№6 アーサーとローリアンの共闘
アーサーとローリアン。
「いくぞっ!№7改スネイクサンダー(六突き)っ」
ローリアンは次々襲いかかるモンスターにヲタ芸を駆使し、萌狩隊と共に敵を倒す。
「シャイニングソード」
アーサーのエクスカリバーの一閃。
「ライジング・リスペクトっ!」
ガヴェインの強攻撃。
「ダークネス、ブロウ」
ランスロットの黄金ランスによる一撃。
束になって来るモンスターを駆逐していく。
「これは・・・」
アーサーは呟く。
「キリがありませんな」
ローリアンは頷いた。
「だがっ!」
「はい。ここで立ち止まる訳にはいかない」
「その通りだ」
アーサーは大上段にエクスカリバーを身構える。
「レジェンド・ザ・ブレス(伝説の息)!」
シャイニングブレスの数倍の威力の剣圧による衝撃波をモンスター軍に目掛け放つ。
「とうっ!」
ローリアンは恐れず、衝撃波と並走しながら、サンダースネイクで敵の攻撃を交わす。
衝撃波が敵にあたる瞬間、
「奥義、神威改っ!」
激しい動きで、衝撃波へ力を送り込み威力を増幅させる。
「アタックっ!」
二人は同時に叫んだ。
モンスター達は巨大な衝撃波に飲み込まれる。
轟音が響き渡る・・・やがて。
デスバレーの闇が払われ、一帯に明りが広がった。
虫の息であった一体のモンスターが、虚空に拳をつきあげる。
「ヒルダ様っ、万歳!」
そう言い、絶命した。
「ヒルダ・・・女王」
ローリアンはアメリア公国女王の名を思い浮かべる。
「ヒルダ・・・まさか・・・な」
アーサーは不老の女王の不敵な顔を思い浮かべた。
ヒルダとは。




