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勢いって大事

今年に入って、三十ン年ぶりくらいに何か創作話を書こうとしたのだけど、途中でちょっと寝かせたら書けなくなっていて削除してしまった。いやはや。

ある程度は書くのに勢いがいるものだなあと、あらためて実感した。

見切り発車的に投稿していなくてよかったというか。


むかーし書いたものは黒歴史化したので、実家の荷物整理の際にすべてのノートを処分してきた。今思うともったいないことをした。


友達のうすいほんは残らず持ち帰ったくせに。


中高の六年間でキャンパスノート八冊、登場人物はすべて同じの一シリーズだけど話としてはいくつあったんだっけ。ちょうザルな設定の割によく書いたものだと我ながら思う。プロットはなかった、常にいきあたりばったり。そして完結はしない、無理やりどこかで区切りをつけない限り。

文字数は不明。書いていると次第に文字が小さくなっていくタイプである。

別の話はノートそのものが見当たらなかったから、書いては回し読みをしていた当時の友人のところか、高校卒業後に処分したものの中に含まれていたと思われる。これも何冊かあったような気がするのだけど、こちらは思い入れが少なかったようであまり覚えていない。


あのキャラクターたちは、今でもわたしの中では生きている。が、あらためて出すと当時の友人たちに身バレするから出せない。

まあペンネームで既にバレバレではある。しかし、同名のペンネームの人がいないわけではないと信じている。実名だって同姓同名の人がいるわけだし。


――無駄な足掻きである。



ちょっと離れただけのはずが、光陰矢のごとしとはこういうことか。文章だけはブログなどでそれなりに書いてはいたものの、それは創作とは程遠く。

そりゃそうだ、レシピやらモニターやら、ただの記録だもの。


落ち着いて創作を考えてみれば、あれこれ粗が気になって仕方がない。もともと考えすぎるきらいがあるところをみれば当然の流れではある。

ザル設計のご都合主義で突き進めていた頃が懐かしい。設定通りにキャラクターが動いてくれないことに開き直っていたあの頃。今はそれが許せない。

結果、昔よりも考えすぎて書けなくなっている。いやーん。


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