№7 萌狩隊出動っ!潜む闇に迫れ
萌狩隊出動。
萌狩隊は研鑽と鍛錬を重ねる。
数日後、エスメラルダ女王の密命を受け。
萌狩隊は東の大陸に繋がる海中トンネルを目指し、ウエスト・サン・ガイア大地の東の果てにあるデスバレーに向かう。
ミッションは東の暗黒大地異変の調査。
「隊長・・・しかし、今回の任務、漠然とし過ぎじゃないですか」
キキは憮然として言った。
「女王様のこと、何か考えがあっての事だろう」
「そうですが・・・」
「英雄コォジィの降臨から今日まで、想像を超えることが起こっている。東に何かあっても、おかしくはあるまい」
「そうですね」
ララは頷いた。
「だが、我らの萌道は不変だっ!」
「御意っ!」
隊士は叫ぶ。
ディオラを出発して、二ヶ月。
ついに萌狩隊はデスバレーへと辿り着く。
「みんな、ここより先は未開の地と聞く。くれぐれも油断するな」
「御意っ!」
そそり立つ岩山は高く、光を通さない程に暗い。
「シャイニング・ブライト」
ローリアンは光魔法を唱え、辺りを照らす。
「!!!みんな散れっ!」
ローリアンは気配に気づけなかった事に驚いた。
正面に何かがいる。
ただよらぬ殺気を漂わせて、
「みんな、萌えのスキル№7、サンダースネイクだっ!」
高速の直線的と円の動きが組み合わさり、光の弧線を描く。
隊士たちも隊長の動きに合わせ、サンダースネイクを駆使する。
絶妙な間合いを取りながら、殺気を放つ者に近づく。
「1、2、3、4、5、6、7・・・8・・・ガーゴイルか。難敵だな・・・だが」
ローリアンは魔物の正体と数を確認する。
「敵の瞳を見るな。石化させられるぞ。ヲタクの神髄、キョドって相手の視線を逸らせ」
「御意っ!」
ガーゴイル達は接近する萌狩隊と距離をとる為、翼で空へ舞いあがる。
「馬鹿め、空が安全だと思うなよ。翔っ!」
「御意っ!」
萌狩隊のエルフ達は驚異的な身体能力で、翼を持つガーゴイルのさらに上に舞い上がる。
「いくぞっ!ペンラ(剣)だ。№7改スネイクサンダー(六突き)っ」
ローリアンはガーゴイルにペンラで高速の六段突きを当てる。
顔面に一突き、胸(乳首あたり)二発、股間に一発、足首に二発命中させる。
隊士たちも電光石火で魔物に攻撃した。
「ぎぃやややあっ!!!」
断末魔の叫びをあげ、ガーゴイルは倒れた。
「・・・隊長・・・」
「ああ、デスバレー、一筋縄ではいかぬ」
パチ・・・パチ・・・。
遠い所から拍手がし近づいて来る。
「・・・あなたはっ!」
ローリアンはその人物を見て驚いた。
・・・もそっと、まったり描きたい。




