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帯
「ちょっとだけ、休んでいきませんか?」
切ないほどに懐かしく、それなのに見覚えのない景色。懐に昔日の影を抱えた、奇妙な建物。
夢と現との狭間に、醤油坂はある。
駄菓子屋さんと、賞味期限切れの炭酸飲料と、袋麺が醸し出す温かなエアポケット。
忘れ去られた誰かの記憶みたいに、すべてがあやふやで。
あのヒトは、そんな場所で微笑んでいた。
まるで、さわれる蜃気楼みたいな感触で。
「ちきしょー、なんだこの、この甘酸っぱさはッ!! というか、こんなこと言われたら、休んじゃうよなあ。なんというか、ずるいぜ、この作者──葵さんの膝枕、にゃーん♡」
(奥沢トビスケ/『燦然のソウルスピナ』作者)
※こちらの「帯コメント」は、畏友:奥沢トビスケ氏に依頼して書いていただいたもので、ご本人に掲載の許諾を得ております。
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