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炊飯器で

鍋でごはんを炊く家で育ったこともあり、結婚してから初めて炊飯器を使った。

炊飯釜の目盛りに合わせて水を入れるとなぜかうまく炊けないことが続き、あれこれ手を加えてみてもできなかったので、諦めることにした。

以来、炊飯釜に計量カップで水を入れ、米を加えて炊いている。


最近ようやくやらなくなったが、一時はよくしていた間抜けなことがある。


前に述べたとおり「炊飯釜に計量カップで水を入れ、米を加えて炊いている」。

米を洗ったあと、しばらくざるにあげて水切り兼吸水(の一部)をしているのだが、水だけは先に炊飯釜に入っていることとなる。


ごはんを炊くべく炊飯器のスイッチを入れ、しばらくすると沸いてくる。

やけに、蒸気の上がりがよい。

そして、なにも匂わない。


あれ?


ごはんを炊いているのに、ごはんの匂いがしない……?


慌てて振り返れば、視線の先にはざると米。


おおう、()()やっちまったい。炊飯器で湯沸かし。もったいないねえ。

とりあえずスイッチを切り、ふたを開け、炊飯釜を取り出す。

お湯を洗い桶代わりに置いてあるボウルに注ぎ入れ、炊飯釜には水を入れる。もう少し冷ましてから、米を入れて炊飯器にセットする。


そしておもむろにスイッチを入れ、()()()()()()()()()()()()()


自己申告をしない限り、バレることはない。はず。

食事の時間的にはそこまで影響がないから。毎回うっかり喋ってるけど。


「また炊飯器でお湯沸かしちゃったーあははー」


笑いを振りまいておかないと身が持たない。我ながら間抜けすぎて。



未だに直らないのは、予約炊飯。

夜寝る前にセットすると、割と高確率で不幸な事故が発生する。


朝起きて ふたを開けたら 水と米


これの何がきついって、弁当である。そのまま急速炊飯モードをセット、炊けたごはんをバットに広げて冷ます。ギリギリ間に合う。

弁当箱が2段でよかった。ごはんとおかずが別容器、いい……。


卵をごみ袋に割り入れたときとダメージは同レベルかもしれない。寝起きがよろしくないから稀によくある、卵の誤投入。

あまり「あるある」で語りたくない事態である。


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