豆乳ぱらだいす(写真があります)
ゴールデンウィークは豆乳で終わった。
豆乳カスタードを炊いたのだ。全卵を使うさっぱり系カスタードが、豆乳の効果でさらにさっぱりになった。あ、これけっこうすきかも。
卵のにおいがちょっときついなーと思ったものの、冷凍保存してあったはずのバニラビーンズが保存しすぎで冷凍庫の開閉に耐えきれず、冷凍庫の中でカビていたから、代わりにラムダークを投入。
ラムクリームだわこれ(入れすぎ
なぜ家にラムダークがあるのかといえば、子がまだ学部生だった頃に出た課題で酒に関するあれこれがあったから。コロナ禍でなければ、同じ科目を受講するもの同士で集まって楽しくできただろうに。家でなんかやることになるから。
母はりきりすぎました。自分が飲みたかったともいう。
でももうラムコーク飲めないけどね! すきだったな……。
さて。
いろんなものを炭にしたがる我が家の魚焼きグリルで焼けるか実験してみようと、冷凍パイシートを買いに出かけた。最寄りスーパーは無糖のパイシートを買ったところでもある。ポットパイなんかを作るのに甘くないパイ生地の方が好みに合っていて、重宝したのだ。
売ってねえ―。
むしろコーンシロップ入ってるぅーーー。
だめですね、はい。いつの間にか品物が変わっていた。とぼとぼと帰宅。
でも転んでもただでは起きてあげないのがわたしである。
カスタード、そのまま食べてもいいけどやっぱりもったいない。
折り込みパイ生地は作らないぞ。手の温度が高いから、冬以外は折込中にバターが生地と同化してしまうのだ。
デニッシュ生地で何度泣いたことか、層ができなくて。
よし、クリームパンだ。たまには食べたい。売っているものは食べられない。
先日の平焼きあんぱんの生地とは違い、油脂も砂糖も少なめのリーン生地で。
ちょう久々すぎて、包餡できねえーーーーーー(のたうち
見事に四分の一が口を開いたままである。まあいいや、焼けばどうにかなる。
パン生地に限らず、中華まん生地なんかもそうだが、具の油脂分が生地の端についてしまうと、生地同士がつかなくなるのだ。花巻という中華まん生地を使った蒸しパンや角煮まんの生地は、その性質を利用して油を塗ってから成形している。
粉二〇〇グラム分の生地で一六分割、オーブンで焼くなら一八センチの角型にちょうどよい量である。これは二〇センチフライパンで焼いた。
SIセンサーの揚げ物機能にお任せして一六〇度に設定。最初からとろ火で二〇分ほど。ふと見やれば、一部生地がふたにくっついているではないか。ふたを開けたら剥がれたね。ハゲ確定の瞬間である。
写真のパンの上面にある、部分的に白いところがソレである。あーあ。
上下を返して七~八分。焼き色がつけばよし。
クリームの流出を覚悟していたけれど、思いのほかなかった。食べるときにほぐれた程度で済んでよかった。
先日の杏仁豆腐は寒天で作った。アガーならどうか。
ちょうどあるのだアガー。使うのは初めてだけど。添付のレシピをよく読んで、でも作る量がレシピとは違うからあたまの中でざっと計算。
うん、計算間違えましたね……。
原型がどっかいった杏仁豆腐になった。
写真はシロップなしばーじょん。一応作ったシロップもかけてみたのだけど、これがまあ見事に一体化した。
「ヨーグルト?」
ちがいます。たぶん。
グラスに入れてストローさしたら飲めるよ!
飲む杏仁豆腐が作りたかったわけじゃないんだけどなあ。
計算し直してリトライすることが確定した瞬間であった。
出しっぱなしで数年使われていないサンドベーカーに目が留まってしまった。
ホコリ積もってた。反省。まずは掃除から。
そしてワッフルのレシピ本がなぜか行方不明。ベーキングパウダーで作るアメリカンワッフルのレシピ本はあるのだけど、イーストで作るリエージュワッフルのそれが見当たらない。ほんとよく物がなくなる家だね。
まあいいや。リッチ生地よりもバターが多いくらいじゃろうて(突然の老人化
パンドーロとかクグロフと同じ発酵菓子だし。
でもよくあるワッフルレシピよりはバター少なめで。ハラが敗けちゃうから。
ちょっと減らしすぎたかも。バターを少なくした分、同量交換まではいかなくとも豆乳を増やすべきであった。予定より若干生地がかためになった。
扱いやすくはあったけど。
強力粉と薄力粉を半々の粉二〇〇グラム分で、一〇分割。半分はさくらあんを包み、半分はプレーンで焼いた。
ふふふふふ。よもぎ入れ忘れたんだよ。色が映えねえ。
どこまでも締まらないゴールデンウイークであった。




