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意図しないおさかな三昧

ねぼぉーぅした。


イレギュラー激安スーパー突撃日が幾日かあったりした今日この頃。

定休日前日に行ったときは、魚屋さんの丸ごと魚コーナーの半分近くが干物で埋まっていた。干物といいつつ漬け原材料……果糖ぶどう糖液糖……。


……。


こ、こんな日もあるさっっ。


負け惜しみにまみれながら、近所では最近手に入らなかった生の銀鮭が出ていたのを買って帰った。これは先日罪庫化した西京味噌に漬けられた。

途中で別の魚屋さんに寄り、またなんか間違っている鯛あらを買っていたりする。学習する気ないな、わたし。


別の日。


西京漬けの味噌床を埋めたくて、魚を求めて徘徊する中年がひとり。

そこそこ迷いつつスズキさん、きみに決めた。と手に取る。先日の実家へは鮭の西京漬けを持ち込んだから、続くのもおもしろくないなあと自宅用のみ。

ついでにはまちの切身を買っておく。乾燥予防に酒を振って冷凍する。下味冷凍も考えたけど、応用きくほうがいいかなと。


で。毎度のうっかり見つけてしまった。


八角。中華料理のスパイスの方ではなく、魚の。

正式名はトクビレというそうな。スズキ系スズキ目カジカ亜目トクビレ科トクビレ属。よくわからない。

とりあえず、スズキ系ということから白身だろうとは理解した。


初めて見たけど、なんか可愛いなこいつ。手に持って振り回したらいい打撃武器になりそうな感じなのもいい。


「あれ持ってこうパーンって殴ったら、痛そうだよね」


子にドン引きされた。失礼な。


「フランスパンみたいな」


あんたも大概だよ、子。


でもこの八角、骨はやわらかいようだ。鱗はとても硬そうなのに。ということは、これで殴ったらもげる?


POPに刺身用シールが貼ってあるが、自分で捌いたら食べるとこなくなりそうだから本職にお願いすることにする。

調べてみた感じだと簡単そうに紹介されていたものの、できる気がしねえ。


刺身、ちょっと思っていたのと様子が違っていたけれど、白身で美味であった。ただ、刺身をがっつり食べたいときには向いてないような気がする。

少量を楽しむのがよさそうな感じの味だった。脂が多めだからかな?



魚屋さんの水槽に、またさめ(生きてる)がいた。この店に生きたネコザメがいることはよくある。売り物なんだろうか、これ。

危うく訊いてしまうところだった。理性が仕事した。えらいぞ!

けっこう可愛い顔しているのだよね、このコ。


子はその向こうでエアレーションの泡に押し上げられてヒラヒラしていたひらめを楽しく眺めていたようだった。わたしはその存在に気づいていなかったが。あれか、身長差か。


そして帰り道にまたやらかす。

鯛あらを買った魚屋さんで、ちびっちゃいさばが開かれて一夜干しになっていたのをつい買ってしまった。鯛あらを買った日は同じくらいの大きさのさばが丸ごとで一尾一〇〇円、五尾四〇〇円という謎価格で売っていた。あの日は理性を総動員して買わずに帰ったのにぃー。


これも冷凍だね、五枚もあるけど。一人一枚というには微妙に大きな気もするけど。

さば好きだからまあいっか。


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