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ボツになったプロローグの初公開!

 これは 『【第一部】オレはワクワクできるファンタジー世界へ行きたい! ナッセの奇想天外な大冒険! 』の初期プロローグです。

 星々煌く闇の世界……。

 燦然と輝く太陽。そして手前に蒼い三日月。地球だ。


「…………途方もない絶望!」


 呟くは宇宙にたゆたう一人の女性。漆黒のワンピースにニーソ。なりは二十代ぐらい。青い髪のセミロングだが、頭上はギザギザに逆立っている。デフォルメされたウニのような感じだ。


 初めまして、あたしは魔女クッキー。可愛いけど、実はとても凄い魔女なのだ。えっへん!

 それはともかく……本題に移ろうか。



 キッと睨んだ真紅の双眸は一際、淡く輝き始めた。


 途端に宇宙は一枚のプレートのようになり、万華鏡のように上下左右に宇宙が複数映る。それはめぐるましく宇宙の模様を延々と変え続けていた。



 ────ここは量子世界。


 映っている幾重の宇宙は全て並行世界だ。


 彼女はそれを認識する事ができるようだった。

 まず量子世界は、普通では認識不可で絶対に行き着く事はできない高次元。

 そこには過去現在未来と、分岐された平行世界、そしてその万華鏡世界の外側にも複数点在する他の万華鏡世界が存在する。


 万華鏡世界は一つの世界。あちこち点在している分だけ『世界』は存在している。

 どの『世界』もそれぞれ宇宙の構成や法則が違っている。


 普通なら、構成と法則が異なる世界同士の交流は無い。


 これを前提として、実は問題が起きていたのだ。




「全く厄介な事になってるわね……」


 彼女は憤慨した。


 一塊の万華鏡ともう一つの万華鏡が隣り合わせになっていて、漆黒の繋がりが互いを結んでいる。

 その繋がりには、万華鏡が延々と折り重なり続けて互いに潰れ消え去っていく様子が見て取れた。

 これは『世界』と『世界』が融合しようとしている現象だった。


 彼女は曇った顔で見ている。



「永遠の対消滅……。無限に等しい数の並行世界が次々と融合して消滅し続けている」


 その状態になったら最後。

 その二つの世界は百、千、万、億、兆、京、垓……、正に『五劫の擦り切れ』に等しき途方もない回数で何度も何度も何度も地獄の滅亡シナリオを、そこに住む住民に与え続ける。


 なにしろ違う構成と法則の世界同士を無理矢理融合させようとすると、対消滅が発生するのだ。



「だが、私には見えてきた!」


 二つの世界を囲むように七つの星が力強く輝いていた。これこそ魂を熱く燃やし、運命をすら切り開ける希望の星。


 城路ナッセ!


 和久モリッカ!


 龍史マイシ!


 創也コハク!


 武劉フクダリウス!


 奏芽ノーヴェン!


 亜九斗シャル!


 この七人の輝く星が中心へ光の束を注ぐと、その一つの輝きが徐々に『鍵』を象っていく。

 彼女は安堵の笑みを漏らす。


「かつて失われた……『運命の鍵』が新しく生まれる…………!?」



 確かに彼女は『希望の運命』を確信した。

 なんかパッとしないので、ボツにしました。

 元々は【元祖】と同じくサンライトセブンでローファンタジーを書こうとしてたらしい。

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