【クラス名簿】魔法騎士コース1年アルパカ組(仮) 出席番号1-20番
今回は本編ではなく、以前提案したミシェル嬢のクラス名簿(前半20名分)。
なお、クラス名は未定の為、仮の名前となっております。
今度こそ、本当の本当に今年最後の投稿となります。
皆様、今年一年、小林の作品を楽しんでくださり有難うございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
出席番号順
1 ノキア
陽気で前向き、笑い上戸の少年。
元暗殺者。
2 イアン・アルジェント
昔気質で職人気質な祖父によって、厳格な教育を受けて育った常識のあるパリピ。
それは最早パリピではない気もするが、本人の雰囲気がパリピに近いオーラを放っている。
時におばあちゃんならぬおじいちゃんの知恵袋的なモノが口から出てくる。※主に戦場&サバイバルな豆知識。
3 テオバルト・アンティスラ
真正の女好き。小さな頃から綺麗なお姉さんが大好きでナンパしていた。
武門の家系で軽薄男は許すまじというお父様に都度しごかれている。
野郎ばっかりの魔法騎士コースで日々苦痛を感じている。
4 セリト・イージス
サイコロとカードの扱いに長けていて、賭け事が得意(だが、好きな訳ではない)。
どんなイカサマも呼吸をするように自然と巧みにやってのける(が、好きな訳ではない)。
博徒の皆さんが泣いて羨むような才能を天に与えられて生まれてきたが、本人は実直に日々真面目に生きるストイックな男である。だけど必要に迫られれば特技を活用する事に否やはない。
5 ケリー・ヴォーパス
年上のおねえさん好き。
異性のストライクゾーン:20~45歳(自分の年齢+5~30歳)。
6 エディット・オレイカルコス
爽やかで、清潔感のある、輝くような好青年に見える外道。
言動は物凄く爽やか好青年なのに、ナチュラルに思考回路がひどい。
常識を持ち合わせていて、犯罪歴を背負う気はないところが唯一の救い。
7 マティアス・カリガネット
寡黙な猟師の父と陽気な母、賑やかで口が達者な姉が四人いる。口数が少ないのはおそらくそのせい。
領主の娘(37歳バツイチ)にロックオンされ、涙目で進学を理由に田舎から逃げてきた。全寮制で安全が保証されるなら、進学先は正直なところ魔法学園でなくても良かったらしい。
今では見る影もないが、両親は元庭師と伯爵令嬢の駆け落ち夫婦だったりする。
8 トニック・ギーブ
むっつり助平。思春期爆発中。
何でもないような、誰も意に止めない単語や物事に過剰反応して妄想を爆発させている。
たまに何でもない時に鼻血が出たりする。
恐ろしいのは、顔色一つ変えない為に助平な妄想をしていると傍目にはわからない点である。
クラスで誰よりも豊かな猥談を展開し、ミシェル嬢に生温い目で見られている。
9 マリウス・キュランダ
動物が大好きな少年。
学園の池に放されている鯉にエサをやるのが日課。
しかし最近、鯉が徐々に巨大化しつつある上、妙な行動を取るようになってきて怯えている。
エドガーやマティアスの使い魔を羨ましく思っており、使い魔取得実習に参加する為に勉強を頑張り始めている。
10 ヒューゴ・クトナギス
『十八人斬り』のヒューゴ。
女性と見紛う中性的な美少年。しかし舌峰鋭くクールな性格の為、疑惑に惑わされた男どもを次々撃沈させた過去がある。魔法騎士コース唯一の女生徒と取り違えて告白してきた他コース生や先輩を合計十八人心を折って再起不能にした記録の持ち主。
男性には手厳しいが、紳士教育の為か女の子にはクールな性格なりに優しい。
11 キリアン・グレイハプト
ミシェル嬢のアドバイスに従い、夜会で踊った女性ミランダ嬢(19)に気づかぬ内にロックオンされている少年。本人はほのぼのとした温和な性格で、ちょっぴり鈍感。
何の疑問も持たずに現在は文通している。そして知らぬ間に外堀を埋められている。
12 ミシェル・グロリアス
『ジャイアントキリング』のミシェル。
最近ついに王子共をコンプリート(物理)した。
13 シモン・シュトレンデル
セリトとは別の意味でサイコロとカードが得意。
華麗なカードさばきでひと時の幻想を繰り広げ、人々を幻惑する。
なんでお前、騎士目指したよ? と誰もが怪訝に思う天性の奇術師。
マティアス以上に無口で、喋ったところを誰も見た覚えがない。
目が太陽光に弱いという理由でいつも目元を隠すような仮面をつけている。
ペットの兎と使い魔の鶏がいる。
14 レイヴン・スカーレット
代々騎士を輩出する家系の生まれ。
幼少期から騎士となるべく育てられ、過剰ともいえる鍛錬を課されてきた。
ナイフ一本渡されて山やら森やらに一週間放牧されたりしていたが、野生生活の中で日々の食事に楽しみを見出すようになり、材料や道具が限られる環境で試行錯誤して少しでも食べ物を美味しくする事に腐心するようになる。
そこから発展して料理が趣味となり、密かに将来は料理人になりたいな☆とか考えている。
強い騎士とするべく修行を課してきた結果、そこそこ強くはなったが見当違いの方向へ成長を遂げてしまっている。ある意味で親御さんの教育は失敗してしまった模様。
15 ヴィンセント・スフィアフィード
王家とは分家関係にない公爵家の生まれ。
父親の強い意向で赤太郎と親しくなることを望まれており、魔法騎士コースへ進学したのもその為である。
入学当初は遠慮も忖度もなく赤太郎を殴るミシェル嬢と、それに追随し始めたクラスメイト達を見て「とんでもない所へ来てしまった……」と愕然としていたが、今では遠慮もへったくれも身分の上下もないクラスの環境に妙な居心地の良さを感じている。どうやら馴染んでしまったようだ。
身分の意識を取っ払ってしまえば、面倒見がよくて気さくな青年である。
16 リンドール・タンザナイト
無謀な冒険野郎の父親と、その父親に惚れ込んだ押し掛け女房(元侯爵令嬢)の母親を持つ。
両親の愛情は豊かだったが、二人の育児能力を危惧した母方の祖父母によって引き取られて育つ。
引き取られた幼少期は寂しさを感じたり祖父母を恨んだりしていた。
しかし毎日イキイキ楽しそうだが生活能力が怪しい両親の姿を見ている内に、年々あの二人に育てられていたらと考えてゾッとするようになってきた。
今では祖父母と今の環境に目一杯感謝しており、両親とは違って堅実な人生設計をしている。
17 ロディクス・ディートへイルン
可愛いけれど年の離れた婚約者(御年5歳)がいる。
親の決めた婚約者がどうしても妹のようにしか見えない為、将来が不安だと頻繁に吐露しているが、クラスメイト達にはむしろ「五歳の幼女を真剣に恋愛対象として見れる方がヤベェだろ」と諭されている。
言われてハッとして、最近はむしろ相手が成長してから考えよう! と思考放棄している。
18 ユリアン・デボルチニ
最近、好きな子ができた。
だが相手の好みを探った(ナイジェル君から情報を買った)ところ、文学青年がタイプだと知って大いに悩んでいる。ひとまず何か本を読んでみるかと学園の図書館へ足を運ぶも、何を読んで良いのかわからずに目を回す。適当に取った本を開いて爆睡する。そんな感じで迷走中。
クラスで成績のいい面々に読書習慣がない野郎でも手を付けやすい本を推薦してもらったが、お勧め本の半分以上が面白がって冗談半分に勧められた本であることに気付いていない。
現在、お勧めに従って赤毛のアン的な内容の児童書を図書館で読んでいる。
19 サイザー・トワイト
愛犬家。家では六頭の白くて大きくてふかふかの犬を飼っている。
学園の寮生活で唯一の悩みは、愛犬たちに滅多に会えなくなったこと。
実家の方では犬たちも寂しがってキュンキュン鳴いているらしい。
十歳の頃、地元の犬ぞりレース大会(少年の部)で優勝した経験がある。
20 ネロ・ニードヘル
バナナが大好き。本当だよ。
バナナ一本を丸ごと一口で食っちまう宴会芸の持ち主。




