のある作品の内、転移初期に新規制作が停止していた物から順に順次再開させていく事になる可能性が高いと思います。というのも流石に1年から2年が経って業界の再構築が進んで行くと、出版社、テレビ局、アニメ制作会社も意思疎通ができてくる様になる他、やはり大衆向けかつ収益性が高い大人気作品である事から優先される可能性がかなり高いと考えられる為です。
そうなってくるとこの時期に放送される新規制作の深夜アニメがあるとすれば、京都アニメーションの様な独立性の高いアニメ会社の作品でしょう。これ以外に新規制作の深夜アニメが本格的に再開されるには、上記で挙げた様な大衆向け大人気作品がある程度、新規製作を再開させた後の事になるかもしれないでしょう(こんなん私、新作深夜アニメ欠乏症になっちゃうよ……)。




