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異世界召喚されたら、そこは悪役令嬢のハレムだった。~勇者俺様!皆の者、ひざまずけ!チートな俺のハッピーライフ♡  作者: 山本大介
異世界召喚されたら、そこは悪役令嬢のハレムだった。~勇者俺様!皆の者、ひざまずけ!チートな俺のハッピーライフ♡
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№4 メイヤの奮闘。エルフ母娘、タッグマッチ戦に挑む

 メイヤ、力を使い果たす。

 

「そこまでっ!」


 虎徹は拳を振りあげるメイヤを羽交い締めにして止める。

 トリスタンは白目をむいて気を失っていた。


「・・・・・・!」


 ふっと青白き炎が消え、メイヤは脱力する。



「勝者っ!メイヤ!」


 惜しみない拍手と大歓声が、コロシアムを包む。

 シャロットがメイヤに駆け寄る。


「大丈夫か、メイヤ」


「・・・姫様・・・」


 メイヤは力のすべてを使い果たし、立つことが出来なかった。

 虎徹からメイヤを受け取ると、シャロットは肩を貸してコロシアムを後にする。


「メイヤさん、とりあえず確認します。引き続き戦えますか」


「私は・・・」


 シャロットはメイヤの言葉を遮り、


「もう、十分、十分だ」


 虎徹は頷いた。


「わかりました。メイヤ選手、棄権により次の選手前へっ!」



「コォジィの乙女達・・・恐るべし!」


 アーサーは担架で運ばれるトリスタンを一瞥し呟いた。


「アーサー様」


「・・・パーシヴァル、ガラハット」


 痩せた長身の騎士パーシヴァルと巨漢で短身のガラハットが控える。


「我ら、聖杯の騎士、二人一体となって、戦いとうございます」


「・・・我らが力を見せつける時・・・か」


「御意」


「わかった!コォジィ!次の戦いは二対二の死合いを要求する」


「なんで!」


「なんででもだ」


「嫌といったら」


「言わせない」


「じゃあ・・・」


 不毛なやりとりが繰り返されそうだったので、ポランは康治の袖を引っ張った。



「では、私達が行きます」


「エスメラルダ、アリエル」


 エルフ母娘は前に出る。


「私達、母娘が騎士団に引導を渡します」



 コロシアムに対峙する四人に、アナウンスが響き渡る。


「エルフの女王とその娘アリエルっ!対、円卓の騎士そして聖杯の騎士パーシヴァル卿とガラハット卿っ!死合い、はじめっ!」


 虎徹は「戦」旗を頭上で一回転させ振った。

 エルフ母娘と聖杯の騎士達の死合いがはじまった。



 エルフ母娘の戦い。

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