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食料面&検疫面・生食文化存続の危機!!

 

★食料面&検疫面・生食文化存続の危機!!→さしみいいいいいいいいいいいいい!!!!!


異世界転移初期の話。


異世界転移後、日本が最も気をつけなければならない問題の一つに未知の細菌やウイルスの問題がある。


検疫面でも解説した様に、転移した先の異世界には、私たち地球人を含めた地球の生物に対して致命的なウイルスや細菌が存在している可能性がある。


現在、日本はコロナで未知のウイルスや細菌の脅威の痛い目を身をもって体感している訳だが、異世界転移によって潜在的に生じる異世界への脅威度はコロナの比ではない。


なぜならば、そこは地球ではないからだ。

別の未知の惑星なのだ。地球生命にとって致命的な病気が存在する可能性がある。


それを考えると、異世界との接触は少なくとも安全が確認されるまでは厳重な対策してからじゃないと危険だという事だ。


だが、この話は何も外交交渉の席での話や貿易や自衛隊だけにかかわる話ではない。私たち、一般国民にも大きく影響する話だ。


地球生命にとって未知のウイルスや細菌が居るという可能性があるのは何も遠く離れた異世界の地域だけでなく、実は非常に身近かつ近場に存在するのだ。


どういう事かというと、それは海の存在だ。


異世界転移後も日本は当然の事ながら漁をするだろう(転移先に海があって、かつ地球原産、異世界原産とわず、食べられる魚がいれば)。

異世界転移によって海外からの輸入ができなくなった時、必然的に日本は魚を大量に獲らなければならない訳だが、考えてもみて欲しい。


海は陸地(列島本土)よりも異世界との交わりが早いのだ。

陸地への細菌やウイルスの持込は私たち人間が気をつければ、ある程度は抑えられるだろう。それは北米や南米がヨーロッパ人が到来するまで、天然痘が存在していなかった事が証明している。


だが、海は違う。

大量のプランクトンを含む海水の流れや海の魚を制御する事はできない。


言わば、海は異世界転移時にはすでに異世界に汚染されていると言える。


つまりはこういう事だ。

自分の家の近くに海があるという人は海を見てこう考えてほしい。あなたの見ている海は異世界転移後、その浜辺は浜辺から遠い水平線の先まで未知の細菌やウイルスが闊歩するレッドゾーンになっている可能性があるのだ。


この海から日本は生きる為に魚を獲らなければならない。


さて、ここからが今回の主題の問題だ。


その獲った魚を生食しても良いだろうか。


当然、危険な細菌やウイルスに汚染されていないか、獲った後に調査はされるだろう。

だが、広大な海の全域が汚染されていると言える状況なのだ。一部のサンプル調査では完全な安全性は担保できないだろう。


少なくとも完全な安全性を検証する為には、1年近くの時間は必要だろう。もしかしたらそれ以上という可能性もある。


では、安全と分かるまで食べるのを禁止するのかと言えばそれは違うだろう。何故ならば日本の食糧は不足しているからだ。

獲れている以上、食べない訳にはいかないだろう。簡易的な調査で危険な細菌やウイルスに汚染されていると判断されていないのであれば市場に流通される筈だ。


だが、あくまで簡易的な調査だ。分かってないだけで、危険な細菌やウイルスが潜んでいるという潜在的な危険性はまだ充分に残っており、拭いきれていないだろう。


転移前ならば、その様な危険性がまだある魚は流通させないだろうが、異世界転移後は国内の切迫した食料事情から、転移前の安全基準から言えば調査不足で到底不合格なそれらの魚を流通せざるを得ないだろう。


こうなると、恐らく政府は国内に流通する海で獲れた魚に対して生食ではなくしっかりと加熱処理をする様にと訴える様になるだろう。加熱処理をすれば、大抵の細菌やウイルスは無力化できるからだ。


だが、そうなると、刺身や寿司などの日本の伝統とも言える生食文化は非常に危機的な状況に陥る可能性がある。


こうなるという事は刺身や寿司などの生食はできなくなるという事だ。その危険性から。


もしも、生食をして未知のウイルスや細菌に感染しそれが原因でパンデミックが起きましたなんて事になったら目も当てられない。


異世界転移後の日本でパンデミックが起きた場合、日本経済や社会はパンデミックが起きなかった場合の日本に比べて深刻なダメージを受けるだろう。


それを防ぐ為にも生食は禁止される可能性が高いのだ。異世界転移は場合によっては日本の食文化すら大きく変えてしまう可能性もあるだろう。


この様な状況が改善されるには、徹底した調査によって魚の安全性が確認されてからになるだろう。刺身好きや、寿司好きの人にとっては辛い時代の到来だ。


これで魚に脅威となる未知のウイルスや細菌が確認されなかった時に一番怖いのは、もしも生食の禁止が1年どころか、それ以上の期間、続いてしまった場合だろう。ようやく全ての調査が終わり魚の安全が確認されて生食ができるようになったとして、生の魚に対する国民の不信感はいかほどだろうか。今まで未知のウイルスや細菌がいるかもしれないから、加熱調理する様にと散々言われ続けてきたのだ。それを調査した結果、安全が確認されました。と言った所で、すぐに皆がみんな元通りの食文化に戻るだろうか。


残念ながら恐らくそうはならないだろう。もちろん、ようやく刺身や寿司が食べれる!と生食に戻る人も居るだろうか、事は購入者の健康意識に直結している。様子見でまだ食べないという人、もうこれ(今の食生活)に慣れたからと食べない人、陰謀論や政治への不信から発表を信じずに食べない人等々etc……が現れるだろう。ようは生食への風評被害が発生している状況と言える。この状況が解消されるには、政府だけでなく生産地や販売業者などによる懸命な努力が必要になるだろう。ただ、生食提供再開時はもしかしたら客足が転移前の刺身や寿司に対する客足に比べたら悪いかもしれないが、私たち日本人は魚が好きなので、ある程度の時間はかかったとしても、最終的には生食文化はほぼもと通りの形に戻るのではないだろうか。


上記に関連した話でもう一つ話すと、今度は食べ物ではないが、同じ海に関連した話として、海水浴や海に入る事が非常に危険性を伴う事になるという話がある。


上記でも言った様に、異世界転移後、地球生命に致命的な細菌やウイルスが存在する可能性がある事から海は危険な汚染地帯として扱われると予想される。


そうなると、海水浴や、海に入るという行為は大変なリスクを伴う話になる。


サーファーや海水浴など、恐らくは必要性のない海への出入りは安全が確認されるまで禁止される可能性が高いだろう。


サーファーや海水浴が好きな人は大変だろう。だが、それ以上に日本の食糧事情にも関連して、この点では重大な問題もある。


それは、必要性のある海への出入りだ。


漁師の中には海の中に入って漁をする漁師も居る。

感染症学の観点から言えば、恐らく、この人達の感染リスクは非常に高いだろう。


この人達や普通の漁師全般を巡っても、恐らくだが、この人達に対する検疫体制をどの様に構築するかは重要な懸案事項となるだろう。


海に入る行為も潜在的な危険性があるならば、海の上で直接、魚と対峙する一般の漁師にも一定の潜在的な危険性はあると考えられる。


だが、すべての漁師に感染症制御学に基づいた厳重な防疫や検疫をする事は非常に困難だ。


何故ならば、漁師の数は全国に大勢居るからだ。これだけの数の漁師を検査しようものなら、国内の医師や看護師や専門家を含めて医療資源を総動員してやらなければできないだろう。さらに、漁師全員に化学防護服を着させて漁をさせるのも現実的ではないだろう。それだけの数の防護服など用意するだけでも一大国家事業レベルだし、そもそも漁師の側からの反発を受ける可能性もある。防護服を着てでの作業というのは大変な面があるからだ。防護服を着てでの作業面で見ると、もしも、防護服を着て漁をやったら生産効率が大幅に減るという可能性もあり得るかもしれない。


この生産効率が減る可能性については、少し実体験を話そうと思う。


ここで白状すると、実は私は、恥ずかしながら2012年人類滅亡説を信じていた人間だったので、その時に備えて学生にしてはとんでもない出費の買い物をした結果、今も放射能にも耐えられる化学防護服セット一式を持っているのだが、化学防護服は着用してみると、間違いなく着慣れない人間の作業効率は大幅に落ちる様に感じる。息苦しいし視界も若干、違和感があるからだ。動きにくいと感じる人も居るかもしれない。


これらを考えると厳格な体制構築は難しく現実には、船に乗る漁師や魚に接する人々には防護策として精々マスクや手袋やゴーグルの着用の徹底、港への帰港後には保健所等による漁師に対する定期的な健康診断や、具合が悪い漁師の速やかな隔離と検査、行動確認、程度の体制が現実的かもしれない。


もしかしたら、素潜り漁師などの海に入らざるをえない漁師に対しては、上記の体制とは別に、特別な検疫体制が作られる可能性はあるかもしれない。船の上の漁師よりも、海に入る方がリスクが高いからだ。


もしくは、もしも政府が完璧な検疫体制の構築は無理でも、ある程度、厳格な検疫体制を敷きたいと思った場合には、漁港周辺の自治体と外の自治体との出入りを制限するという選択肢もあるかもしれない。ただし、これをやる場合には現行法の法的な制約の問題や、そもそも役所や政府のやる気の問題があるだろう。ちなみに、私自身はこの漁港周辺の自治体の封鎖という策が欧米諸国や中国などの外国ならばまだしも、この日本で行われる可能性はかなり低いと思っている(ダイヤモンドプリンセスとか国内のコロナへの政府の一連の対応方法を見ていると)。


例え、危険な細菌やウイルスが異世界に存在しないとしても、今回の話で紹介した生食の禁止から始まる一連の予防策や体制は、最後の漁港周辺自治体の封鎖以外は、ほぼ確実に何らかな形で厳しめにせよ緩めにせよ行われるだろう。


なぜならば、異世界転移した時点では、日本はその異世界に地球生命にとって、致命的な細菌やウイルスが存在しているのか、存在していないのか。分からないからである。


それが分かる様になるのには、厳格な調査をしてからとなるだろう。


ただし!ここまで話た内容は異世界転移後に日本政府がちゃんと未知のウイルスや細菌の怖いものだと認識していたらの話で、何にも考えてない頭空っぽの場合は、上記の文章はゴミ屑になるので注意。


ん?ここまで書いてきて思ったんですけど……異世界転移の意外な問題……。

もしかして、異世界転移後の日本でもコロナと同じ様に消毒液だとか、防護服だとか、マスクだとか、ゴーグルだとか、めちゃくちゃ不足する事になるのでは?











ニコニコ動画の有名な某ユッケ社長のMAD動画を唐突に思い出した。


某ユッケ社長「もしもほんとに日本国民の安心安全を考えるならばー、生肉をユッケで出せるのを法律で禁止して、禁止すれば良い!な、生食なう☆生食なう☆生食なう☆」


某ユッケ社長「とりっかえしのつかない事をしました!本当に申し訳ございませHEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!」


この動画すき

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