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FPSゲーマーの転生先なんて決まってる!~ストーリーモードなんて覚えてる訳ない~  作者: 栗飯


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31.リスキル

【リスキル】


それはリスポーンした直後にキルをされる、又はすることだ。


FPS系のゲームではよく耳にする言葉である。


やったら楽しいし、やられるとムカつく。リスポーン位置が悪いとゲームに腹をたてる。


この世界の元ゲーム、HoWも例外に漏れず、リスキルは存在した。

そして、このクライシスサークルでのフラッグ戦、ゲームの頃には即日修正が入ることになったことがある。

しかし、この世界は未だ以前の仕様らしい。


このような事態がまだ起きていなかったのだろう。8年生にはやらなかったけど、赤猿達への報復に使えるならば存分に活用するまでだ。



フラッグから30m以内にリスポーンする。


これが致命的だった。

フラッグの位置が公園の場合、30m以内にあるのはベンチが2つだけ。リスポーン位置はほとんど丸見えとなる。

1度押し込まれるとどうも出来ないレベルでリスキルされるのだ。

リスポーンの際は一瞬だが、意識の同調に一瞬だけタイムラグがある。

私はそれを見逃さない。反射神経には結構自信がある。反射神経のミニゲームで私に勝てたのは、【月光】のエースだけ。


ましてや生け垣の裏からの発砲を即撃ち返すのは難しいだろう。


出てきた瞬間に撃ち殺す。

数回繰り返すと、流石に【スピノ】の弾切れだ。

弾丸を補給するタイミングがなかったからしょうがない。


あれを使おう。

「レイン先生の無念、晴らします!」

先生、生きてるけど……


背側の腰にとり付けていたハンドガン【オズ】を取り出す。

HoWでは連射速度が最も早いハンドガンだ。

それを両手に持つ、デュアルと呼ばれるこの装備は近距離戦で無類の強さを発揮する。

連射速度が早いため拡張マガジンを取り付けている。

このデュアル装備の欠点はリロードが難しいこと。ゲームと違って装備して終わりじゃないところが現実感増し増しだ。

かなり慣れてきたが、ゲームの人達はどうやってたんだ!?と思う。


しかし、ゲームでは出来なかったことも出来ている。

アタッチメントとして、銃口の下にナイフを取り付けたのだ。

銃口の下から刃渡り18cmのナイフが飛び出ている状態と言えばいいだろうか。銃口の方も物理的にぶつかっても問題ないようにストライクプレートと呼ばれる物を付けた。これで心置き無くナイフをぶっ刺せるわけだ。


レイン先生に教わったナイフ2本がこんな形で日の目を見るとは思わなかった。

この装備、だいぶ変態カスタムだと思う。


昔、リボルバーのデュアルに見ることのできない、スナイパースコープを付ける変態カスタムがあったが、それと同じ変態加減かもしれない。


レイン先生はアサルトライフルに銃剣を取り付けたスタイルが得意装備らしく、軽い気持ちでリリーナならハンドガンならサイズが扱いやすいのでは?とのことだった。

前世でハンドガン2丁の格闘術があった気がするけど、レイン先生はそうゆうの好きそうだ。


私にパワーがないから、ナイフで補おうとした結果だし、私のこと考えてくれるのはありがたいが、拡張マガジンでグリップ側が長くなり、銃口側もナイフで長くなっている状態だ。

なんというか……

うん…

私には変態カスタムというイメージになってしまっている。

ハンドガン【オズ】変態カスタム……

ダメだ、変な名前過ぎる。


でも、鍛えてくれたお陰で近距離戦の強さはレイン先生に褒められたからな。


「レイン先生、見ていてください!

ミシェルの仇をうちます!」

こっちを見下した態度!あの理不尽な難癖!ミシェルがすっごく怖い思いをしたんだからな!どうしてくれるんだ!


全く、撃ちまくってちょっとスッキリしてたけど、思い出したら、またイライラしてきたな。


「各位は前進しフラッグ周囲を包囲!シア班は南から狙撃!これより、報復殲滅に移行する」

「「「了解」」」



生け垣から出てフラッグに近付いていく。

ダラララッ!!

その間もリスポーンしてきた誰かを速攻で倒す。連射速度が早いため、トリガーの指切りは素早く行うのがコツだな。


フラッグ30m以内に突入した。

10m奥にまたリスポーンだ。

私の位置が背後のため、走って近付く。動いた瞬間に喉に突き刺してすぐ離脱する。


次ののリスポーンがくるため1人にあまり時間は掛けられない。

だが、赤猿とゴリラは別だ。


何度か繰り返す。私と対角の位置は皆にも手伝ってもらい全員でリスキルを繰り返す。

そのうちにゴリラ先輩がリスポーンした。図体のデカイこって。

両膝に銃弾を撃ち込み、膝をつかせる。これで必然的に顔の位置が下がる。

「ふっ」

下がってきたアゴに膝を入れ、そのまま背後にひっくり返る形でデカイ図体を倒す。


倒れた先に広がった視界にリスポーンした違う敵をキルしておく。


「お待たせ」

ゴリラ先輩の腹の上をブーツで踏み、両肩にナイフを突き刺す。

「グォお!?」

苦悶の表情を浮かべるがまだ、銃を掴んでいるので、追加でナイフを突き刺したままの肩に数発撃ち込み、銃で抵抗されるのを防いでおく。

「ぬぁああ〜!!」

叫び声をあげるゴリラ先輩。


「アッハッハッハ、これでもうイチャモンを付けてくる気は無くなりましたかね!?」


脂汗を書いいているその顔はもう懇願していた。もうやめてくれと。

痛みで喋れないのだろうか?

「なんでしたっけ?

あぁ、文句あんのかァ?ですかね?」


「わ、わるk…」

ダラララッ!!

ゴリラ先輩を見る視界の端に敵がリスポーンするので仕方がなく撃った。

痛みのせいかな?口ごもっていて、聞こえなかったな。

「もう1回言ってくれますか?」


「ッ!?俺が悪かった。すまん」

おぉ、なんだ。まだ喋れるじゃないか。フッ


じゃあ、痛みはこの辺で終わらせてあげよう。

ザクッ!

ナイフを突き刺してトドメを刺す。



ん?復活しなくなったな。

ここまで押されるとやれることは1つしかない。

リスポーンのタイミングを合わせて、全員同時に復活だ。


「ククッ!全員もう少しで一気にリスポーンしてくる!イーノス班は正面をメインに、カンナ班は東、アッシュ班は西!シア班は全体の援護だ!」

「「「了解!」」」

「ベルクはフラグの投擲、東と西に!」

「了解」


……

先程まで騒がしかった戦場に静寂が訪れる。


「きた!」

一斉にリスポーンする。各箇所にランダムに。

しかし、法則は存在する。

私がフラッグ30m以内の北側にいるのだ。敵を少し避けるようにリスポーンする。

フラッグを中心に円形ではなく北側をあけて、扇形にリスポーンすると言うこと。


リロードは済ませた。

このハンドガン【オズ】の連射力は毎分1200発。単純計算だと1秒で20発だ。ヘッドラインをなぞってやれば問題ない。フラグを使えばより確実。

イーノス達は外縁部の生け垣付近から伏せてこっちを狙っている。一瞬で撃ち抜くのは難しい。


結果、一斉にリスポーンしても意味がない。


だから、速攻で修正される案件だったんだな。運営の対応が早くて、これはもう古参しか知らない。

良かったね、体験出来て。


「・・11、12。見事に全員だね。みんな、3分は来れないからリロードしといて!

ジュストー、弾ちょうだーい」


「お、おう!」


「いいのか?フラッグ取らなくて?」

「この間のこと忘れたの?9年生にされたこと。私は簡単には許さないよ。ちゃんと反省して貰わないとね」

「わ、わかった」

アッシュは優しいね。


私はこの前の様な上級生による陰湿な行為はちゃんと分かって貰った方がいいと思う。

彼等も卒業したら軍人だ。それも私達より上の役職になっているだろう。

また同じようなことをされても困る。

……ならしっかり反省して、真っ当になってもらわなきゃね。



3分後にもう一度、一斉にリスポーンしてきた。

おぉ、氷壁をコの字に展開して正面を撃っている。あの人は要注意だな。フラグを投げ込んでおく。

氷魔術に少し時間がかかった以外は結果は同じ。


うーん、ミスった、赤猿先輩を勢い余って殺してしまった。

もう一度復活してきて欲しい。


私のこの願いよ!天まで届けー!







「フ、フフッ。ハッハッハッハ!」

私の願いは届いた。

私の目の前には赤猿先輩が復活してきた。ここからですよね。

簡単には殺しませんよ。


「ねぇ、先輩。聞きたいことがあるんですよ」

両手をやられて銃が持てなくなり、痛みでうずくまった赤猿先輩に優しく語りかける。


「先日の恫喝って先輩が企んだんですか?」

ハンドガン【オズ】≒グロック18C

見た目などはこちらのイメージで。但し、あくまでも性能はゲーム〖Hero of War 虹色の戦争〗を元となっており、実銃とは必ずしも同じではありません。


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― 新着の感想 ―
テンション高めにかっこつけた台詞誤字るのは勿体ないと思うのですよ
面白いです。 ただ、こうゆう、そうゆうという書き方が多々あり気になります。こういう、そういうから変化し許容されたという文書はないため修正された方が良いかと思います
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