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王女だってお姉さまを好きになる  作者: 雪の降る冬
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夢を見る少女3

また同じようにしてモニターの映像が消え、暗闇に包まれる。そして、さっきまであったはずのモニターも不思議とどこかへと消えていた。


「先ほどからこれらの映像は‥…?」


そう深く考えていても誰の映像なのか心当たりすらなかった。ただ、なんだか懐かしさと悲しさだけがこみあげて来るばかり。まるで、胸を握りつぶされているように苦しくなってきているみたいだった。そして、時折先ほどまでの記憶を思い出そうとすると頭痛が起こる。


そうしていると、また遠くから明かりが見えた。


「これらはいったい何のために……。」


そう呟きながら明かりの下へ向かう。

分かり切っていたが、そこには例のモニターがあった。そうして、私が来ると砂嵐を映し出し新たの映像を流す。



―――――――――――――――――――

―――――――――

――――

――



みゆは目を開けるた。家にはまだ誰も帰ってきていなかった。部屋の窓のカーテンは少し開けると、空は夕焼け色に染まっていた。

ひとまず1階のリビングへと向かった。


今日はねねが遅くなると言っていたので一人で色々しなければならなかった。

まずは、外に干していたみゆとねねの洗濯物を取り入れ、たたんでおく。

たたみ終わったらソファーの上へに置いておき、次は風呂場へ向かう。お風呂にお湯を流しタイマーをセットしておき、時間になるまでソファーで横になる。

ねねがいない間はいつもこうだった。


そうして、何もせずに待ち続け、時間になるとお湯を止める。ねねが入る時間が遅くなるのでその時になるべく温かいままにしておくため、なるべく熱いお湯をためている。なので、いいお湯加減になるまでの時間つぶしによるご飯を済ませる。

朝のうちに作っておいてもらった物を冷蔵庫から取り出す。鮭のムニエルにきゅうりとレタス、トマトが盛られたサラダ。それから、炊飯器からご飯を注ぎインスタントのお味噌汁を作って完成。


時間をかけて食べ終わると、使ったお皿をきれいに洗う。その後、薬を何粒か飲む。

そうして、着替えを準備してあまり長くお風呂に浸かり過ぎないように入浴を済ませる。

それからは、起きてからしたことを軽くメモにお越しテーブルの上に置いておき自室に戻る。


「今日はまだ起きておこうかな……。」


ねねが早く帰ってこないか祈りながらこの前貰ったゲーム機の電源を入れる。

これまで1人でやるゲームは楽しいのだが、何か物足りなさを感じていた。今日もまたその感覚に襲われた。

それから1時間ほど遊んでいたが、ねねは帰ってくることはなく1人で寝ることにした。

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