表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄とスライム  作者: ソマリ
英雄編
84/231

3章 第20話A 陰から一生支えます

「アルトよ、ゲートゴーレムの様子はどうじゃ?」

「問題無いとリューン・イライザより報告が届いています」

「ではもうわっしーは使わぬな? 地上で使うから連れて行くのじゃー」


 最近使われることがなくなったわっしーの前で、ナナさんがその頭を優しく撫でていました。わっしーの凶悪な顔が、嬉しそうに歪められているのが驚きです。

 ナナさんにならい、ダグやリオ君、セレス君と共にわっしーに「お疲れ様でした」とお礼を言って撫でると、僕にも笑顔らしき歪めた顔を向けてくれました。

 本当にただのゴーレムの類なのかと疑問に思います。



 地上界に向けて出発する大事な日、僕も含めた側近全員が以前ナナさんから貰った、お揃いの銀猿のコートに身を包んでいます。ナナさんの帰還パレードの時はナナさんを目立たせるため自重していましたので、この大事な大事なコートに袖を通すのも久しぶりです。

 しかしナナさんに大切に使っている事を話すと、せっかく作ったのだからもっと着ろと呆れられてしまい、全員に替えとして二着ずつ追加で作ってくれました。これで気兼ねなく初めて頂いたコートは永久保存できますね、早速新しいコートに着替えるとしましょう。

 しかもナナさんは仕方ないのうと呟きながら、桃色のワンピースの上から魔狼のコートを羽織りました。素材は違いますが、お揃いの格好です。幸福感で頬が緩んでしまい、ナナさんに軽く引かれてしましました。


 ヒルダ邸の跡地からアーティオンという都市へ向かうというので、ヒルダ邸の地下室があった場所に地下室を作り直します。

 そこに通信魔術中継魔道具とゲートゴーレムを地下室に設置し終わると、感覚転移で地上側の確認をしていたナナさんが、何やら頭を抱えています。何か問題があったのかと心配しましたが、何かを諦めるように虹彩を失った目をした後、ゲートゴーレム設置のため一足先に地上へ転移しました。なるべく一人にさせたくないのですが、あまり徹底させるとナナさんが嫌がりますからね、困ったものです。


 地上へと接続されたゲートをくぐると、そこは大きなすり鉢状のホールの中心でした。魔王都市中央広場を小さくして屋根をつけたような感じです。

 ナナさんの前に立っている武装した二人の長身男性は、ここの責任者でしょうか?

 よく見るとどうやら野人族のようですね。


「ナナ様、こちらのお連れの方々は……魔人族と、光人族、でしょうか?」

「うむ、異界では種族の区別なく共に生きる仲間として暮らしておる。今回は連れてきておらぬが、アラクネ族もおるぞ。ファビアン、それにカイルよ、わしの仲間を紹介するのじゃ」


 なるほど、ナナさんのご友人であられるヒデオとサラ君の父君でしたか。話によるとナナさんを神と崇める宗教団体を作り、幹部として働いているそうです。宗教については文献でしか知りませんが、ナナさんを神とするのはとても素晴らしい姿勢ですね。宗教について、詳しく聞いておく必要がありそうです。


「アルトです。ところでお二人は何故こんな早朝から武装を? 地上界での正装というわけではありませんよね」

「この街の近くに、ゴブリンが巣を作ったようでして……我々はこれから討って出ようとしていたところだったのです」


 ゴブリン! 文献でしか見たことの無い、緑色の肌をした子鬼!! この目で見たかったのですが、ナナさんはダグとリオ君にわっしーを貸して殲滅するよう命じ、僕とセレス君には怪我人の治療を手伝って欲しいとのことです。残念ですがこれは逆に、僕にとって都合のいい方向に向かいそうです。


 ここは一つナナさんを『神』とする後押しをすべく、手助けするべきでしょう。文献で読んだ『神』や『女神』の姿を思い出すと、ナナさんのヴァルキリー姿が神の使いそのものではないですか! ナナさんに気付かれないようフレスベルグの腕輪を外して隠すと、セレス君も何かを感じ取ったのか、同じように腕輪を外して隠しました。変態ですが察しの良い人です。


「ナナさん、ヴァルキリーの翼で一度に治療してはいかがでしょうか。その際光も出しておけば、光の当たる範囲が治療可能範囲であると視覚的にもわかりやすいと思います」

「二つの魔術を同時に翼に通すのか。面白そうじゃし、わかりやすくて良いのう」


 既にフレスベルグの腕輪で、二つどころか四属性まで同時に拡散・放出可能なことをセレス君とイライザと共に確認済みですが、内緒にしておきます。騙すようで少々心苦しいですが、これもナナさんを崇める者たちを増やすためです。楽しくなってきました。




 ダグたちを見送りに外に出てすぐに、目に入った光景に驚きを隠せません。そこには魔王都市よりも整った町並みが広がっていました。これは建築関係も詳しい人に話を聞く必要がありますね。それと都市計画もです。

 それにしても、朝日というものはこうも暖かいものだったのですね。二度目となる太陽の光を浴びながら、改めてナナさんに感謝します。

 ファビアンに案内されて着いた先は、都市の中央広場でしょうか。ここならわっしーを出すのに十分な広さがありますね。

 しかしそこでナナさんが小さな胸を張りながら出したわっしーは、僕の知っているわっしーではありませんでした。


「こ、この亀も……ナナ様のゴーレムなのですか?」

「長距離異動用のゴーレム『わっしー』君なのじゃ。可愛いじゃろ、ふふん」

「ナナさん。わっしーの顔と甲羅が変わっているように見えるのですが、何かしましたね?」


 眼が泳いでいるナナさんを問い詰めると、顔や甲羅が凶悪なので可愛く改造したとのことでした。いつもの事ですが、いつの間にやったのでしょう。ナナさんによると『ウミガメ』風らしいですが、その生き物は知りません。海にいる亀らしいですが、海にも行ってみたいものですね。


 空を歩き、北へと飛んでいったわっしーを見送ると、『神殿』と呼ばれるホールに戻ります。そこにはファビアンが集めた二十人ほどの怪我人がいました。瀕死や四肢欠損などの重篤な者はいないようですね、これならナナさんの魔術で簡単に治せます。


 ヴァルキリーに換装し、その肩にスライムを乗せ直すナナさんの姿に、集まった野人族は一瞬唖然とした表情を浮かべると、次々にひれ伏し祈りの言葉を発し始めました。人々の目には神の使いにしか見えないでしょう。ナナさんが自分の置かれた状況に気付いたようですが、それをなだめ、先に治療してしまいましょうと言いくるめます。

 納得のいかない様子のナナさんが翼を広げて光を放つと、その光を浴びた者達の怪我があっという間に消えていきます。



 表情こそ仮面に隠れて見えませんが、光る翼を広げて怪我人の治療をするその姿は、文献で読んだ『女神』そのものです。



 涙を流し、祈りを捧げながらひざまずく者達を視界に入れながら、ナナさんの神々しい姿を眺めます。つい僕まで跪いてしまいました。

 今後もこの調子で、ナナさんを崇める宗教団体に協力し、ナナさんの魅力……もとい威光を世界に広めるため、ファビアン達には尽力してもらいましょう。

 見てわかると思いますが念のため、ファビアンにはこっそりと、幼い姿も、翼のある姿も、間違いなくナナさんであることを伝えておくことにします。



 ナナさんに祈りを捧げる人々に、ナナ様はお疲れのご様子なので、と適当に誤魔化して、ファビアンに案内させてナナさんを部屋に移動させます。民衆にナナさんの『素』が知られるのは避けたほうが良いでしょう。


「助かったのじゃアルト。しかし失敗したのう……わし、完全に神様扱いなのじゃ」

「ナナちゃんお疲れ様~。とっても綺麗だったわ~」

「む? そうか、綺麗だったか? ……ふん、たまには良いかもしれんのう。というか忘れておったのじゃが、アルトもわしがやった腕輪を使えば広範囲治療ができたのではないか? わしばかり働かせおって」


 僕がこっそりと装着し直していた腕輪に気付き、ジト目を向けてくるナナさん可愛いです。しかし幼女義体にしか興味がないはずのセレス君の、不自然なフォローにも違和感を持っていないようですね。

 セレス君もナナさんに気付かれる前に、腕輪を着けなおしていますね。こちらに視線を向けるセレス君は、普段は真性の変態でいろいろと手遅れですが、本当に機転の利く変態です。ナナさんに同類の目で見られているのは納得できませんが、彼女も本当によくナナさんのことを見ていますね。


 さて、ダグたちが戻るまで、情報収集でも行うとしましょう。


「ファビアンさん、いろいろとお話を伺いたいのですか、よろしいでしょうか。我々は地上界について知らないことが多すぎます。まずは貨幣制度と経済について……」




 経済はあまり詳しくないとのことなので、商人を紹介してもらい、セレス君と一緒に話を聞きます。途中で逃げようとしたナナさんを捕まえ、話を聞かなくてもいいですから部屋から出ないでくださいとお願いすると、部屋の隅でスライムを出し、何かいろいろ作り始めたようです。あれはヴァルキリー用のコートでしょうか。それに大きな板? いずれにせよ必要なものなのでしょう。

 話を聞いているうちにダグとリオ君も戻り、真っ青な顔をしたカイルがファビアンに報告をしていました。何やらオーガを瞬殺したらしいですが、二人の戦闘力は異界でも異常な域に達していますから、驚くのも当然でしょう。



 僕とセレスの質問攻めに疲れたのか、ファビアンは隣のクーリオンという都市にいるマルクという男と、アトリオンという都市にいるガッソーという男への紹介状を書いてくれました。政治・経済・税制などはマルクに、宗教関係はガッソーが詳しいとの事です。ガッソーへの紹介状は僕が隠し持ち、マルクへの紹介状はナナさんに渡しておきます。

 また、神殿内に通信魔術中継魔道具とゲートゴーレムを設置させてもらい、今日聞いた話は通信テストついでにリューンとイライザへ全て教え、今後も一日一度は連絡と情報共有を行うことにします。


 三日間のアーティオン滞在で地上界の基本的なことを一通り聞くと、異界からの移住候補地の一つである大陸南西部を先に見てから、クーリオンへ行くことにしました。

 ナナさんはカイルから大陸北東部あるプロセニア王国について、ファビアンからはクーリオンの現状について色々話を聞いていたようですね。



 地上界の住人が未踏地区としている大陸南西部ですが、異界では光人族の集落があった辺りから更に南西へ進んだ先でした。

 山脈を超えて南へ向かうわっしーの中でナナさんは、はるか上空に転移させた視覚で俯瞰し地図を作っていましたが、突然ナナさんは面白く無さそうに「ふん」と声を上げてわっしーを引き返させました。


「候補地はお気に召しませんでしたか」

「位置的にジース王国やティニオン王国との国境が曖昧になりそうなこともあるが……魔素が薄すぎる気がせんか? アーティオンもそうじゃが、どうも生命力に欠けるというかのう……とりあえずもう一つの候補地を見てからじゃの」


 不満げなナナさんも可愛いなと見蕩れつつ、そのままクーリオンに向かい、わっしーでは騒ぎになるというので大分離れたところに降り立ち、ナナさんが作った『ゴーレム竜車』に乗り込みます。僕達がファビアンからいろいろ話を聞いている間に作った、地上界では一般的な乗り物とのことですが、先日作っていた巨大な板はこの部品でしたか。




 順番待ちの末にたどり着いたクーリオンの門ですが、門番の目がリオ君に向いていますね。正確には、見ているのはリオ君の頭でしょうか。


「そこの黒髪! 魔人族の関係者だな!? クーリオンに入れるわけにいかぬ、即刻立ち去れ!」

「え、オレ?」

「髪の色は関係なかろうが。教養が無いのう」


 ファビアンからの忠告で瞳の色を変える魔術を使っていたのですが、リオ君の黒茶色の髪も駄目でしたか。やれやれ、地上界では僕たち魔人族について本当に何も知らないようですね。


「何だとこのガキ!」


 門番が呆れ顔のナナさんを突き飛ばそうと手を伸ばした瞬間、ナナさんの前に立ったリオ君の拳が、門番を一撃で沈めてしまいました。その騒ぎでわらわらと兵士が集まってきますが、死なない程度に痛めつけても良いですよね?

 ナナさんに対する無礼な言動、看過するわけにいきません。ダグもこめかみに血管が浮いていますね、殺さないよう手加減できればいいのですが。セレス君は貼り付けたような笑みを浮かべ、既にフレスベルグの腕輪に魔力を通していますね。一面をなぎ払うつもりでしょうか、最も危険なのは彼女のようです。注意して見ておきましょう。

 集まってきた兵士が倒れた門番を介抱し、ナナさんに何か言っていますが、そのナナさんは感覚転移でどこか遠くを見ているようですね。



「見つけたのじゃ。ちょっと飛ぶとしようかのう」


 ナナさんはそう言うと竜車を空間庫にしまい、僕達四人を連れて転移しました。転移した先はどこかの室内のようで、そこには立派な執務机に座り書類を書いている老人が一人、突然現れた僕達の姿を見て唖然としていました。


「おぬしがクーリオンの領主じゃな? 突然すまぬが、わしはナナと言う者じゃ。ファビアンから話は聞いておるが、おぬしもアーティオンで家族をヴァンに殺されたらしいのう」

「ナナ……だと? では貴様……いや、貴女が、アーティオンを解放した、ナナ殿なのか?」

「そうじゃ。ファビアンがおぬしのことを心配しておってのう……一度話をするべきじゃと思って来たのじゃ。しかし門で止められたのでのう、こうして転移魔術で来たことは許してほしいのじゃ」


 そう言ってナナさんは瞳にかけた偽装魔術を解除し、紅い瞳をあらわにしました。次いで僕達も偽装魔術を解くと、老人は目を見開いて、手に持っていた筆を落とし呆然としていました。


「確かコーバス、と言ったのう。アーティオンを襲ったヴァンという男じゃが、あれを異界から逃してしもうたのはわしじゃ。あれは異界でわしの家族を殺し、この地上界へ逃げた。わしは後ろの四人の協力を得てヴァンを追い、およそ三年前に地上へ来てヴァンを殺したのじゃ」

「なんですと……では国王陛下のお話は、真実であると……」

「おぬしが何を聞いて、何を思っておるかは知らぬ。そしておぬしの復讐すべき相手、怒りを向けるべき相手を奪ったことについて、わしはおぬしに詫びる気はない。しかし、ヴァンがどのような最後を遂げたのかは、教えてやりたいと思っておる」


 そうしてナナさんは、異界でヒルダさんとノーラさんが殺されてからの出来事を、ヴァンに関することだけですが、コーバスという老人に話して聞かせます。コーバスはそれを黙って聞き、アーティオンでアンデットの群れを倒し瘴気を消した時の話になると、涙ぐんで耳を傾けていました。

 流石にヴァンが気付いたら死んでいたという話を聞くと、あんぐりと口を開け呆然としていましたが、直後に力なく笑い声を発しました。


「はは、は……そんな、情けない最後だったのか……儂の憎んだ男が、そんな死に方をしたのか……」

「そうじゃ。呆気なく、気付いたら事切れておった。じゃから、おぬしが憎むべき相手はもうおらんのじゃ」

「そう、でしたか。……ナナ殿。遅くなりましたが、貴女のお陰で儂の妻と子の遺品を回収することができ、弔うことができました。心より御礼を申し上げます」


 執務机から立ち上がり、コーバスはナナさんに深く頭を下げました。


「よい。家族を奪われた悲しみは、わしも同じじゃ。弔うことができ、安堵する気持ちものう」

「……ありがとうございます。ところでナナ殿は、わざわざそれを伝えるためにクーリオンへいらしたのですかな?」


 顔を上げたコーバスの目には薄っすらと涙が浮かんでいましたが、それを隠し、強い眼差しをナナさんに向けていました。さすが為政者側の人間、といったところでしょうか。


「それもあるが、マルクという男に用があってのう、ファビアンから紹介状を預かっておる。そしておぬしに会いに来た理由じゃが、もう一つある。……ヴァンのせいで悲しみ苦しむ者を、これ以上増やしてほしくないのじゃ」

「悲しみ苦しむ者、とは?」

「むろんおぬしもそうじゃが、おぬしが主導して迫害しておる者も含めての事じゃ。個に向けられるべき憎しみを種に向けることもそうじゃが、間違った情報を元に『関係がありそう』というだけで、真に関係の無い者まで迫害するなど、以ての外じゃ」


 ナナさんの強い眼差しを正面から受け、コーバスの表情にやや陰りが見えます。恐らく自分でも間違っている自覚があるのでしょう。ですが自分で止めることができなかった、という感じでしょうか。


「わしは魔人族ではないが、魔人族に育てられたのじゃ。魔人族と光人族のハーフであるヴァンに家族を殺され、魔人族と光人族と亜人族の協力を得てヴァンを追い、地上界へと来ることができた。地上界では野人族のファビアンやヒデオらの協力を得て、森人族や地人族の娘らと友誼を結び、ヴァンを討ち倒した。どの者達も、わしにとっては全て『人』じゃ」


 コーバスだけではなく、僕達四人もナナさんの真剣な声に耳を傾けていました。元人間で、今はスライムのナナさんらしい言葉です。ナナさんには種族の違いなんて、些細な問題ですらないのでしょう。


「コーバスよ、これ以上ヴァンのせいで悲しむ者を増やさんでくれぬかのう……種に対する憎しみを捨てることはできんかのう……わしからのお願いじゃ。ヴァンのせいで命を落とした者達を、これ以上悲しませないでほしいのじゃ……」

「ナナ……殿……」


 死者をこれ以上悲しませない、とは聞いたことのない概念ですが……コーバスの胸には重く響いたようです。顔を歪ませ、目から涙を落とすコーバスの様子から、もうこの老人は大丈夫であろうと確信できます。

 わざわざ足場を作り、涙を流すコーバスを抱きしめるナナさんの優しさ、そしてその顔に浮かぶ悲しみを感じ、ナナさんという『人』に、一生をかけてついて行きたいという想いが、より一層強まりました。同時にナナさんの素晴らしさをより多くの者達に知ってもらうためにも、ファビアンの女神教を強く支援しようと決意します。


 それにしてもナナさんの独特の倫理観というか、生死観というか、それについてももっと話を聞いてみたいものです。恐らくこの世界に来る前からの観点なのでしょうが、ますますナナさんのことが好きになっていく自分を自覚します。



 『スライム』のナナという『人』を『神』と崇め『王』に据える自分達の国を想像すると、気持ちが昂ぶっていくのを感じます。そこはきっと多くの種族が生きる国になるのでしょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ