【クラス名簿】魔法騎士コース1年アルパカ組(仮) 出席番号21-40番
皆様、少々遅くなりましたが、
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
21 オリバー・バークレー
『総合力』のオリバー。
クラスの貴重な常識人枠。優等生で心技体のバランスよく実力がある。
妹の世話を押し付けてくる兄が二人と、手のかかる妹が3人いる。お兄ちゃん気質。
個性的な仲間達の中で密かに自分って無個性だよな、と思っている。
安心しろ、君だってオンリーワン。
22 エドガー・バーングラウンド
『擬態』のエドガー。
五年くらい前までは、ただの利発な美少年だった。
幼馴染の子爵令嬢が令嬢教育に音を上げた際、何故か彼女を励ます為にエドガーも一緒に令嬢教育を受ける話の流れとなった結果、肝心の子爵令嬢よりも令嬢教育で好成績を上げてしまう。
自分より令嬢の所作が板についているエドガーに、子爵令嬢はいたたまれなくなった&エドガーにドン引きした結果、自然とフェードアウトするような形でエドガーと離れていった。今では赤の他人同然である。
なお、エドガーと幼馴染の御令嬢の間に恋愛感情はない。ただエドガーが道を愉快な方向へ踏み外すきっかけとなっただけ。
すっかり変貌を遂げてしまった長男に父伯爵は頭を抱えており、評判や外聞に響くとしてエドガーは後継ぎから外されている。今では次男である弟が次期伯爵様である。
エドガー本人は飄々としており、態度を改めて家を継ぐか、自分の好きなスタイルを貫くか選択を迫られた結果、スタイルを貫いて魔法騎士へ進路の舵取りをしている。
どうやら筋肉が付きやすい体質だったらしく、ちょっと体を鍛え始めたらみるみるマッチョへ育っていった。今となっては利発な美少年時代など見る影もない。
23 ロバート・ハンティングトン
クラス一の弓上手。
元は伯爵令息だったが冤罪により家は破滅。追手から逃れて一時期森暮らしをしていた。
その後、罪を被せたかつての政敵を物理的に倒し、汚名を雪ぐことに成功。
家の再興を王に許され、若くして伯爵となる。
森暮らし時代の経験が濃厚な為、貴族よりも義賊としての意識が強い。
24 シンドリー・フランクル
実は学級委員長。
このクラスで委員長とか並ならぬ苦労しかなさそうだが、「もー! ちゃんとしてよー」とぷりぷり怒ったり困った様子を見せる事はあっても本気で怒ったり絶望したりといった様子は欠片も見られない。
全く大変そうに見えないあたり、もしかしたら大物なのかもしれない。
25 ルーカス・プルートーン
「俺に構うんじゃねえ」「誰かとつるむ気はねえ」が口癖の一匹狼的な不良(硬派)。
しかしある雨の日、『拾ってください』と書かれた道脇の木箱の中で震える子犬と目が合い、こっそり寮に連れ帰る場面をクラスメイトのマリウス(無類の動物好き)とサイザー(愛犬家)に目撃されてしまう。
以来、二人に仲間だと思われて頻繁に絡まれている。
なお、子犬は寮の未来の番犬として飼われるようになった……が、実は幼体の時は手近な哺乳類に擬態して成長する不思議生物であることにまだ誰も気づいていない。最近、トカゲみたいな尻尾が生えてきた。
26 ツウェルグ・プレアデス
誰が呼んだか、人呼んで『静かなる狂犬』。怖いもの知らずなのか、真顔で無謀なことをやっちゃう特攻野郎。平気な顔で誰もが「そこ行っちゃう!?」と躊躇するようなことをする。
何の前ぶりもなく走り出すような性質なので時に周囲をひやひやさせている。
27 ラインハルト・ベルティー
本当は歌って踊って遊んで暮らしたい、芸術家肌の少年。ただしその芸術性は剣技に最も現れる。レイピアの連続突きで氷像とか創っちゃえる。
身一つで知らない街に放り出されても、刃物一本持たせたら大道芸か楽器を作って歌うかして平然と金を稼げそうなタイプ。
28 ティガー・ボルト
クラウスの元舎弟その1。
ちょっぴりお調子者だけど基本的に物凄く付き合いが良い。そしてノリも良い。
大体の事には付き合ってくれるタイプ。空気が凄く読める。
幼馴染のクラウス、アルベルトとの三位一体連携攻撃が得意。
29 アドラス・モンド
小国(赤の国の属国)のお姫様と、お姫様を攫った黒竜との間に生まれた半竜。
国に雇われてお姫様を助けに来た異邦の剣士・邪眼のモンドによって竜は倒されるも、お姫様は卵を産んでしまい、国には帰れないと主張。
目つきは怖いが懐は深かったモンドによってお姫様とアドラスは養われ、やがてモンドとお姫様の間に異父妹が生まれた。お姫様は産後の肥立ちが悪くて妹を出産後に亡くなってしまったが、子供達はモンドに分け隔てなく育てられている。
なお、モンドは剣の道を離れ、現在は傘はりの内職をしている。
しかしメイン収入は製紙工房の経営である。
30 セディ・ユーグルーズ
きらきらアイドル系美少年(外見は)。
都会で生まれ育ったような顔をして、中身は密林育ちで根っからの脳筋野生児。生家は侯爵家だがお家騒動のごたごたで行方不明となり、三歳から十歳までの多感な時期を獣(※詳細不明、ネコ科)に育てられた。弱肉強食の掟が身に沁みついている。
人間社会に復帰して五年くらい。まだ人間の常識に疎く、天然で空気が読めない。
魔法強化なしの、素の握力はクラス一の剛腕。
31 ミヒャエル・ヨナス
筋肉自慢。
自分の筋肉を人に見てもらいたい! 自慢したい! という意識が強すぎて、隙あらば上半身の服を脱ぐ性質があったが、他コースの箱入りお嬢様達からミシェル嬢へと何とかしてほしい! という嘆願が寄せられる。結果、素肌の背中にミシェル嬢の全力平手をいただく羽目になり、以来、ちゃんと首元まできっちり服を着ている。
32 ユーティリル・エ・ヴァ・ラルスーク
他国からの留学生。兄が外交官として赤の国に派遣されている。
赤の国の常識に疎い為、周囲に吹き込まれたアレコレや見聞きしたアレコレを「これが赤の国……!」と真に受けてしまう節がある。着々と誤った知識を身に着けている。是非ともミシェル嬢が混入したクラスのアレコレは特殊事例だと覚えて帰っていただきたい。
33 ナイジェル・リーチェ
人呼んで『万魔殿』のナイジェル君。
学園では情報の売り買いや、学園では手に入らない特殊物資の調達などで生徒及び一部の教師相手に稼いでいる。
父は外交部門の下級官吏(大使などについて外交先へ行き、手足となって細々とした雑用を果たす平民官吏)で、ミシェル嬢の父親と仲が良い。ミシェル嬢の父がピンクの国へ先進医療を学ぶ為に国家の命で長期留学していた際、ちょうど滞在期間が被っていたのが仲良くなるきっかけだったらしい。
ミシェル嬢とは黒い方面でツーと言えばカーの仲である。
34 クラウス・リードマン
子供の頃はガキ大将。
舎弟たちと『俺が考えた最強の魔法剣』を実現させようと試行錯誤している内に、見た目の派手な魔法とチャンバラが上手くなった。しかし見栄え重視で威力はイマイチである。
あまりに魔法と剣とを頑張り過ぎて、周囲の『理解ある大人』たちに魔法騎士志望だと勘違いされ、済し崩し的にその道を歩む事になった。お調子者で見栄っ張り。煽てられたら木に登るタイプ。
幼馴染のティガー、アルベルトとの三位一体連携攻撃が得意。
35 スベン・ルブスグリニッジ
故郷に相思相愛の許嫁がいる。
しかし幼馴染の一人が許嫁に横恋慕していることを知り、日々気が気ではない。あともうちょっと誰かが背中を押せばヤンデレに進化しそうな気配がある。
クラスメイト一同、彼が将来犯罪者にならないことを祈るばかりだ。
36 クレバリー・レイモン
男子の間ではオープンなスケベ野郎。
だけど女子の前ではアガって話せなくなるタイプ。若干内弁慶。
ミシェル嬢とも最初は全然話せなかったけど、今ではめっちゃフランクに話す。どうやら女子認定が取っ払われたようだ。
巨乳より美乳派。
37 カーライル・レッド
赤太郎。
王子というイキモノ。
38 ハインリッヒ・レッドカラント
辺境伯の息子で、赤太郎とは親戚関係に当たる。
堂々とした立ち居振る舞いと重低音の声のせいか、まだ若いのに威厳に溢れている。むしろ貫禄がある。
重厚感のある見た目と雰囲気をしている為、厳格な人物だと誤解されがち。
見た目は一番頼りがいがありそう。
39 アルベルト・ロギサール
クラウスの元舎弟その2。
三人の妹に振り回される優柔不断お兄ちゃん。
女の子中心になりがちな家で育った為、内心で「男らしさ」に凄く憧れている。
幼馴染のクラウス、ティガーとの三位一体連携攻撃が得意。
40 フランツ・ロッド
腕のいい錠前職人の息子。
人間がいる限り食いっぱぐれることのない職業だが、金庫破りや押し入り強盗といった悪人に狙われやすく、その全てを親父さんはワンパンで沈めてきた。だが息子の将来を案じた結果、跡を継がせるのではなく、悪人に狙われない真っ当な職に就くことを望まれている。騎士はまさに理想通りの職だと、進路の後押しをされている。




