バージョン情報カウントの謎
少し前から、とあるマージ系パズルをしている。
ゲーム自体も楽しんではいるものの、このアプリのバージョンカウントが謎すぎて、おもしろく観察していたりする。
始めた頃は、一.一.六三くらいだった。
のだが、ほぼ毎日〇.〇.〇一から〇.〇.〇二くらいずつ上がり続けていった。ちょう細かいのだ。
なんだこのカウントのしかた。
ようやく一.一.九九まできたその日。わたしは次がどうなるのか、気になってしかたがなかった。
翌日みたバージョンは。
一.二.〇〇。
あ、そこはまだ二桁あるんだ。妙なところで感心してしまった。てっきり一桁になるか、なくなるかすると勝手に思っていたから。
と、いうことは、次は一.二.〇一?
そんな期待をよそに、バージョンカウントが進まなくなって数日を過ごすこととなる。まさかの放置プレイである。いや、これまでがバージョンカウントこまめに進みすぎという話でもあるのだが。
数日後にみた数字は、一.三.〇。
ここからはそういうカウントなんだ。
一.四.〇まできたところで、また数字が止まった。
そして数日後、一.七.〇。
うん? 途中、どこいった? とはいえ、バージョンはあがっている。もう先が読めない。
そして再び一.八.〇、と数字は増えていく。
一.九.〇まできたときに思ったのは「次はとうとう二.〇かな?」だった。しかし、そうは問屋が卸してくれるはずもなく。
一.一〇.〇。
なんで?
その後も一.一〇.一、一.一〇.二と順調に進んでいく数字。
一.一〇.九の次は、何が来るのだろうか。
一.一一.〇だった。
バージョン二までが、なんだかものすごく遠い道のりだなあ。
そんなに高い壁なのか、一から二って。
ゲームをしている間にみられるだろうか、バージョン二。だいぶおもしろくなってきている。
数え方の法則がまったくわからない。そもそも法則はあるのか。
最近はゲームをやっているのか、バージョン情報を見ているのか、自分でもよくわからない。
現在は一.一一.一。
ここでまた数日止まっているから、もしかしたらまた数字が飛ぶのかもしれない。




