体の声
仕事はとにかくハードだ。多忙が続くとみんなヨロヨロしだす。私たちだって人間だ。
年の近い同僚が体調不良を訴える。
同僚「めまいが出ちゃって……」
粉雪「私、鍼灸通ってる!『内臓冷えてる』って注意されたから、めっちゃ温めてる」
医療関係者って健康面で、自分や家族に不安要素のある人がわりと多い。それが医療に関心を持つきっかけだったりする、ある意味健康オタク。
さっそく専門的な切り返しがきた。
同僚「鍼灸ねぇ……でも自律神経の乱れには、漢方薬によるアプローチの方が効果的じゃないかしら」
粉雪「漢方も飲んでる!保険診療外のオリジナルブレンドのヤツ」
同僚「そっちもやってるんだ……」
粉雪「抜かりはないです。季節や体調に合わせて、成分も微調整してもらってる」
まぁ、それだけやっても人間の体というのは微妙なバランスの上に成り立っているから、調子を崩すときはガタガタと崩れるんだけど。
体が資本。書くつらさより、書けないつらさの方が勝る。
自分ではどうしようもなくなったら、人の手を借りる。生活を見直す。
みんな我慢しすぎなんだよ。
私の師匠の言葉。
「人は『体が言うことを聞かない』と怒るけれど違います。人が、体の言うことを聞かない。痛みは体が発するサインです。それをちゃんと聞かないから、体が言うことを聞かなくなるのです」
体の声、ちゃんと聞いてる?





