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異世界召喚されたら、そこは悪役令嬢のハレムだった。~勇者俺様!皆の者、ひざまずけ!チートな俺のハッピーライフ♡  作者: 山本大介
異世界召喚されたら、そこは悪役令嬢のハレムだった。~勇者俺様!皆の者、ひざまずけ!チートな俺のハッピーライフ♡
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№9 康治の提案とアーサーの返答

 ケイのこれって・・・。


 あっ、皆さんのおかげで一万PVに到達しました。

 ありがとうございます。

 これからもよろしくお願いします。

 感謝、感謝。


「姉上!」


「シャロット!」


 康治とアーサーはコロシアムへ駆け寄る。



「姉上!」


 アーサーはケイを抱きかかえ揺さぶると、彼女は気がつき静かに目を開けた。


「・・・ん、ボクは負けたのかい・・・アーサーが嫁にしたいシャロットに」


 ケイは力なく笑う。


「・・・はい」


「・・・そうか、なら仕方ない・・・はっ!」


(コ・オ・ジ・ィ・・・)


 目の前にいる康治を見て、胸の動悸が収まらないケイは自分の左胸を両手で押さえる。



「シャロット大丈夫か」


「ああ、次もいける」


 ケイは二人の会話にそっと目を伏せた。


「・・・・・・」


「さすがはシャロット、私の妻となる(ひと)だ」


「アーサーっ」


「なんだ。私は今、お姉たまに話しかけているでしょうがっ!」


「後は俺が戦う」


「はあ?」


 アーサーは素っ頓狂な声をあげる。


「残り全員と戦う!」


「お前は馬鹿か!」(出川さん風)


「なんならまとめて来いっ!」


「ふざけるなっ!お前一人で私達に勝てると!」


 シャロットはコォジィの肩に手を置く。


「コォジィ、気持ちは分かるが、騎士団の残り三人は・・・ガヴェイン、ランスロット、そしてアーサーだ。彼らはほぼ同格の強さ、いくらお前でも無理だ」


「もう、俺は誰も傷つけたくない」


「はっ・・・偽善だな、まさに」


「!・・・なんだと」


「コォジィ、お前は」


 アーサーは指をさす。

 示す先にはポランがいた。


「あの娘を巻き込みたくないだけだろう。もう死合いは行われているのだ。ここで傷ついた者達の思いはどうなる」


「・・・俺は・・・ただ」


「コォジィ、すまないアタシの為に」


「その通りだなシャロット、あなたが私のモノにならないから、こうなってしまったのだ。もう後戻りは出来ない・・・それともここでお姉たまが、私の嫁になると誓うか?」


「アーサー!」


 康治の赤髪はわさわさと逆立つ。


「よいか!コォジィ、最後まで見届けろ。そして私からシャロットを奪い取った事を後悔し、絶望するのだ」


 アーサーはそう冷徹に言い放つと、ケイを抱えてコロシアムを後にする。



 さぁ、バトル編もクライマックス。 

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