親子間で火花が散る季節
季節? と思ったアナタ。それは正しい。
反抗期? と思ったアナタ。合っているようでちょっと違う。
第一次反抗期であるイヤイヤ期にやりつくしでもしたのか、第二次反抗期である思春期すぎには反抗期らしい反抗を見せなかった子。
「なんでうちには反抗期がこないんだあぁぁあ!」と吠える、迷惑極まりない母。
あ、わたしか。
「反抗する理由がないんだけど」困惑する子に「反抗するのに理由なんか要るのか……」愕然とする。
そんなわけで母、謎の不完全燃焼。それもどうかと。
「反抗期なくていいね」と言われたことも多々あるけど、反抗期の子の対応とずーーーーーっと喋ってる子の対応と、どっちがいい? て話。
どっちがいいとかないと思うけどな。
ほんとずっと喋ってたんだよ、子。学校での無口っぽい姿しか知らないだろ。
人慣れしてないだけなんだぜ、あれ。
慣れなさい。「にゃー……」にゃーじゃない、にゃーじゃ。←実話。
先日、所用で出掛けたときに「荷物♪」と子がついてきた。荷物増量系自走式荷物である。
まあまあ持ってくれるから、助かるっちゃ助かる。
帰路、小銭を渡す必要ができた。普段と変わらずフツーに手渡そうとしたら。
ぱちっ☆
「いて」
「火花……散りましたね……物理的に」
「……もう、そんな季節ですか……おそろしい……」
これから数ヶ月、「ちかよらないでえぇぇぇ!」と子から逃げ回る母が発生する。
ざ・反抗期中年。
わたし帯電体質ですの、非常に困ったことに。
米を洗おうとボウル(ステンレス)に米を入れてから持とうとすると、ぱちっ☆
ドアを開けようとして、ぱちっ☆
プラ容器でも油断はできない。
手荒れで皮膚が弱ってると衝撃で割れるもんね。こわいこわい。
生体同士で火花が散るのは子とがほとんど。他の人とはほぼ触れないからなー。
おかげで、パソコンの内部をいじる作業はおそろしくて自分ではできない。
静電気防止アイテムはほとんど意味をなさなかった。つらい。




