治安面・魔法問題
★治安面・魔法面→新世界よりかな?(すっとぼけ)
異世界転移後、異世界諸国や地域との交流を進める内に確実に問題になるであろう事がある。
それは異世界ファンタジーでよくある魔法使いの扱いである。
GGIKKでは魔法が日本の治安に及ぼす影響について考察する為に、異世界転移後にあり得る魔法使いをパターン分けした。これらの魔法のパターンは作者がこれまで読んできた作品内で見かけた事のあるパターンである。以下はそのパターン一覧である。
【パターンA】魔法は異世界人しか使えない。しかも、一部の素質のある者しか使えない。
【パターンB】魔法は異世界人しか使えない。誰でも魔法を使う事ができる。
【パターンC】魔法は”まだ”異世界人しか使えない。一部の素質のある者しか使えない。異世界転移時に既に生まれていた世代の地球人は魔法を使う事はできないが、地球人でも異世界で生まれた世代であれば、魔法が使える者が一部に出現する。
【パターンD】魔法は”まだ”異世界人しか使えない。誰でも魔法を使う事ができる。異世界転移時に既に生まれていた世代の地球人は魔法を使う事はできないが、地球人でも異世界で生まれた世代であれば、魔法が使える。
【パターンE】魔法は地球人であっても一部の素質がある者は魔法は使う事ができる。
【パターンF】魔法は地球人であっても異世界転移後は誰でも使う事ができる。
この6パターンである。これら6パターンは、いずれのパターンが適応されるかによって異世界転移後の日本社会と治安に大きな影響を与えるだろう。
各パターンごとに解説する。
【パターンA】
パターンAが適応される異世界の場合、日本政府は異世界人の内、魔法使いの扱いに困る事になるだろう。例えば、魔法と言うとよく、ファイヤーボールとかウインドカッターとかそんな魔法がファンタジー小説ではよく出てくるが、これらの魔法を現代日本で考えた場合、その脅威度は拳銃、自動小銃、ロケットランチャー、爆弾と同等の潜在的な危険性がある可能性があるだろう。殺人鬼の魔法使いが居て、日本国内で大暴れする可能性は0ではない。これが例えば、魔法を使うには、魔法の杖などの触媒が必要ならば、その国内への持込を制限したり、猟銃免許や自動車の免許の様に厳格な免許制度を敷くことで犯罪を起こされる可能性をある程度は抑える事ができるだろう。だが、もしも触媒無しで、例えば呪文を唱えるだけで魔法が行使できる様だと政府は魔法使いの入国をどうするか悩む事になるだろう。魔法使いの入国を完全に制限するのか、もしくは、魔法使い用に新しい入国ビザ制度を導入したり、性善説に基づいて、入国を希望する魔法使いに対して、日本社会ではこういう魔法は使ってはいけない等の講習などを受けなければ入国できない様にするなど、魔法使いの日本国内への入国方法に関しては議論や様々な問題が浮き彫りになるだろう。
【パターンB】
パターンBが適応される異世界の場合、パターンAと同じく魔法の行使には何らかの触媒が必要であるならば、それの国内への持込を制限したり、猟銃免許や自動車の免許の様に厳格な免許制度を敷くことで犯罪を起こされる可能性をある程度は抑える事ができるだろう。だが、問題は、触媒無しに呪文などで魔法が行使可能な場合である。この場合、異世界人そのものが潜在的に拳銃、自動小銃、ロケットランチャー、爆弾と同等の潜在的な危険性を有している可能性がある。これを魔法を使えない地球人の住む日本国内に入国を制限なく許すのか、もしくは制限を科すのか、異世界人の日本国内への入国方法に関して様々な議論や問題が浮き彫りになるだろう。
【パターンC】
この場合、転移当初は良いが、転移から時間が経過した後には地球人であっても魔法が使える者が国内に出現する事を意味している。この場合、魔法の使用に触媒が必要ならば、猟銃免許の様に魔法行使の触媒を免許制にする事で犯罪を起こされる可能性をある程度は抑える事ができるだろう。だが、問題は、触媒無しに呪文などで魔法が行使可能な場合である。この場合、異世界人の魔法使いと同じく魔法が使える地球人の存在は国内で非常に大きな問題となるだろう。だが、問題にはなるが、事実上対策のしようが無いかもしれない。貴志祐介先生の某SF小説みたいに能力者は皆殺しだ!だったり、社会不適合者は処刑とか、中国みたいに強制収容所に入れちゃう!みたいな展開にでもならない限り、魔法が使える人間に対しては学校教育や講習などで、ルールを徹底的に教えるしか方法は無いだろう。性善説に頼るしかない訳だ。
【パターンD】
この場合、転移当初は良いが、転移から時間が経過した後には地球人であっても魔法がみんな使える事を意味している。魔法の使用に触媒が必要ならば、猟銃免許の様に魔法行使の触媒を免許制にする事で犯罪を起こされる可能性をある程度は抑える事ができるだろう。だが、問題は、触媒無しに呪文などで魔法が行使可能な場合である。この場合、下手したら滅びる。(比喩でもなんでもなく)。
最悪、どんな事になり得るかは、新世界よりって作品見て。小説もアニメも出てるから。
めちゃ名作。
この作品見たら私の言わんとしてる事わかるよ。
【パターンE】
この場合、転移したばかりの頃でも、素質さえあれば地球人でも魔法が使える訳だが、この場合、魔法の使用に触媒が必要ならば、猟銃免許の様に魔法行使の触媒を免許制にする事で犯罪を起こされる可能性をある程度は抑える事ができるだろう。だが、問題は、触媒無しに呪文などで魔法が行使可能な場合である。パターンCとほぼ同じだ。異世界人の魔法使いと同じく魔法が使える地球人の存在は国内で非常に大きな問題となるだろう。だが、問題にはなるが、事実上対策のしようが無いかもしれない。貴志祐介先生の某SF小説みたいに能力者は皆殺しだ!だったり、社会不適合者は処刑とか、中国みたいに強制収容所に入れちゃう!みたいな展開にでもならない限り、魔法が使える人間に対しては学校教育や講習などで、ルールを徹底的に教えるしか方法は無いだろう。性善説に頼るしかない訳だ。
【パターンF】
この場合、転移したばかりの頃でも、地球人は誰でも魔法が使える訳だが、ぶっちゃけパターンDとほぼ同じだ。魔法の使用に触媒が必要ならば、猟銃免許の様に魔法行使の触媒を免許制にする事で犯罪を起こされる可能性をある程度は抑える事ができるだろう。だが、そうでなければ、下手したら滅びる。(比喩でもなんでもなく)。
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異世界転移後、魔法使いの存在は日本社会にとって非常に大きな影響を与えるだろう。
もしかしたら、上記のパターン次第では日本の治安を守る警察の装備が大きく変わる可能性もあるだろう。アフリカや中南米の警察の様に、一般警察官の持つ装備が重武装化するという可能性もあるかもしれない。
アフリカや中南米ではギャングやマフィアに対抗して警察官が、拳銃や警棒以外にも、パトカーに自動小銃やショットガンを持ってパトロールをしているというのは良く聞く話しである。
なんなら、魔法使いの脅威度が警察では対応できないレベルだったなら、自衛隊が治安維持を行うなんていう事態もあり得るだろう。
全ては魔法使いの脅威度次第だ。




