冷やし中華
暑くなると食べたくなる麺のひとつ、冷やし中華。
冷たい麺のときは野菜(というか、おかず?)が減りがちなところで、妙に野菜が乗るのが我が家である。
もっとも、野菜が乗らないといってもぶっかけうどんなどには薬味が山のように乗る。大根おろしとかおろし生姜とかねぎとか。どうかすると納豆。ちょっと異様。
これがころうどん、ころきしめんとなると途端に薬味まで量が減る不思議。あれは添えてある程度がいい。冷たいかけうどん、きしめんと思ってもらえれば。
その冷やし中華。スープに天敵がいるため、スープ付のものは買えなくなった。なんのスープも添付されていない、中華麺の生麺だけを買ってくる。
中華麺用の粉を扱っているところは知っているけれど、中力粉と同じく業務用二五キログラムしかないし、取り寄せ品である。かんすいの扱いよくわからないし、重曹で代用したら別物になりそうだし。製麺されたものがあるなら、ねえ。
そもそも不器用に定評のあるわたしに打てるのか、中華麺。
前もってスープを作って冷やしておく必要があるから面倒なだけで、手順としてはそんなに大変ではない。はず。
過去に(好奇心で)作ってみたことがあるから言えることでもある。
鶏ガラスープの素と砂糖を少量の熱湯で溶き、酢としょうゆ、胡麻油と塩胡椒を少々。好みでレモン汁を追加するくらい。これがしょうゆだれ。
ごまだれはしょうゆだれに練りごまとすりごまを追加。レモンは入れない。
サラダチキンや鶏ハムを作るときに、あえて茹でるではなく蒸す方式をとり、敷いたオーブンペーパーに溜まるエキスを流用するのもありだ。そこまでしなくても鶏のゆで汁でもいい。薄いけど。
あとは好みで、たれを冷水で薄めるくらい。
我が家の冷やし中華は具の半分くらいがレタスの千切りだから、できたたれをそのままかけている。市販の冷やし中華スープみたいになるのだ。
具の基本はレタス、きゅうり、トマト。にんじんや水菜、わかめなんかを追加することもある。
あとはハムだったり蒸し鶏だったり、プラスするならかにかま。
オプションは茗荷や大葉の千切り。
ほかにおすすめがあったら知りたい。この時点で麺見えてないけど。
一体どちらがメインなのか。
ごまだれのときは、あればかための卵豆腐。箸でつまめるくらいのかたさのものがおすすめである。
気が向かない限り金糸卵は作らない。めんどくさがって。
先日は、義母経由で親戚さんから卵をいただいた。養鶏場から直のものである。このご時世にありがたい。
確認したらヒビが入っているものがあったので、金糸卵にした。
めんどくさがりどこいった。
卵は入手すると、すべて爪ではじいてヒビの確認をするタイプである。
たまごにでこぴんする女、それがわたし。
基本的には軽い音がするところを、ヒビが入っているとこもった音がするのですぐにわかる。よほどの威力ではじかなければ、大丈夫な卵も割れることはない。
めんどくさがりでも、卵の確認は当日するようにしている。あたったらかなしい。
そんなわけで、金糸卵を作った日はしょうゆだれにした。今度作るときはごまだれにしよう。この前厚揚げと新玉ねぎを出汁じょうゆと練りごまでさっと煮たものを作ったから、練りごまはあるのだ。




