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経済面・夕張市に学ぶ財政破綻

  

★経済面・夕張市に学ぶ財政破綻→いやあああああああああああああああああああああああ!!!!


異世界転移後、日本の経済が壊☆滅する事によって、日本各地では財政破綻の状況に陥る自治体が激増する事になると予想される。


インバウンドも無い、国内観光も無い、海外からの発注も無い、燃料も無い、資源も無い。

これで財政が健全な自治体があるとしたらよっぽど経済事情が特殊な自治体であろう。殆どの自治体の財政は悪化し、そして、その内の何割かの自治体が財政破綻を起こすだろう。


特に観光産業が基幹産業であった自治体などは財政破綻に陥る可能性の非常に高い最大の鬼門だろう。ちなみに、私の生まれの故郷の自治体は異世界転移したら確実に財政破綻するでしょう!(白目)。


あとそれ以外でもう一つ、確実に財政破綻するだろうなって予想できる大都市があります。

え?何処なのかって?皆、絶対知ってるよ!

知らない人なんて、日本人なら、よっぽどの世捨て人か、記憶喪失でもない限り知らない人なんて多分いないよ!そんな感じの大都市です!一体全体どこの大都市なのかそれは……。


その大都市の名とは……なんと!デデドン!京都市です!(2021年現在)

えぇ……なんでかって?


だってそれは……2021年の現時点で財政破綻の危機に陥ってるからねぇ……(えぇ……)。

きっとコロナの影響なんだろうなぁ……とか思い込んでたら、実はコロナとか大して関係なく、税収に見合わない身の丈にあわない社会保障と予算の使い方を長年続けて、さらには、普通は街に何かあった時の為に使う筈の街の貯金を身の丈にあわない予算の足しに長年使って、今年ついに、貯金が切れる財政破綻まであと数年のカウントダウン!ってな感じですからね。


この話で一番びっくりな箇所は、コロナのパンデミックがもし無くっても今頃にはこの話は出ていたであろうという事。


私の生まれ故郷の経済がコロナで悲惨な状況だって話は前したと思いますが、それでも財政破綻なんて話にはなってませんよ。お金の使い方に対して収入が足りないのに、その足しに貯金使い続けたらそりゃいつか無くなるでしょ……っていう、ね?


京都市は現時点でこんな悲惨な予算状況なんですから、異世界転移したら確実に財政破綻するでしょう。京都市が現在の財政破綻の危機から脱しない限り異世界転移には到底耐える事は不可能です。


とまぁ、日本の観光の中枢都市である京都市を筆頭に、私の故郷の自治体や、その他諸々の自治体が異世界転移後には財政破綻を起こすでしょう。


と、いう事で今回は、この財政破綻という状況になった自治体はどうなるのかという事を見ていこうと思います。ではいきます。


財政破綻、その最大の参考例となるのは恐らく北海道の夕張市だろう。

夕張市は、かつて炭鉱で栄えた街だったが、炭鉱が閉鎖された事で経済が衰退を開始し2007年に財政破綻した自治体だ。夕張メロンは有名なので、名前くらいは聞いた事のある人も多いかもしれない。


ではその夕張市で財政破綻によって起こった事を列挙していく。


まず、軽自動車の税金が上がった。どの位上がったかと言うと、破綻前に比べて1.5倍となった。

市民税や道民税(北海道の県民税みたいなもの)が他の自治体に比べて高くなった。どの位高くなったかというと、当時、日本で一番高い設定になった。市民税は破綻前の3000円から3500円になった。


新しく入湯税やゴミ処理手数料の税金が導入された。


上下水道料金が上がった。

下水道使用料は10立方メートル当たり1470円から2440円に引き上げられた。ちなみに下水道料金は東京23区の約2倍になった……北海道の片田舎の料金の話だからね?(恐怖)


公共施設が次々と閉鎖された。

そして残った施設も金を取るようになったり、元の料金から値上げしたりした。


集会所も公衆トイレも小中学校も、公共施設は次々に閉鎖された。

老朽化した市営住宅を直すお金も、危険な廃屋を取り壊すお金も無くなった。


残った公共サービスの水準は全国最低レベルになった。

当時の夕張市の行政サービスの状況は他の自治体からは「全国で最高の負担、最低の行政サービス」と言われたレベル。


公務員の数も減った。

260人居た市の職員は半分以下の100人になった。市の職員の給料も減った。


議員の数も減った。

18人から9人になり、議員報酬は40%削減された。


ついでに市の人口も減った。

当然と言えば当然で、何せ全国で最高の負担、最低の行政サービスの自治体。料金だけ高くて行政サービスは最低。雇用も足りない。流出は加速した。


当時の記事によれば、住民の側は行政に何を要望しても決して叶わないと街全体が諦めムードになっていたとの事。まぁ……住民側も自分の自治体がオワタ状態の事良く分かってるだろうからねぇ……。


なお、議員の数が減ったのは住民が減った事とも恐らく関係あり。だって……財政破綻時に1万3千人だった人口が2019年には8千人になってる位だから……ね?


これが、とりあえず夕張市のあらすじ。


話をまとめると、財政破綻すると各種税金が上がり、各種公共サービスの料金が値上げしサービスの質が落ちる。公共施設が次々と閉鎖され、残った施設も今まで利用料金がタダだった施設では利用料金が新たに設けられたり、利用料金が元からあった場合も値上げ。公務員の給料は減るしその数も減る。ついでに人口も減るって感じですかね……。


まぁ、これが財政破綻した自治体の陥った状況です。ちなみに、夕張市はその後、なんとか財政の建て直しに成功しています。やったね!おめでとう!


異世界転移後、日本各地で財政破綻に直面する自治体は確実に現れます。

その正確な数を予測する事はできませんが、少なくとも言える事は、過去100年間の近代から現代日本にかけての日本の歴史の中で過去最大級の財政破綻の数となるでしょう。


あなたの住んでる町は異世界転移後、大丈夫ですか……?


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