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王子様を合法的に殴りたい 連載版  作者: 小林晴幸
よにんめの加害者ソルフェリノ・ピンク ~難易度★★☆☆☆~
29/129

回復力高めなポメラニアン

投稿が遅くなりまして、申し訳ございません!

さて今回は桃介が殴られる予定ですが……?


 前世のお姉ちゃん曰く、『魔性』。

 ――改め、『性悪』の桃介。

 今も迫真の演技力でもって、怯える小動物的な少年そのものって感じだが。

 うん、これホントに演技だよね?

 あまりの演技力に、マジで無邪気な年下嬲ってる気がしてくるんだが……いや、相手は年上だ。そして遠慮はいらない人種だ。そこはコーラル様も保障してくださっている。だからしっかりしろ、私。

 私は今更、小動物(チワワ)的な哀願ビームに惑わされるような人間じゃない! 

 だけど相手は私が女と見て取ってか、言葉を尽くして「お前がどういう人間か知ってんだぞ、おい」と説明しても自発的に殴りやすそうな本性を晒しては……くれなさそうだなぁ。

 仕方ない。

 無理やり剥ぐか。猫の皮。

 こう、べりっとな。


「な——っ い、いだ! いだだだだだだっ!!」


 五本の指をしっかり食い込ませてー! 喰らえ私のアイアンクロー!!

 そしてそのまま地面に捨ててみる。ぽいっとな。

 ポイ捨てしちゃうなんて、私ったらなんて悪い子!


「お、おい! あいつ、他国の王子をポイ捨てしやがった!」

「なんて見事な、絵に描いたようなポイ捨て……比喩じゃなく、ガチのポイ捨て!」

「誰かちょっと赤太郎殿下を呼んでいらしてー! わたくし達だけじゃ、ミシェルが暴挙に走った時に止めるのも不安が残るわ!」

「……っ駄目だ! 赤太郎は今日、寄りにも寄って公務で学園にそもそもいないらしい!」

「な、なんてことなの……! では、ミシェルは野放しですの!?」

「俺達が頑張るしかない。俺達が……頑張るしかないんだ!」

「赤太郎程、身を張って止められるか……自信がない!」

「馬鹿、それでもやるしかないんだよ!」


 なんか、どよめく外野の声が若干聞こえてきたような気がしなくもないが。

 今、そっちを気にしている余裕はない。

 それよりも桃介だと、私は投げ捨てた桃介をより一層、注視する。


 ずざざざざーっと砂煙を巻き上げて、地面の上を滑る桃介。

 あれ絶対、制服も顔面も砂だらけだわ。私ったら、いい仕事したわ!

 思いのほか、痛かったのか。

 地面に倒れ込んだまま、桃介はしばらく動かなかった。

 やがてむくりと肩を起こすも、なんか無言。無言で俯いて、地面についている自分の手を見ているようだ。じっと手を見る。

 やがてゆっくりと上げられたその顔は——苛立ちと、純粋な痛みで歪んでいる。

 問答無用の暴力を前にしては、どうやら取り繕うにも限界が訪れたらしい。

 うん、前振りなし・会話なしで暴力振る舞ってくるヤツ相手だと、『対話』や『ぶりっこ』みたいな話術との合わせ技を前提としたあらゆる手段が通じないもんな。私がその暴力振るってくる側なんだが。

 桃介の得意とするあらゆる対人スキルを封じられた態になる。

 そんな状況で、桃介も猫かぶりの続行は難しかったらしい。

 気合の入った舌打ちが聞こえた。あらあらはしたないわ?


「こんな屈辱、初めてなんだけど……」


 そりゃ、一国の王子をポイ捨てする輩は、そうそう滅多にいないだろうからなぁ……

 なんか考えてたらちょっと不安になって来たので、さりげなくチラッとコーラル様の様子を確認する。

 ……目が合った。そしてなんか、頷かれた。

 どうやら問題はないらしい。よし、一安心。

 お目付け役(保護者)のGOサインが出たぞー。遠慮は無用だ!

 うむうむと頷く私の様子を見ていたらしい桃介から、再度舌打ちが聞こえた。

 さっきまでの猫の皮被ってた時とは、表情が全然違う。なんて小憎たらしいんでしょう!

 私の一連の態度への不満が募りに募ったらしく、表出する負の感情そのままに言葉を叩きつけてくる。


「よくも殴ったね、父上にも殴られたことないのに!」


 不満を溜め込んだ桃介の叫びに、ふと気づくものがありまして。

 つい私は目線を上げて、桃介の顔をまじまじと見つめていた。


「……今のセリフ」

「な、なんだよ」

「『父上』のところを『親父』に変えて、もう一度(ワンモア)

「なんでだよ!?」


 はあっ!? という、桃介の若干戸惑い交じりな声が聞こえる。

 どうやら私の反応が、桃介にとっては予想外だったらしい。

 何言ってるの、この人? という感じで、理解できない人間を前にした困惑が見える。

 私もお前のセリフが別の意味で予想外だったよ。


「なに? なんなの、君? え、こんな扱いされたことないんだけど……君、もしかして視力悪いの?」

「初対面の方に案じて頂いて心苦しいのですが、私の視力は50m先にいる人物の黒子の位置を特定できる程度には良いつもりですよ?」

「なにその具体的な例え。逆にそれは目が良すぎて不気味なんだけど!?」

「視力の良さは母親からの遺伝の賜物です」

「しかも君だけじゃない、だと……!? ちょっと待ってよ、だったらその優れた視力で僕の顔もちゃんと見えてるはずだよね!? え、なのに殴ったの? 僕の事、殴ったの!? 隣にコーラルもいるし、僕の事をちゃんと認識した上で殴ったってことだよねぇ!?」


 どうしようかな。

 桃介のきゃんきゃん吠えたてる様が、なんだか段々小動物に見えてきた。

 アレだ、ポメラニアン的な。


「さっきから、何かうにゃうにゃ言っていますけど」

「うにゃうにゃとは言っていない!」

「殴られたって騒ぎますが、私は殴ってないですよね?」

「はあっ!?」


 おさらいしましょう、先ほどの一幕を。

 さあ、私は何をやった?

 桃介の足の甲を踵で踏み躙り、鳩尾に肘鉄食らわせたな。うん。

 更には割と強引な背負い投げでもって、目の前の王子を黙らせた訳だが。

 でもそれって、『殴った』とは言わないよな?

 それで、ついさっきですよ。

 私は桃介の顔面を鷲掴みにして、ちょっぴり力を込めて間を置いてから、地面にポイ捨てした。

 果たしてこれらの流れに、『殴った』と表現すべき箇所があっただろうか。


 ……うん、セーフ!

 やっぱり私は『殴って』ない!


「ほらやっぱり! 私、殴っていませんわよね!」

「詭弁だ! 暴力には違いないだろう!?」

「だけど殴ると蹴るとじゃ威力が段違いですのよ。そこは戦闘職志望の身として、しっかり、はっきり、していただかないと!」

「暴力街道まっしぐらな人間の主張だな! なんで君、そんなに野蛮なのさ!? 細々とした所作からして、貴族階級出身っぽいのに!」


 殴られた殴られたって主張する桃介先輩。

 そんなに言うのであれば、本当にしてやろうか。

 うん、お願いを叶えて差し上げるのも親切親切。

 コーラル様からの依頼もあるものね! 頼まれたからには果たすのが人情!


「良いですか、桃介先輩」

「も、ももす?」

「殴るって言うのはですね? ……こういう事を言うんですよ!!」

「!!?」


 なんかもう桃介の相手をするのが面倒くさくなってきていたのも、手伝い。

 私は勢いのまま、手っ取り早く暴力でもって桃介を黙らせる。

 さして開いていなかった距離を、力強く一歩の踏み込みで詰める。

 ぴょこんと私の側に、姿を現す孔雀明王様。

 近頃はなんかもう、武力行使するぞーって時には呼んでなくても来てくれるようになったくらい、私と孔雀明王様の絆はばっちり構築されている。


『出番? 出番? くじゃくみょーおうの出番、なのー?』


 わくわくした感じで、囁きかけてくる孔雀明王様。

 一瞬、桃介の全体像を思い出した。

 ……全体的に薄くて、細い。筋肉量、あんまりなさそう。

 見るからに戦闘向きじゃない、あの体躯。

 全力で吹っ飛ばしたら、死んじゃうかな?


 だから私は、そっと心の中で孔雀明王様にお願いした。

 速度だけ、補強お願いしますと。


 速度があったらそれだけで威力も上がるけど、まあよかろう。

 純粋な力とかその辺まで強化するよりは速度だけに絞ってる分、少しマシであることには違いない。

 私、攻略対象(王子)には必要以上に遠慮なんてしないんだ。


 特に桃介はアレだ。

 二面性のある、小憎たらしくて純粋にむかつくタイプだった。

 表向きは純粋無垢な面で周囲のイメージを高め、自分の味方を増やしつつ。

 二人きりになるや思わせぶりな言動やらよくわからん悪戯やらで主人公(ヒロイン)を振り回していた。その事を主人公が咎めると、何もわかりませんって顔で罪悪感を煽ってくるスタイルが、非常にむかついた。なんなら周囲の人間を味方につけて、主人公の善意やら何やらにつけこんだりとかしてたし。主人公のフラストレーションも高まっていた事だろうが、コントローラーを握る私の(殴りたいけど殴れないって意味で)フラストレーションも高まっていた。

 その鬱憤、今こそ晴らすべし!


 私は孔雀明王様に後押ししていただいた速度を、過分なく発揮する。

 一発一発は軽くなるけれど、速度に任せた連撃開始だ!

 質より量に特化したパンチは、私に流星を思い起こさせた。


 昨日の夜、孔雀明王様達と遊んでいたんだよね。

 先日作って献上した、机に乗るサイズの新作玩具で。

 手回し式のメリーゴーランドは、遊び心で馬のデザインにめちゃくちゃ凝った自信作だ。一頭ごとに翼やら角やらを付けたんだけど、孔雀明王様が昨夜乗っていた木馬には翼を付けていた。

 翼のある馬って、ファンタジーだよね。

 この世界、実際にいるらしいけど。


 昨夜、一緒にたっぷりと遊んだ孔雀明王様のご機嫌は最高潮!

 うきうき楽しそうに、上機嫌でたっぷりとお力を貸してくださる。


 流石に秒間数百発とか人間卒業してそうなことはできないけど、見た目が似たような(それっぽい)事は出来なくもない。あくまで、孔雀明王様のご助力があってこそのことだけれども。


「な、なんだ、あの拳!」

「ミシェルの腕が、ミシェルの腕がいっぱいに見えますわ!」

「残像だ! 凄いスピードで繰り出す連撃が、残像を生んで腕が沢山あるように!」

「な、なんて速度だ……一撃一撃を正確に打ち込んでやがる!」

「また無駄に技術力をつぎ込んでんなぁ……」

「……ねえ、誰か桃色先輩の事心配しようよ。志望職業柄、技術の方に目が行くのもわかるけど」


 だけどここで終わらせるつもりはない!

 追撃上等、もう一丁ぉ!!


「……ラストぉ!」


 私は拳の圧で若干距離の離れた桃介へと、更に距離を詰める。

 至近距離から、懐に飛び込むように。

 ……そして、懐から打ち上げる様に!


「な、ここで更にトドメだと……!?」


 私の渾身のアッパーが、桃介の顎を捉える。

 次の瞬間には、桃介の体が宙を飛んでいた。

 きまった……我ながら、怖いほどに。

 っつうか桃介にどうも武術の心得が一切なかったらしく、本当に面白いくらいに攻撃が当たってしまったんだが。全部。中には狙いが甘くって、武術を嗜んでいたら避けられちゃうかなー?って攻撃もあったんだけどなぁ。マジで全部命中しちゃったよ。

 最後の一撃なんて、桃介の顎をうっかり砕いていないか若干心配になるくらいで。


「やっべ、やり過ぎたか……?」


 つい、そんな呟きが漏れてしまう。

 そんな私に対し、遠巻き・とんがり黒づくめ集団が「やり過ぎも何も……」「アレだけやっておいて……」「今度こそ、真の意味でジャイアント・キリングに……」「誰か、担架と保健医!」「鬼の所業とはこのことか」とかなんとか、ヒソヒソと寄り集まって囁きを交わし合っていた。とりあえずうら若き十五の乙女に対して鬼とかなんとかほざいた奴は後でアイアンクロー、決定。


 しまったなー、やりすぎたなぁと思いながら、私はそっと孔雀明王様に囁きかける。

 孔雀明王様が司るのは進化や生命。

 その御力に縋れば、治癒系の術も使えなくはない。

 ……使えなくはないが、なんか相性でも悪いのか、私苦手なんだよなぁ。治癒系。

 それでも使わないよりはマシと、孔雀明王様にお願いして治癒術スタンバイ状態で3m上空に巻き上げられた後、放物線描いて相応の距離を吹っ飛んでいった桃介にそろそろと近づいていく。

 死んでないよね? うん、手応え的に、死んではいないハズ……。

 確認を取ろうと、手を伸ばす。


 だけど私の手が届くより先に、眼前で。

 桃介の体が、なんかピンクの光に包まれた。


 おおう、桃介が桃色に光っている……。


 どうやら桃介にくっついている、ピンク色の精霊様が何かお力を貸しているらしい。

 よく見ると桃介の桃色の髪の毛に紛れて、桃色の発光体が踊るように揺れている。

 ピンクの精霊とか、初めて見たんだけど。

 え、何を司る精霊様なの。


 こっちが何かする前に発光して、やがて光も収まった時。

 ピンクの精霊様は一仕事したぜ! という空気を放ちながら、桃介の髪の中に潜っていく。

 それと同時に、桃介が飛び起きた。

 私にアレだけ打ちのめされた(物理)というのに、桃介はどこも痛めた様子なく勢いよく身を起こして私を睨みつけてきた。

 そして何の溜めもなく、一気に声が迸る!


「馬鹿じゃないの!? 馬っ鹿じゃないの!!? なんで殴られたって主張されたからって本当に殴るのさ! 誰も僕の言葉を真実にしろなんて言ってないよねぇ!? こんなに馬鹿な有言実行初めて目にしたんだけど!!」

「おや、思いのほかお元気で……? おかしいですわね、打撲痕が一つもないなんて」

「気にするのそこ!? まず気にするの、そこなの!? 僕が元気に無傷だとおかしいですか、この野蛮人!!」

「いや、本気でお元気ですね。何のダメージもない様子で」

「なんで本気で怪訝そうなのさ……僕がどこの国の王子か言ってみなよ、野蛮人め!」

「桃色王国……あ。医療技術特化」

「その通りだよ、そのくらいの知識はあって良かったね!? 医療系魔法や医療系精霊術の専門家系に生まれた王子を舐めないでくれるかな! 自己治癒くらいお手の物なんだよ! そしてもっと勉強して国家の仕組みとか理解した暁に僕の事をもっと敬いなよ、野蛮人が!」

「あの、野蛮人野蛮人と繰り返さないでいただけます? 未開の奥地出身という訳ではありませんので、一応は文明人ですわよ」

「文明人を名乗るのなら文明社会の一般常識と身分社会に伴う慣習を身に着けてから主張してくれる!? 一国の王子を躊躇いなくタコ殴りにする輩がバーバリアンじゃなくって、誰がバーバリアンなのさ!」

「息継ぎなしにそのセリフ……桃介先輩、肺活量結構良いですね」

「いまソレ全く関係ないよね!! でも褒めてくれてありがとう!?」


 きゃんきゃんきゃんきゃん、吠える桃介(ポメラニアン)

 凄いな……黙らせるつもりも込めて殴ったのに、全く黙らない。

 速度重視で殴りまくったのに、マジでダメージが残っていない。

 殴った時は確かに痛かっただろうに……治ったからって、すぐにこんな元気に吠えられるものだろうか。いや、肉体的に回復したからって、精神面が回復する訳じゃないし後を引くよね。人間だもの。

 なのに、桃介はコレである。

 身体さえ治れば、精神面でも即座に回復可能だとでも言うのだろうか。

 しかも、殴られる前と後とで全く変わる様子がない。

 問答無用で殴りまくった私に対してさえ、だ。

 アレだけ殴られたら、殴った私に対して恐怖やら怯えやら芽生えそうなものなのに。

 これは純粋に怒っているだけにしか見えない。

 怒った! というところで桃介の反応が止まっている。一般的には怒っただけじゃ済まさないと思うんだけど、アレだけ殴られたらさ……ほら、他にもっとナニかあるんじゃないの?

 あの、もっと色々気にしよう? 殴った私が言う事じゃないけどさ。

 回復能力が高すぎて、痛みやそれに伴う負の感情すらもう忘れたっていうのか。

 負の感情を気にしなさ過ぎて、未知の生物を見ているような気にすらなってきた。


「聞いてるの!? 僕、怒ってるんだよ!」

「あ、はい。それは重々わかってます。けど……あの、怒ってる、だけ?」

「だけ!? だけとは何さ、だけとは! 僕、怒ってるって言ってるよね!? 怒ってる、のに、それが大したことじゃないとでも言いたいの!!?」

「お、おおう……」


 え、色々な意味で回復力が高すぎて、驚きなんだけど。

 殴られても全く変わらない桃介を前に、珍しいことに。

 私は桃介をどう扱ったものかわからなくなってきて、ちょっと本気で困惑した。



感想欄で皆様が車田飛び、車田飛びとプッシュしてくださるから……!!

……つい、出来心がミシェル嬢の行動に反映されてしまいました。


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― 新着の感想 ―
 車田鳶飛びと名前がついているのは知りませんでしたが、正にあれを脳内再現していました(笑) 描写力!
[一言] なるほど、vitじゃなくて、バトルヒーリングあるいは経時回復タイプの肉壁か……。
[一言] このピンクなら、腰を入れてス○ィーリー・ダン戦並みのラッシュを入れても良さそうだなぁ。
感想一覧
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