表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界召喚されたら、そこは悪役令嬢のハレムだった。~勇者俺様!皆の者、ひざまずけ!チートな俺のハッピーライフ♡  作者: 山本大介
異世界召喚されたら、そこは悪役令嬢のハレムだった。~勇者俺様!皆の者、ひざまずけ!チートな俺のハッピーライフ♡
75/659

№5 康治とアーサー再び相まみえる

 劣勢。


「コォジィよ。気づいてなかったか、ランスロットの置き土産を」


「・・・?」


「先手を打たせてもらう」


「・・・何を」


「ゴッド・サンダー!(神の雷)」


 アーサーはエクスカリバーを高々と頭上に掲げ、雷を招来する。


「雷なんて」


 康治は降りかかる雷撃に備える。

 しかし、ランスロットが彼に刺した呪いの針が避雷針変わりとなり、雷の直撃を受ける。


「うわっ!」


 雷撃をまともに受け、康治は苦痛で顔を歪める。



「しかし、これでは、お前はまだ倒れん。シャイニングソードっ!」


 アーサーはエクスカリバーを一閃する。

 雷撃に打たれ苦しむ康治はまともにダメージを受ける。


「・・・コォジィよ。それでも、お前はまだ・・・シャイニングブレス!」


 アーサーが聖剣を振るう度、剣圧により衝撃波が生まれ康治へと襲いかかる。 



「トン、トン、トン(豚、豚、豚)ファイヤーウォールっ」


 劣勢の康治は炎の壁を作り防御する。


「この勝機、逃さん!」


 アーサーは康治の頭上へと飛び上がる。


「シャイニングソードっ!」


 一刀両断、康治の壁を打ち砕く。

 壁を打ち破られ、驚く表情の彼に、アーサーの剣撃が眼前に迫る。


「コォジィっ!シャロットは貰った。レジェンド・ザ・エンド!(伝説のとどめ)」


 アーサーは頭上から袈裟斬りに康治を斬った。


(俺は・・・俺はチートじゃなかったのか・・・・)


「・・・・・・ああ」


 康治は白目をむく。

 次の瞬間には血飛沫が上がる。

 彼の身に纏う業火が弱弱しくやがて消え、ディオラの英雄は倒れ屈した。


「勝った」


 上気したアーサーは確信する。

 一方的に攻撃され、まさかの事態となった康治に、乙女たちは言葉を失う。


「虎徹っ!」


 アーサーは虎徹にジャッジメントを促す。

 言葉を失い戦いを見守っていた彼は正気へと戻る。

 カウントダウンが乾いたコロシアムに響く。


「1・・・2・・・3・・・4・・・5」



「はは、俺の勝ちだ。コォジィ」


 アーサーは動かぬ康治を眺め呟いた。




 絶体絶命。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ