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オマケ話 番外編 その3  新たな環境での戸惑いと喜び

安奈を取り巻く環境が徐々に変化を見せます

今回は安奈の親友である伊藤加奈が登場します。

ホースパーク内のカフェテリアでは

3名の女性グループの方達が会話をお楽しみのようです

このお三方は、安奈の母親 イサムの母親 ケンタの母親です。

この3人は同級生でもあり昔から友人関係を築いています


ホースパークではご近所の皆様に活用してもらうため

無料の入園パスを発行しパーク内のレストラン、カフェテリア

コンビニを利用することができます。


「ねえ、詩織 うちのイサムとケンタ君 安奈ちゃんに

告白して見事に玉砕したらしいのだけど

安奈ちゃんの様子変わってことなかったの?」


話を振られた詩織ママは紅茶のカップをソーサーへ戻す


「ああ、あの子 帰るなり私に報告しにきたわよ

今日女子の人気ナンバー1とナンバー2の男の子に

告白されたって嬉しそうにね」


イサムの母親


「え、じゃあ 安奈ちゃん自身はフッタという認識がないということなの」


詩織ママ


「間違いなくそうね それにあの子 競馬学校行くまでは

誰ともお付き合いしないと断言しているしね

だからリベンジの機会はまだあるしイサム君とケンタ君なら

脈ありだと思うわよ 安奈告白されて満更でもない表情だったし」


ケンタの母親


「だからあの子たち中学で馬術部へ入部したのね

安奈ちゃんのお婿さんになるために

なんか健気で応援したくなるわ母親として」


詩織ママ


「馬術といえば安奈も春休みから育成牧場で乗馬を習うようになったのよ

競馬学校の入学するのに必要だから うちの娘が騎手を目指すなら

旦那と二人で応援もするけどね本人は厩務員資格を取得したいだけだと

いっていたわね」


「それよりも心苦しいのは私のほうなの

イサム君とケンタ君の将来の夢を奪うことに

なるから二人ともプロ野球選手とNリーグを目指していたでしょ?」



ケンタとイサムの母親


「ところがね 今はもう安奈ちゃんのために騎手を目指すことが

一番大切な目標に代わったみたいね 大勢のファンに喜んでもらうより

一人の女の子に喜んでもらえるようになりたいとね

言い方悪いけど安奈ちゃん魔性の女になる素質あるよね」



詩織ママの心の声


【まあ、普通の人間と言わないかも 馬の神様の使徒で

死にかけて生き返る人間なんて相良家の身内にしか

いないしね】


ケンタの母親


「それに中学の入学式で挨拶したけど安奈ちゃん12歳よね

ブレザー制服のせいかもしれないけど以前よりも大人びて

同性から見ても魅力的だから気をつけないと

悪い虫がよってくるかもよ」


詩織ママ


「まさか そんなことあり得ないわ ただ馬が大好きな女の子よ」


安奈が馬と会話ができると知り喜んだのは厩務員より獣医の人でした

なので安奈は春休み中はホースパークで獣医といっしょに馬たちの

健康管理のため巡回して馬たちに体調はどうかと聞いて回る

仕事が任されることになりました。


いずれ育成牧場でも重宝する能力になるでしょう


そして安奈の中学での生活は、まじめな性格の安奈らしく勉学と運動も頑張り

成績はいつも上位で男女からも慕われ先生からの評価も高く優等生と思われています。


そして1年から2年生に進級すると生徒会役員を選出するための

人気投票が行われ安奈は男女関係なく票があつまり

生徒会長に選出されました。


※この学校では昔から生徒会役員は自薦、他薦ではなく人気投票で

 選ぶことになっています


生徒会長 相良安奈 副会長 岡部勇 書記 池添健太 会計 伊藤加奈


会計の伊藤加奈ですが名字でもわかると思いますが

伊藤牧場の経営者の長女です。


安奈と加奈は親戚同士で1年の時も同じクラスで

安奈のブレインのような立ち位置で安奈の補佐として

生徒からは認知されていますが容姿も安奈に引けを取らないので

人気投票では4位にランクしました。


「加奈 生徒会の役員として今年もよろしくね

最初は会長を辞退しようかと考えていたけど

加奈が役員になってくれるなら1年頑張るわ」


「安奈 気にしないで 安奈の補佐が私の仕事だからね

私も安奈と生徒会の仕事ができてとてもうれしいよ

それより安奈よかったね」


とぼける安奈


「加奈 よかったねって何のこと?」


加奈は後ろから安奈を抱きしめ耳元でささやく


「とぼけちゃって このこの

イサムとケンタのことよ 安奈気になるんでしょ」


加奈は告白をされて返事をほぼ保留にしているのを知っている


「別に告白されたけどお付き合いしているわけじゃないし

それにこれから先でも私より可愛いい彼女

できるかもしれないでしょ 今は普通の友人よ」


呆れる加奈


「安奈より可愛いい彼女? けっこう難易度高いよそれ

まあ、いいけど 安奈がそれでいいならね」


こうして安奈は今年1年生徒会会長と牧場の手伝いを両立させていくことになります、

イサムとケンタも生徒会と部活を両立させないといけないが

そこはそれ 安奈と同じ役員で働けるという幸運が舞い込み

今まで以上に奮起することになります。


伊藤加奈はこの先勇たちの手助けをすることになります。

キーパーソン的な役割を担う人材だと思われますが

まだこの段階では安奈の親友ポジション的な存在です。








生徒会役員を人気投票で選出するのは某アニメでもありました。

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