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誰に言っても、止められる

不定期に訪れる、物欲。

何年かに一度くらいの割合で、特定のものが欲しくなるのだが、どこで誰に話しても全力で止められる。


「悪いことは言わないから、やめておきなさい!」


皆さん、異口同音にこうおっしゃる。

なぜ。


効果があるのかどうかはいまいちよくわからないのだけど、普段の姿勢もよろしくないし、体が伸びて気持ちいいかなと思うのだよね、ぶら下がり健康器。

懸垂がしたいわけではないからトレーニング機器である必要もなく、とりあえず転倒のおそれがなくて安全なものなら何でもよいのだけれど。


いちばん真剣に止めてくださるのは、仲良くしてくださっているお姑さん世代の奥様方である。

そのうちのお一人が本当に真剣なのは、実際にお持ちだから。実体験に基づく制止である。説得力がありすぎる。


「どう頑張っても、すぐに洋服掛けになるから!」


……たしかに、以前お邪魔したとき服が掛けてあるところを見たことがある。

説得力しかない。


我が家だと、まず夫に乗っ取られるであろう。彼は空きスペースを作り出すと即埋めにくるタイプである。「妻のために」と買ってきたものをいつの間にか取り込む天才でもある。

ぬか喜びの大盤振る舞いである。いらねえ。



こうして、今回も諦めるのであった。

きっと入手する日はこない。


やっぱり、お持ちの方は洋服掛けになってしまうのだろうか、ぶら下がり健康器。


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― 新着の感想 ―
[良い点] あら〜 私もぶら下がり、欲しいと思うのよ。 ぶら下がりたい。 でも、なんでもそうなんだけど、物を買う時、同時に捨てる時の事を考えるのです。 すると…捨てるのが面倒そうな物は諦めがつく… …
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