【二章のまとめ的なあらすじ】～ネタバレ含む。が、ここだけ読むだけで大方ＯＫ！？～

　ブタ領を襲った超大型の魔物をなんとか撃退したブタ達ご一行は、今まで蓄えたお金を携え王都ルドミラへ向かう。

　王都ルドミラのスマートラ大市場で行われていたのは、なんと奴隷市。

　人材を補充しようと企む老騎士だったが、ウサが大暴走してしまう。

　お買い物案件が整理し終わった後、ブタ領めがけて南方の都市国家であるアーベルムが４万もの大軍で攻め込んでくる。

　ブタ領始まって以来のピンチだが……。

　ブタが落ち込むのはそこではなかった。

　なんと、このゲームがログアウトできなくなってしまったのだ。

　そこに、ブタ側の秘密砦であるバートルムの陥落の報。

　あまりにも早い失陥に、老騎士はみかたの裏切りを予感する。

　砦奪還に燃えるブタ。

　狼狽する心情の中、若さの至りもあり攻城の先頭に躍り出る。

　……が、

「ブタ討ち取ったりぃぃぃ！！」

　敵方の歓声が響き渡る。

　ブタは部下の命と引き換えに一命をとりとめるが、かなりの深手を負い意識不明に。

　砦を落とした後の捕虜への尋問で、今回裏側で手を引くのは宰相ドローだったことが判明。

　怒りに震える老騎士。

　その後、港湾自治都市アーベルムと講和。

　講和条件として、なんだか訳がありそうな姫君がブタに嫁ぐことになる。

　しかも、持参金はなんと──金貨60000枚。

　そんな中、ハリコフ王国の首脳部は地方貴族たちの支持率回復を狙い、ハリコフ王国は北方に位置するトリグラフ帝国への侵攻を企図。

　これが大きな戦役へと発展。

　

　国力差で圧倒的に優勢と思われた王国軍にある男が立ちふさがる。

　トリグラフ帝国が誇る残酷将軍モロゾフ。

　重要局面である帝国第113要塞攻防戦において、要塞司令ダースとハリコフ南方の雄ボロンフが激突する。

　風雲急を告げる中、ブタが行っていたのは、実は幸せほのぼの新居造り！？