オマケ その9 メテオライアンのその後
メテオプリズムとサユリママの産駒であるメテオライアンのお話です。
メテオプリズムとサユリママの産駒 名前はメテオライアン
メテオプリズム最後の産駒として生まれたときから調教師の間では
何処へ預けられるのかよく話題に上がっていたらしい
俺が馬バスで楯調教師の厩舎へライアンを届けたときも
馬バスの周りで皆さん騒いでましたね
このお話は天馬が厩舎へ預けた後のお話になります。
楯調教師の指示で担当厩務員がライアンを馬房へ連れて行くのを
感慨ぶかけで見ている楯調教師へ声をかける一人の騎手がいた。
「楯先生、惚れ惚れするくらい見事な馬ですね」
楯は声の主へ振り返るとそこには
「おお、シュウイチ じゃないか」
ベテラン騎手の福長修一が調教帰りに立ち寄ったようです
「ああ、見事な馬だよ 僕が現役なら馬主のところへいき
直談判して主戦騎手を申し出るところだよ」
「先生、それは冗談ではなく本気ですね
その気持ちわかります
俺もまじかで見て身震いしましたから」
その修一の言葉で天翔牧場で調教されてたライアンを
既に見ていたと楯は理解したようです。
「残念なことにな 僕の厩舎にはライアンを任せることが
できる騎手がまだいない 僕が現役に戻れるなら
悩むことはないがな」
まだ新人調教師の楯のところにいるのは競馬学校卒業し
免許取得したばかりの新人しかいなかった。
「どこかに僕の厩舎へ所属してくれるベテラン騎手が
いてくれたらいいのに なあシュウイチ」
新人は基本的に厩舎に所属するがベテランの中には
フリーとなりエージェントから馬の騎乗を頼まれる
騎手も大勢いる 修一もそのひとり
「先生 ライアンの主戦を俺に任せてもらえるなら
喜んで楯厩舎所属になりますよ
それに新人の面倒も見ましょうか?」
楯調教師のもくろみどうり修一は話に乗ってくれた
懸案事項であった新人の教育もしてくれる
「シュウイチ 頼めるか?
僕も頼むならお前が適任だと考えていたところだ」
こうして福長騎手は久しぶりにフリーから
厩舎所属の騎手にもどりましたが、
それほどまでにライアンに魅了されたのでしょうね
楯調教師と福長騎手の調教でライアンは2歳新馬戦へ挑むことができます。
DRAでは久しぶりの人気馬の登場で盛り上がることになります。
メテオプリズムの正当後継者が華々しくデビューを飾る
新馬戦では2着の馬に10馬身以上の差をつけまずは1勝
2歳では、2歳ステークスをはじめ 夕日杯を制し見事
最優秀2歳馬となる
3歳馬では、クラシック3冠を目指すこととなり
春のトライアルレースからさつき賞に出走して勝利すると
そのままの勢いで日本ダービーも制覇で2冠馬
夏の休養を生まれた牧場の天翔牧場で家族で過ごし
英気を養うことができ秋の菊の花賞へ
マイルから長距離まで無難にこなす優秀な馬メテオライアンに
同い年で敵はいないため見事3冠を手中に収めた。
DRAでも久しぶりの無敗の3冠馬が誕生した。
楯厩舎も新人調教師ながら初年度で3冠馬が所属する
優秀な厩舎として日本国内はおろか世界中で評判となり
翌年から厩舎へ馬を預けようと馬主自ら足を運ぶ
優秀な厩舎になりました。
メテオライアンは、引退するまでに宝記念、アリーナ記念などで勝利して
G1を7勝することになります。
引退後は天翔牧場で繋養種牡馬として忙しい日々を過ごしますが
産駒の活躍を一番喜んだのは、当然 メテオプリズムとサユリママでした
メテオプリズムとサユリママは産駒の活躍を見届け数年後馬の国へ旅立ちました。
短くて申し訳ございません。バックアップに保存してました。
調教師の厩舎でのお仕事大変ですね
馬の調教、調教助手、厩務員への指示となんといっても
レースで勝つための騎手への作戦指示などほんと凄いと思います
優秀な馬を確保するための人脈作り




