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外国勢力の将来面(17部)

 

★外国勢力の将来面→ヤッパリ数ダナ>(。 ・ω・))フムフム_/pc


さて、なんとか、不安と不満は抱えながらも日本が十年以上もの間、なんとか本格的な内戦や内乱を起こさずに、少なくとも国内では平和になんとかやっていけたとしよう。その場合、日本の状況は転移初期の頃に比べれば、大分、改善されている筈だ。これは異世界の国との貿易が上手くいっているとの想定でだ。その為、上手くいっていない場合はこの項目での文章はゴミ屑になるので留意。


貿易が始まった場合、日本の経済事情は確実に良くなるだろう。転移前のレベルまでに回復するのは流石にもっともっと長い時間がかかるはずだが、それを抜きにしても、転移によって一度底まで落ちた日本経済は逆を言えば、もうそれ以上は、国内で大規模な内戦やパンデミックでも起きない限りは落ちる事は無い。異世界の国との貿易が始まれば、日本経済のその後は緩やかな上昇傾向が続くと予想される。


そうなれば、その時の日本の国内経済は復活に向かって歩みを進めている筈だ。よって失業率も転移初期の脅威の30%から40%という状況から回復傾向に向かっている筈である。転移から10年以上の時間が経っているのならば、失業率は10%から20%位にまで下がっていれば御の字か。それでも充分高いけど。


つまり、失業率が下がるという事は日本人も外国人も働き口が増えるという事だ。これは上記の外国勢力の資金源面で挙げた国以外にも収入を得られる国が増える事を意味している。そして、これは人口が多い程、金稼ぎには有利となるだろう。もちろん国家ごとの統計上の収入である為、その大半は個人の財産である事から、その国の政府が自由に使えるという意味での収入ではこの場合、無いのだが(企業の利益とは違い、一般労働者が普通に働いて得る収入だから。徴収でもすれば別だが)。


では以下に参考までにアメリカ以外の各国の人口を挙げる。ただし、不法滞在者は含まないし、また、数値は千の位を完全に省略、さらに人口の多い順に並べた訳でもないからその点には留意して。


中国が149万人、韓国が45万人、台湾が40万人、ベトナムが40万人、フィリピンが35万人、香港が24万人、タイが21万人、ブラジルが20万人、インドネシアが11万人、シンガポールが10万人、ネパールが9万人、マレーシアが8万人、オーストラリアが8万人、フランスが8万人、インドが4万人、イギリスが4万人、ペルーが4万人、カナダが3万人、スリランカが2万人、朝鮮が2万人、バングラディシュが1万人、モンゴルが1万人、パキスタンが1万人……等々となっている。


この数字を見る限り、働き手の人口が桁違いに多い国は中国、韓国、台湾、ベトナム、フィリピン、香港、タイ、ブラジル、インドネシア、シンガポールとなりそうだ。ただし、外国人の全てが働けるという訳でも無い。なぜならば、この中の半数は観光客として日本に来てしまい不幸にも転移に巻き込まれてしまった人々だからだ。そういった人々は日本語を一から学ばねばならない人も多いだろうし、元々の在留者や日本人と比べた場合、これらの観光客だった人々の就職率は恐らく残念ながら低くめになるだろう。転移後の日本では、この問題が社会問題の一つになってそう。


このように一部では就職に難儀する人もいるだろうが、ただ、全体としてみれば、大企業ではない一般の外国人達も働ける様になる訳だ。そして、これらの人々が働ける様になってくるという事は、当然、転移の荒波を生き残る事ができた海外企業も利益を上げている事だろう。外国勢力の資金面で挙げた企業だとかは特にね。


簡単にまとめると、日本全体の経済が少しずつ明るくなり始める事によって、外国勢力の将来面も明るくなるという訳だ。やったね!


まぁ、その明かりが日本にとって必ずしも良い結果をもたらすかどうかは分かりませんが……各国、何処の国も自分たちの国益を優先する筈。得た利益で何をするかはその国の政府次第だし、健全なことに使うも良し、表じゃ言えない事に使うも良しって感じだからね。


その使い方一つで、友情を深める事もできれば、逆に日本壊れるぅ!!(ビクンビクン)みたいな事にもできる訳だ。


個人的には、異世界という未知の海で漂流している同じ宇宙船地球号、もとい同じ宇宙船日本号の同じ船員(地球人類)なのだから、対立だけはできればしてほしくはないですね。


というか、これまでの考えてみた一連の内容的に転移後の日本に内輪もめをしている余裕は(ないです)

日本政府の外交手腕が試されるぅ!

 

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